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カンボジァ  作者: 高橋美雪(たかはし はるき)
出発前
12/33

−011ー交通手段

私たちは、空港までの交通手段に、高速バスを一致団結して決めた。

バスにはメリットがある!

1つ、まず安い!貧乏学生にはもってこい。

2つ、乗り換えがいらない。

私たちの飛び立つ空港は、公共交通機関のほとんどが、国内線に乗り入れており便利だ。

しかしそこから連絡バスという、ターミナルどうしをつなぐバスに乗って移動しなければならない。

この高速バスに乗れば、国際線に直接乗り入れてくれる。本当に乗り換えがいらないのだ。

私の場合は、この高速バスに乗るまでに電車を1本乗るけれど。

スーツケースを持った人にとっては、乗り換えが要らないというのは、とても楽らしい。

高速バスを提案してくれたのは高木先生なのだが、

1番心を動かしたのは…。

「国際線の場合2時間前に行けばいいから…集合は10時で。」

と、高木先生は、出発最後の打ち合わせで言った。

先生…団体で行動する場合は、遅刻者のことも考えて、9時半くらいに集合じゃないの??という質問は

「来ない人は置いて行きまーす、自分でなんとかしてね。」

という言葉の前に空しく散り、本当に置いていかれると察知したた生徒達は、

赤信号、皆で渡れば恐くない状態で、皆で高速バス行きを決めたのだ。

「みんなバスなの?」

と、先生は小首をかしげ、それならと、その場で高速バスの予約センターに連絡し、予約をとってくれた。

この皆での高速バスが、どれほどこの後心強かったことか。


ーーーーーー豆知識ーーーーー

2011年12月末現在では、国際線へのバスの乗り入れは中止。

なんでかは知らないなり。

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