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19話

『トルギス岬の麓の村を出発した勇者浦島太郎一行は、火の神殿を目指して旅を続けていました。険しい山道を進む途中、一行は遠くから助けを求める声を聞きました。


「助けて!誰か、助けて!」


太郎が声の方を見やると、若い女性が数人のゴブリンに囲まれていました。彼女は必死に抵抗していましたが、力及ばず追い詰められていました。


「急ごう、あの女性を助けるんだ!」

太郎が叫び、一行はゴブリンたちに向かって駆け出しました。


ゴルドが先陣を切って飛び込み、斧を振りかざしてゴブリンたちを撃退しました。ユミリアは弓矢で援護し、ライオネルは強力な魔法でゴブリンたちを一掃しました。


太郎も剣を抜き、ゴブリンのリーダーに立ち向かいました。激しい戦いの末、ゴブリンたちは一掃され、女性は無事に救出されました。


「大丈夫ですか?」

太郎が優しく声をかけました。


女性は涙を浮かべながら

「ありがとうございます…私の名前はミリアンです。突然ゴブリンに襲われて、どうしようもありませんでした。」


ユミリアが微笑んで、「もう安心ですよ。私たちは勇者浦島太郎一行です。これからどうされますか?」


ミリアンは感謝の意を表し

「私はこの先の村に住んでいます。家族が心配しているでしょうから、早く戻らなければなりません。でも、その前に少しだけお話をさせてください。」


一行はミリアンの話に耳を傾けました。彼女は村の近くで最近、魔物の活動が活発になり、多くの人々が恐れていることを話しました。さらに、火の神殿周辺でも不穏な動きがあるという噂が広がっているとのことでした。


「それは気になる話ですね。私たちは火の神殿を目指しています。その情報を参考にして、周囲の警戒を強めましょう。」

太郎が言いました。


ミリアンは

「ありがとうございます。それと、村の長老が詳しい情報を持っているかもしれません。ぜひ、私の村に寄ってください。」

と提案しました。


一行はミリアンを護衛し、彼女の村まで同行しました。村に到着すると、村人たちは彼女の無事を喜び、太郎たちに感謝しました。


村の長老は一行を歓迎し、火の神殿周辺の最近の異変について詳しい情報を教えてくれました。「火の神殿の周りには最近、強力な魔物が現れ始めました。神殿内の力が不安定になっているようです。あなた方がその異変を解決してくれることを期待しています。」


太郎は頷き

「私たちが神殿の異変を調査し、解決します。ご協力に感謝します。」


一行は村で一晩休息を取り、翌日、再び火の神殿を目指して旅を続けました。道中での新たな情報と出会いを胸に、彼らは決意を新たにし、次なる試練に立ち向かうのでした。』

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