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カンボジァ  作者: 高橋美雪(たかはし はるき)
1日めっ
27/33

−026ー話し合い

廊下へ出ると、声の主は、姉さんでした。

姉さんと、秋山さんが、私たちの隣の部屋。

部屋の冷蔵庫が異臭を発しているらしい。

ふむふむ。どんな臭い??

「失礼しまぁす。」

部屋をおそるおそる開けた。

冷蔵庫はすぐに分かる位置にある。

冷蔵庫をあける。

ん??しばらく使ってなかったかな?っていう臭いはするが、部屋にいられないほど、くさいわけではないぞ??

ふむふむ。

姉さん達は部屋に入ろうともせず、外から

「冷凍庫あけて。」

と言った。

私は、言われるまま、冷凍庫をあけ、いきなり頭を突っ込んだ。

くさっ。

鼻がもげる!(方言:鼻が取れる)

くさすぎる。今まで嗅いだことのない臭いが鼻にのこる。

私はそんな部屋は、さっさとあとにして、自分の部屋に戻った。

ちょうど入れ違いでフロントの人が到着したらしく、

部屋を変えてほしいという主張が廊下から聞こえてきた。

時々、グッドスメル!!と主張するフロントの人の声が聞こえてくる。

さてさて…その頃、私達の部屋でも問題が発生していた。

その問題とは…

ベッドがかなりでかい。あきらかにキングサイズ…それよりも大きいのでは…というベッドが部屋に二つも並んでいる。

着いた時、そのベッドの上に荷物を広げて話をしていた私達。

「これだけ広かったら、朝起きて、誰か違う人が横で寝てても、わからないよね〜。」

と、笑い合った。

そんな…ちょっとした冗談が…寝る時間が近づくにつれて恐ろしさをましてきた。

そして、どちらからともなく、一つのベッドに二人並んで寝るということになった。

フロントの人のカタコトな英語対流暢な日本語の応酬を聞きながら、眠りについた。


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