表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始龍の賢者  作者: みんと
ローゼンベルク 編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/65

第39話 別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?


「しまった……! 禁術をつかいおったか……!!!? まだ防御結界が……!!!!」


 王が声を上げる。

 どうやら、敵国からの魔法による攻撃のようだ。

 禁術――太古から魔導書に伝わる、禁断の61の魔法。

 それを使用すれば、国のひとつやふたつは、簡単に滅ぼすことができるという。

 しかし――。


「これが禁断……? せいぜい中級魔法の応用ってとこだろ」

「はい……?」


 俺は魔法攻撃が城に着弾する前に、国全土に防御結界を張った。

 もちろん、城には傷ひとつついていない。

 防御結界に魔法がぶち当たったせいで、閃光や震度は伝わってきたがな。

 おそらく、国の周辺の草原は草がめくれかえってるだろうな。

 周囲の低位モンスターも死んだだろう。

 だが、国には傷ひとつついていない。俺が、つけさせない。


「そ、そんな……。禁断をくらったはずなのに……なにも起こっていない……?」


 宰相が窓から顔を乗り出して、当たりを見渡す。


「ま、まさか……これもレルギア様のお力なのですか……?」

「ん、まあな。さっき結界を張った」

「すごい……今の一瞬で……ありえない……ふつう、この規模の結界を張るには国全土の魔法使いを集めて2週間はかかるというのに……」

「そんな悠長なことしてたら、国が滅んでしまうぞ?」


 しかし宣戦布告してその直後に城を狙ってくるとは、相手はとんでもないな。

 これはこっちもさっと動かないと、なにが起こるかわからないぞ。


「伝令――! 伝令――!!!!」


 すると、さっそくまた伝令係が部屋に走りこんできた。


「な、なんじゃ……!? なにごとじゃ……!?」

「王国の外に、国を取り囲むように、数体の巨人が出現……!!!! 今現在、王国軍で対処していますが……第3防衛ラインを、突破されましたあああああああああ!!!!」

「なに……次はタイタンじゃと……!!!?」


 ほらな。相手は不意打ち上等でこちらを滅ぼす気だ。

 そうとうこっちにびびってるものとみた。

 まあ、俺を魔王扱いしてるわけだし、そのくらいの覚悟はあるわな。


「じゃあ、俺そいつら倒しに行ってくるわ……!」

「れ、レルギア様……!? よ、よろしくお願いします……!!!!」


 俺はさっそく、トカゲを呼び出して前線まで繰り出した。




◆◆◆




「大丈夫か……!?」

「だ、大賢者殿……!」


 俺は王国軍の前線基地にまでやってきた。

 そこには顔見知りの将軍が指揮をとっていた。


「ご覧ください。あれが敵国の兵器、タイタンです」


 彼が指さした方向を見ると、そこにはのっしのっしとこちらへ向かってくる人型のゴーレムがいた。


「あれがタイタン……? せいぜい泥人形だろ」

「は、はい……?」

「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」

「も、もちろんですが……。我々も試しましたが、アレに魔法は効きません……!」

「なら、魔法以外で対処すればいいだけだ……!」


 俺は、おおきくいきをすいこんだ――!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ