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柳風剣銃士と英雄達  作者: 烏龍茶
9/13

オカマと蜻蛉

オカマキャラって最初は書きづらいけど段々書いてて楽しくなってきますね!

誤字脱字の報告や、アドバイスお願いします。

「えーと、どちらさん?」


三人とも頭が混乱している中、ハルクスエがその疑問に答える。


「私じゃカバーできない所を補ってくらる教官‥‥ペタロムさんとルシオラさんですよ」


「は〜い私がペカロム=ザッケロで〜す♪」


と、桃色髪の方が自己紹介をする。その後活発そうな女性も自己紹介をする。


「私はルシオラ=ザッケロ、よろしくね」


「あっどうもよろしく」


三人の中で現状唯一返事ができる荒木が答える。


「あらちょっと硬いわよ荒木くん〜?、もっとしゃっきりしなさいよ全く!」


そう言いながら凄くクネクネした動きで百足のようにせまるペカロム。


「ペカロムさん!少しは落ち着いて下さい」


「ごめんハルクスちゃん‥‥でも荒木くんかわいいんだも〜ん」


「あ‥‥どうもありがとうございます」


返事する荒木だが顔が少し青い。


「荒木‥‥そこ‥‥返事したら後がしつこいと思うぞ」


「あっらあらあら。弘くんまだあんまり動かなーい方が良いわよ?骨と内臓にダメージあるかもしれないわ〜?でも凄かったわよさっきの組手。中々の素質だわ〜」


そう言って手をワキワキしながら弘に近くペカロム。弘にターゲットが移ったおかげで安心したのか荒木がホッと胸を撫で下ろす。


「でもっ、でもっ、一番面白そうなのはっっ!貴方よ素敵よ!」


やたらハイテンションで指名されたのは柳。


「はぁ‥‥俺がどうして?」


「ふふーん。私は磨けばどうなるかわからない貴方の事が知りたいの〜よ。荒木くんの訓練に関しては私は門外オカマだしー弘くんはある程度完成されてるわ〜」


そう言って立ち上がり部屋の中心でぐーるぐーる周り始める。


「でも!加護も天授も無く!未知数100パーセントの貴方こそ今一番気になっているわ!だからこそハルクスちゃんに無理言って組手して貰ったのよ」


もはや完全無敵な大ヒィーバー状態。

そして絶好調大フィーバーな桃色オカマにストップをかけたのはルシオラだった。


「兄貴!鬱陶しいよ」


ポカンっ、と頭を殴りつけこれ以上の脱線を阻止する。桃色オカマはそのまま回転して地面につっ伏せる。


「ハルクスちゃんごめん。兄貴も次は真面目にすると思うから」


「いえ、お構いなく」


するとムクムクと起き上がる桃色オカマ。


「ごめんねぇ〜、面白そうな原石を見かけて興奮しちゃったのよ」


そう言うと今度は高速で柳の襟首を掴み引きずり始める。


「あの!すいませんっ!?」


「ま〜だ時間はあるでしょ?ちょっと借りてくわよ〜」


結局なすすべなく柳は連行されていき、道場の隣にある別館に連れて行かれた。


「なぁハルクスエ。柳は大丈夫だよな?」


柳が連行された後荒木が質問する。


「正直あの人は苦手ですが、教官としての手腕は確かですよ。多少特殊な性格ですが、人を訓練する時は殆ど私情を持ち込まない仕事人気質な人です」


どうやらあの見た目で人格だが確かな実力を持っているようだ。


「いや‥‥‥‥でもなぁ」


「あいつが色々心配だよ俺」


だが結局不安は払拭されない二人であった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「い〜い。貴方からは武術の香りは全くしないのに体術の香りムンムンの弘くんと渡りあえた要因は〜相手の行動に対する対応速度。これが一番大きいわ〜」


ペカロムの話を何故か正座で聞く羽目になった柳。

柳自身当然現状どうしてこうなったか訳がわからないのだが、お構いなしに話は続けられる。


「そしてさっきの組手から解った二つ目の事は、貴方は無闇に武術を叩きこまれるよりさっきみたいに体の反射神経に任せた戦闘方法をより洗練させた方が貴方の長所を伸ばせる」


すると突然口調が真面目風になる。

今度はいつ持ってきてたのかわからないが柳に二つ程物を渡す。先ほどの木剣に少し錘を巻いた物と、ケースに入っていた拳銃。


「あのー、これから何が」


「まぁ少し待って。あと少しで準備が終わるから」


するといきなり虫の羽音を何十倍にも増幅したような音が建物内を駆け回る。


その音源はこれまた何処から取り出したかわからないが、数十個の野球ボール大の黒い球に竹トンボのような回転する羽がついた物だった。


「これをすべて叩き落としなさい。ただし」


全てを言い終える前に黒いボールは柳に向かって作物を食い荒らすイナゴの群れのように襲いかかる。


「あっ!?」


反応が遅れていたら確実に怪我は免れなかった。とっさに床に転がったおかげで辛うじて避ける事ができた。


「怪我をしないように注意して。そして全てのを叩き落とさない限り『ドラゴンフライ』は常に貴方を狙い続け、貴方をすり減らす」


「えっ!ちょ待っ‥‥」


すると瞬間移動でもしたよう入り口のそばに立っていたペカロムは扉を閉める。


「じゃあ頑張って〜♪」


「おいおいマジか!?マジか!?」


ドラゴンフライと呼ばれた球体達が今度は蜂のように集まる。


「クソが!やっぱりこんなパターンか!!」

トンボってドラゴンフライって言いますがカッコよすぎません?

それと素手での四人の戦闘力は


ハルクスエ>弘>柳>荒木

となっています。主人公と荒木がワーストを競ってますね。

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