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プロローグ

こんな作品を作ろうとした深夜テンションの自分を呪います

「…………ち………お…て!」


「お…えち…んお……て!」


「お姉ちゃんおきて!」


なんだろう?久しぶりに人の声を聞いた気がする。

私はいったいどれくらい寝ていたのだろう。

あぁ…そういえば少し休もうと思ってベットで寝た気がする。

まだやりたいことが溜まってるんだけどな。

しっかし誰だよ私を起こしたの。

支度をしなければ。

「めがね め…が……ね………?」

めがねがない!?あれ?ここ私の家だよな?それにしたって周りに何も無い気がする。


 「お姉ちゃん!」


「えっと……誰だい君?」

「ここは警備が厳重なはずだけど」


 「警備ってなに?ここに来るまで誰もいなかったよ?」

 「誰かここにいたの?」


「え…?」


 「聞きたいんだけどさ、なんでこんな廃墟で寝てたの?」


「廃墟って…ここは帝都の中心部分だよ?」


 「帝都ってなにさ?」


「え…?」


 「え?」


いやいやまてまて、ここは大陸一栄えてるサンクトリア帝国の中心部分だぞ?

そういえばなんでこんなガキがここにいるんだ?

守衛はちゃんと仕事をしているのか?

素振り100回だな。

いや、もしかしたらなんらかの手違いで入って来たのかもしれない、ここは穏便に帰らせるしか。


「ジョニー!何処にいるんだ!」


ジョニーって誰だ?このガキの名前か?


「お父さん!ここに人がいたよ!」


「人?こんな廃墟にいるわ…け…な……い…」


「人いる!なんで!なんで人いるの!」


「あの〜」


「ハッハイ」


「ここって帝都ですよね?」


「帝都?」


「どういうことですか?ここ帝国じゃないんですか?」


「帝国?そんなことも学びましたね、いや〜懐かしいですね、何百年前の話してるんですか?」

「ここはザスタ森林地帯というれっきとした王国の領土ですよ?」


ま…まさか!寝過ごした!?

目覚まし時計がない!だとしても誰か起こしてくれると思ったけど、まさか帝国が滅びていたなんて。


「呪ってやる!(目覚まし時計)」


 私はニーナ・サンリトニア、立派なエルフである。

長生きしているせいか、時間の感覚がわからなくなり、いつまでも寝てしまうのが私の唯一の欠点だ。

この唯一の欠点のせいで1月寝てしまったこともあるほどだ。


一応権威のあるエルフである!

異国の武器、刀という物に小さい頃から一筋でそのおかげか帝国の近衛騎士団の指南役にまで上り詰めた女だ。


やっと安定な役職に就けたのに、まさか何百年も寝てしまうなんて。

この役職に就く前は旅したり、傭兵で戦ったり、好きな男に声をかけたら逃げられたり、道場破りしたり………

私って結構ヤンチャしてたのかな?

せめて彼氏は欲しかった。

その為にわざわざ眼鏡つけてたりしたのに。

やっぱり目つきなのかな?

目つきがいけないのか?

エルフの里ではちっこくてかわいいと言われ親に散々イジられてた私が?


こんなのが権威のあるエルフなのか不安になってしまった。


だけど一つ言えることがある



この私ニーナ・サンリトニアはどうやら大分寝過ごしてしまったらしい。



まったくの初心者、どうかお手柔らかに…


良い評判だったら続き書きます。

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