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昔のアルバム

愛しき人よ

作者: 杉孝子


誰かを愛していなくては


自分が存在しないような恐怖に襲われる


誰かを信じていなくては


自分を信じられなくなってしまう


悲しいことがあったなら


声を上げて泣く時もある


辛いことがあったなら


酒を飲んで忘れようとする


どれだけ人に裏切られても


どんな仕打ちを受けたとしても


やっぱり誰かを愛していなくては


私は生きていけない


それは甘えだと罵ってもいい


弱い男と蔑んでもいい


俺だって人間だから


間違ったことをしでかす


俺だって人間だから


自分勝手になることもある



人を愛することができる人になりたいと


いつも思ってはいるけれど


人を信じることが


どんなに素晴らしいかを分かってはいるけれど


この現実を生きて行くには


なんと重いしがらみだろう


夢に見る愛しき人よ


どうかこの私を優しく抱きしめ


子供のように


傷ついた私の心を癒してくれ


闇を怖がる子供のように


現実から離れていく私を


どうかあなたのその温もりで


私をいつまでも抱き(いだき)続けていて欲しい


お読み下さりありがとうございました。

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