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プロローグ
人生ってつまらないものだと思ってた。
生まれた時から両親の顔色をうかがい、そのままお嬢様学校に入り。
学校では周りの顔色をうかがい、本心を見せない笑顔のまま話す。
にこにこした笑顔の裏で
誰の言っていることが本当なのか、むしろ本当のことを言っている人がいるのか。
すべてを疑い、同時にすべてを諦めていた。
このまま親のレールに沿って生きていくんだと思っていた。
町ですれ違う男の子たちを周りが「野蛮だ」という中で、
素直に「いいなぁ」と思い、生まれ変わったら男の子になりたいと願った。
そう、願っていた。
でも神様!ここまでしてとは言ってないよ!!
始まりました、異世界転生の性転換ものです。
途中で力尽きないように頑張りたいと思います。