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カンボジァ  作者: 高橋美雪(たかはし はるき)
1日めっ
22/33

ー021ー車

私は、まだカンボジアについたばかり。

どれだけ満足していようとも、私の10日間は、ここから始まる。

なんというか、独特な匂いがする。それから独特な雰囲気もする。

到着口には、プラカードというか、用紙を持って、押せや押すなやで、我先に到着客を捕まえようとしている。

っていっても、それぞれ目的の人が居るみたいで、ツアー名や、到着客の名前が書いてある。

それなら、そんなに全力で前に出なくても。

私たちもホテルからの迎えの人を捕まえたので、さっそく車へ。

空港の外へ出ようとすると、何やら人が大量に壁にはりついている。

空港がガラス張りなもんだから、恐い。

なんだろう。子どもも居る。

外に出たら出たで、人が寄ってくる。

タクシーの運転手さんらしい。

日本で見るタクシーの運転手さんというより、ただの、オジチャンみたい。

ホテルからのお迎えの人が、車を取りに行ってくれてるので、寄ってくる。

先生をならって、無視して車を待つ。

車が来たらしい。

これ!?失礼なことを承知で…コレ!?

……………………なんか小さくないですか??

私の目が正しければ、6人用の車に見えるのですが。

後ろのトランクをあけてもらい、荷物をつめようとするが、

スーツケース2個でトランクいっぱいデス。

困りはてる私達に、運転手さんはため息。

そして、運転手さんは、横のスライドドアを開けて、荷物を積みはじめた。

そ…そこは、私達の座席です。

トランクに乗らなかったスーツケース6個とその他荷物達を座席に

つみ終わり、運転手さんは「次はお前らだ。」と顎で座席を指した。

上に書いた通り、座席には、スーツケースが鎮座している。

「先生…。」

助けを求め、先生を見た。

先生は

「ほほほほほほほほほほほほ。」

と楽しそうに笑って助手席に乗り込んだ。

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