守護人と組織
毎日死ぬほど忙しい‥‥
誤字脱字の報告や批判批評お願いします。
ハルクスエと名乗った少女は炎の槍をこちらに向けながら喋り出す。
「ほらとっとと行きますよ」
「すいません、その槍‥‥ってか炎?って一体何ですか」
荒木の質問に対してハルクスエは槍をおろし答える」
「いちいち敬語は使わなくて良いですよー。敬語を使われるのにゃ慣れてないし」
「あっゴメン。じゃあこれからタメ口にすれけどさぁ。ところでソレ何?」
「あっ炎槍のほうですね。コレは魔術‥‥ていってもたしか貴方達の世界には存在しないんでしたっけ」
槍の表面には所々飛び出した炎がプロミネンスのように走り、その熱で周りの景色が陽炎のように歪んでいる。
「それの説明は落ち着いた所でしますんで、ついてきて下さい」
「「はーい」」
そうハルクスエがいうと炎の槍は粒子のような光の粒とかし霧散する。
「荒木さん。ひとつ話があるんだけど」
「何だよ急に」
「ハラ減った‥‥」
「いや知らねーよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
下の階に降りると、そこは整えられた芝生と果樹の庭園だった。白いテーブルや椅子もあることやさっきの博物館からここは一種の観光地なのだろうか。
かなり広い庭園で、生い茂る木々の手伝い庭園の奥が全く見えない。
「そういやハルクスエさん。監督官ってなんなんだ?俺、説明聞けてなくてさぁ」
「聞いてないんですかぁ?」
「はい」
「あちゃー‥‥監督官の説明の前にいくつか前提知識が必要ですが説明しますね」
木々の間の道を歩きながら柳はハルクスエに質問する。
「守護人というのは一応国の近衛兵団所属となっていて、其々の担当地域が決まっていますが、それとは別に所属する組織があります。それは大きく分けて四つ。『連邦軍』『聖典教会』『国営企業群』そしてそれらとは違う完全に国民が運営する『民営企業』です」
「あのさ、『連邦軍』はなんとなくわかるけどなんで企業や教会に所属するんだ?」
「守護人は強烈な戦力であると同時に、救国の英雄としても名を馳せます。つまるところ『象徴』としても大きいんですよ、そしてその英雄が所属している組織は民衆に名を知られ大きな権力を握る事も出来るとか」
一応は理解したのか柳は頷く。
「ふーん。アイドルみてーなもんか」
「中には守護人に宣伝活動をさせたり装備品に自社の名前を印刷させたり、自社製品を使わせたりする企業もいますよ」
感覚としてはアイドルとヒーローを足した感じだろうか。某アイドルグループがカードゲームになったりしていたがアレが現実になったような感覚だ。
「教会が守護人を欲しがるのは象徴として以外にも理由がありますがそれはまた、しかし守護人の大半は戦いどころかこの世界の常識すら分かりません。そのための教育係と護衛としてそれぞの担当組織から派遣されるのがにいるのが監督官って訳です」
「ふんふん。なんか引率の先生みたいだな」
「じゃあ俺も質問なんだけどこれからどこに行くんだよ。こんな森の中」
「順路通り行けば森は通らないんですけどね。まぁー今から行くのは貴方達の家です」
「家!?」
「おいおい思いっきり庭の中じゃん。俺たちここに住むのかよ」
「やだねー。虫とかいっぱいいるじゃん」
「そこら辺はついてかはのお楽しみって事で」
しばらく雑談していると森を抜けた。そこには‥‥
「おいおいマジかよコレは!」
「うっわすっげ!なんじゃこりゃ!?」
「住宅にも兼用できる中型航空機。ニーヒワッタ社製の最新モデルです」
そこには不思議な建物‥‥いや飛行船があった。とはいってもこちらの世界の飛行船とは違い気球方式ではなくジェット発動機らしい、カモメの様なシルエットの飛行船の羽には大型の発動機が付いている。
その巨体は一階建ての家を庭含め丸ごと飲み込んでもまだ余るだろう。青と白の機体は所々に不思議な紋様が浮かんでいる。
「ヒロシさんはもう乗っています。さぁ、二人ともとっとと乗り込んで下さい」
「おいおいおいおいマジっすか!やっぱり異世界つーとこうでなくちゃ!かぁー!操縦してみてぇー」
荒木は 興奮 している
「うっせーぞ荒木よぉ!」
「やっぱりファンタジーだよな!この世界!うやぁ!この世界ってドラゴンとかいるのかな?どんな料理があるだろ?エルフっているのかな?」
興奮下の状態で飛行船に乗船する荒木。そして残された柳は‥‥
(そろそろ何か食いてーなぁ)
ため息をひとつ吐くと同じくと乗船した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
少し時間が戻るが庭園に入る前にこんな会話があった。
「そういやなんで炎だしたの?」
「そぅちの方がカッコいいでしょ」
異世界でもカッコつけたがる人は共通のようだ。
なんか文章の量は増えないし説明ばっかりだし‥‥
全然話が進みませんが良かったら応援お願いします




