表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

壱話

オタクと言えば皆は、「デブ」「キモイ」等の悪い印象があるかもしれない。そして、逆に運動が得意、好きなら「イケメン」「カッコイイ」と言う印象があるかもしれない。何故そんな印象があるのか。どうして、そんなことを思われなければならないのか。


そして、ここに宮城出身の親のせいで「齊藤 政宗」という名前を授かった男がいた。政宗はスポーツ万能、眉目秀麗しかも、基本的になんでもできる。


皆さんはこれを見てどう思うだろうか?きっと、部活も運動部とかに入っているのだろうと思うかもしれないが、それは違う。


政宗はオタクだ。アニメが好きで、部活は漫研。そして、自分をブサイクだと思っている。政宗にはいろんな夢があった。それを叶えるため毎日努力などをしているが、一つだけ絶対に無理なものがあった。


その夢とは、異世界に行くことだ!異世界に行くのは基本的に無理だ。神の間違って殺されるまたは異世界に召喚されなければならない。


だから、無理だと思っていた。そう、思っていたのだ。


「あーだるいなー、何もしたくねー」


俺は漫研の部室で椅子に座りダラダラとしていた。


「政宗氏、文化祭に渡す漫画は描き終わったでござるか?」


「おー、描き終わったぞー」


鞄から原稿を取り出し渡す。先程声をかけてきた東堂は原稿を読み始めると5分で読み終わった。


「流石は政宗氏、この絵の上手さに加えて、物語の良さ。100点ですな」


そんなことを話していると突然部室の扉がガラッと開いた。


「おーす」


入ってきたのは疲れたような男、バスケ部と漫研を兼部している先輩だ。


「政宗ー、お前バスケ部に入れよー」


「嫌です」


「即答かよ、てか入りたくない理由聞いたこと無かったな」


「簡単ですよ、疲れるのが嫌いなだけです」


「はぁー、お前みたいな逸材を運動部は皆今でも狙ってるんだぞー。頼むから」


と言うところでキーンコーンカーンコーンとチャイムがなった。


「では、お先に失礼します。じゃあな、東堂」


「政宗氏、さよならでござる」


といい俺は家に帰るために靴を履く。そして、学校からでると頭痛がした。頭痛がして、俺は気絶した。



目を覚ますと目の前には騎士、王と思われる爺さん。そして、ドレスを来た王妃または姫がいた。周りを見ると俺と同じで召喚されたと思しき男が1人、女が2人いた。姫が歩きだし、俺達の前に来ると一言。


「ようこそ、いらっしゃいました勇者様。」


そうここは、俺が望んで夢を見ていた異世界だったのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ