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たとえ自分が消えても

作者: 四月深欲



僕は死ぬ

今日死ぬ


ただ死ぬ

それだけだ


きっとマスメディアは僕の死を

僕らの死をおもしろおかしく報道するだろう


きっと世界には僕らの死を嘆き悲しむ者がいるだろう


きっと親戚や家族は悲しむだろう


きっと彼女は泣くだろう


きっと


それが嘘の涙としても



死はどんな心地なのだろう


死ぬ時はどんな気持ちなのだろう


寒いのか

暑いのか


痛いのか

気持ちいいのか


眠いのか

眠くないのか



止める人がいるだろうか

止めて叱り二度としないように注意するのだろうか


だとしても僕は死ぬ

そう決めたのだから


これは僕の選択だ

誰にも邪魔はさせない


これは僕に残された

最初で最後の選択肢だ


決められた人生を与えられた僕にたいする最後の選択肢


この世の中になってから人は新たに生まれる命の役割を決めていた

人は人の人生を決め過ぎた



大人は言うだろうか

ただの戯れ言だと

頭を冷やせと


別に恨みがあるわけではない

憎悪も

悲しみも

恨みがも

妬みもない


歓喜もない


ただ死ぬ

ここから飛び降りるだけ


僕は今









































死ぬ


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