表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
柳風剣銃士と英雄達  作者: 烏龍茶
10/13

拳銃とスパイク

2回目の戦闘。結果自信あります!

誤字脱字の報告やアドバイスお願いします。


密集陣形をとり柳を威圧する黒い塊。柳は掴み所

のないその群れと対峙する。


「しゃらぁ!」


木剣でドラゴンフライの群れに斬りかかるが、ドラゴンフライは群れを左右に裂き攻撃を回避する。


「なぁっ!やべぇ!」


そしてそのまま左右から挟み込むように襲いかかる群れ。


柳は咄嗟に後ろに跳び攻撃を回避しようとする。


しかしその回避をよんでいたように後ろから三体程のドラゴンフライが突撃してくる。


柳は体を捻り、半身にする事で一体のドラゴンフライを躱すが残り二体の突撃は直撃する。


「あがっ!……こなくそ」


どうやらドラゴンフライは金属に近い光沢があるものの、強度や材質は昆虫の外殻に近いようだ。


そして、そのスピードと重量は確実にダメージを与える。


しかし柳は直撃させながらも、逆に思いっきり後ろに倒れる事でその二体を押しつぶす。



「痛つぅ〜くそ!ゴキブリ踏んずけたときみたいな感触ぅ!?」



軽口を叩く暇もなく、今度は絨毯爆撃のように襲いかかってくドラゴンフライ。


体を思いっきり捻りながら回転し、這いずるように立ち上がる。


案外強度は脆いものの、地面にぶつかる直前に急停止しているようだ。


わざと寝転がることで地面に攻撃を誘発させダメージを与えることはできない。


ドラゴンフライが次の攻撃態勢を整えるまでの時間に柳は自身の持つ攻撃手段を整理する。


(思ったより脆いけど中に浮いている時に殴っても意味ないよな。蹴りは……以外と役にたつか?だけど確実に落とせる攻撃となるとやっぱりコイツらかな……)


確実な攻撃手段とは先程渡された木剣と拳銃のことだ。



手に持ってみると、拳銃は銃身と弾倉がかなり大きく設計されており、所々にあるスパイクと共にまるでトンファーかメリケンサックのようにも見え、かなり異質なものだ。


そしてそもそも替えの弾倉は無く、安全装置は外してあるのか、室内で撃っても大丈夫なのかすらわからないので拳銃事態の異質さと共に使うのを躊躇わさせる。


そうこうしている内に、ドラゴンフライ達は既に陣形を整えていた。前方と後続に別れた二段構えの陣形。

恐らく前方が牽制、撹乱、後続の防御を担うのだろう。


(クソっ!これじゃ木剣だと前方で押し切られて、その間に後続をまともに喰らって押し切られる!)


そしてどうなるかはわからないが、拳銃の狙いを適当に定める。


(ダメで元々!)


突っ込んでくるドラゴンフライに対して引き金を引くとズガガガガガガッ!と黄色の閃光が銃口から発射され、前方のドラゴンフライを薙ぎ払う。


羽を焼き切り、胴を貫く閃光はそのまま後続のドラゴンフライにも直撃する。


柳の手を強烈な反動が襲うが何とか抑える。

一通り撃ちつくすと全体で10数体が落ち、その他にも何体かにダメージを与えたようだ。


(…………結構使えるじゃん!)


前方、後続共に大打撃を受けたドラゴンフライの群れだがまた隊列を組み直し突進してくる。


その攻撃に合わせるようにカウンターで突きを喰らわせる。先程とは違い相手も攻撃中だったので回避行動が鈍い。


外殻がグシャリと音をたて地面に落ちる。


それを合図に両者が全力で攻撃をぶつけあう。


ドラゴンフライの二段構えの攻撃を木剣を二、三回振り、拳銃での横に薙ぎ払うような銃撃で攻撃を妨害し六体程を落とすも柳す。しかし柳もいくつかモロに食らってしまう。


そのまま残ったドラゴンフライは柳を取り囲み、いたる方向から攻撃を仕掛けてくる。


まずは足元への攻撃をドラゴンフライごと踏み潰すことで回避。

次に背後からの攻撃に対しては接近してくる羽音を聞き分け木剣でカウンターを合わせる。

しかし木剣での攻撃に合わせて手に突撃され木剣を落としてしまう。


(やべぇ!どうしよ!)


そのチャンスに一斉に襲いかかってくる。柳も銃撃しようとするが引き金を引いても閃光は飛び出さない。


(あ………弾切れ?……やべぇ!?)


すると顔面に突撃してくるドラゴンフライ。咄嗟に防ごうとする柳だがもう片方の手は腹への突撃を防ぐために使っている。

考える時間も無く拳銃を盾にしようとする柳だがここで拳銃のリアサイド(銃身の尻あたり)のスパイクをアッパーカットのようにドラゴンフライにぶつける。

表面が歪んだドラゴンフライはそのまま地面に落下する。


(成る程ね、こう使うのか!)


急いで足元の木剣を拾い上げ、残りのドラゴンフライを数えるが、どうやら残り六体程だ。


「さぁ!こいよ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


相手の攻撃は徐々に複雑になっているものの速度や動きのクセをよみ、対処する。


木剣でカウンターを合わせ、スパイクで殴りつけていき、その六体も数を減らす。


残りは一体。その一体も胸をめがけて突撃してくるように見せかけて腹を狙うが


「見切ったぁ!なんつってな!」


逆に腹と胴に抱え混むように挟み込み、粉砕させる。そして最後の一体停止する。


「しゃあっどうだっーーーー!!!勝ったぞー!!」


腹についたドラゴンフライの破片も気にせず大声で勝利の雄叫びをあげ、自身の勝利を実感した。



後半雑になりましたが頑張ってみました。ドラゴンフライって単語多すぎたかな?

誤字脱字の報告やアドバイスお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ