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カンボジァ  作者: 高橋美雪(たかはし はるき)
出発前
6/33

—005—友情確認

こんにちは、エリカです。

まだまだカンボジアには到着しそうにありません。

カンボジア国内のお話から読みたい方は

<00>に飛んでください。

申し込みが開始されると、

申込書をすぐに持って帰り、親にサインをもらい、

すぐに提出した。

誰にも「行く?」「行かない?」なんて確認しなかった。

締め切りも終わり、出発前のオリエンテーションが始まった。

久しぶりに皆に会えるな、と思って教室に行くと、

知っている人は誰もいなかった。

入り口に立ち尽くしていると、

カンボジアへ引率してくださる高木たかぎ先生が後ろからやってきて

「高橋さんね、適当に座ってちょうだい。」

と、声をかけられた。

その声に私はビックリした。

高木先生は、私の苦手な先生だったから。

引率の先生の確認なんて…してなかった。

うかつだった。

そして、なっちゃんさえ居ないこの現状…。

ぎこちなく歩いて一番近い席に座ると

高木先生が、なっちゃんは本日のオリエンテーションを休むことが告げられた。

あれ…?他には…?




結局、カンボジアに行くのは、単位の足りない、なっちゃんと、私と、その他知らない人だけだった。

友情って…。

卒業旅行はカンボジアじゃなかったの…。

エリカさん、その場のノリってものを覚えましょうと自分に語りかけた。


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