出会い
中三の冬
そう、ちょうど受験や入試の日
俺は、朝から姉に頼まれて電車で大阪から奈良に行き、おばあちゃんに会う
おばあちゃんは75歳で
とても元気なおばあちゃん
元気って言っても、明るいだけで
おばあちゃんの大切にしている畑を育てる元気はなくて、俺はたまに手伝いに行く。
「ばあちゃん来たよー」
「?なっちゃんかぃ?」
「だからなっちゃんって呼ぶなって」
「で?ばあちゃん今日は何手伝えばいいんだ?」
「今日は残っている野菜の収穫をしゃうと思ってなまぁ少ないんだが」
おばあちゃんの畑はとてもでかくて、少ないと言っても畑全体を見るわけで
もう終わるころには夕方までかかるだろう
「おばあちゃんもう終わったし帰るよー」
「もうちょっとゆっくりしていけばいいのに」
「みたいテレビがあるんだ」
「そうかいじゃあまた来ておくれよ」
俺はばあちゃんが見えなくなるまで
手を振りつづけた
夕焼けが眩しくて
ばあちゃんがいつもよりとても綺麗に見えた
俺は電車に乗り
疲れたのでいつのまにか
寝ていた。
ガタンゴトンガタンゴトン
「あの…ぇっと…」
誰かが俺を揺さぶる
「ん?誰だよ」
「あの…肩…」
「ん?…あっごめん」
俺は
女の子の肩に頭をおいて
寝ていた。
「まもなく○●駅」
あっ
俺の下りる駅だ…
「あの…本当にごめんな…じゃっ」
俺は女の子に謝って
電車からおりた
『あの子可愛かったな〜何処の学校の子だろう?』
俺はあの女の子を思い浮かべながら
家に帰った




