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蛇足な間話、魅了・隷属化だよっ

30,000PV達成しました。ありがとうございます!

記念で話を追加しようと思っていたのですが、35,000の方が近くなってしまいました。


人から聞いた話ですが。

「後書きをちゃんと書くと、感想を貰いやすくなるらしいよ」

確かに、後書きにネタを挟む人って人気上位に居るよね……。

都市伝説でしょうか。本当なんですかね……?


今回の話は、第10話 最初のスキルを選ぼうねっ

 レベルアップしたスキルが効かなくて、絶望したヨークは2日間、部屋の中で服を着ることを禁止させられた話です。


間話、翼主人公のスキル修行だよっの後の話になります。

この世界では生産に関係無い施設、学校や図書館等の施設は、山の上に建てられる。

学校の山の中で、魅了・隷属化の訓練をするヨークは、ついに100匹を超える動物を魅了し終わった。


「ねえ、カミカ。もう100匹魅了したよね、これでミランダにもきくようになったのかな?」

「……今日の朝のミランダには効くよっ!」


魅了・隷属無効化のスキルを付けた後でヨークの元に来たカミカは、今日の朝と限定して効くと答える。

普通なら、『今日の朝のミランダ』というキーワードに訝しむ所だが、素直なヨークは、やった!と純粋に喜んでいた。


「おめでとうっ!」

カミカはヨークを止めない。そっちの方が面白そうだから。


動物的な本能で、カミカのニチャリとした笑顔に反応し、ヌシが鳴く。

「ガーー!?[今日の朝!?]」

「ありがとう、ヌシ!これで君を飼ってあげられるよ!」


残念ながら、隷属化、魅了のスキルでは動物と言葉を通わせる事はできない。

ヨークはヌシを抱えて、自分の寮の部屋に戻った。

100匹の魅了・隷属化した動物達を連れて、ハールメンのように。


「きゃっ動物を魅了したヨーク様よっ!」

「麗しいわねっ!」


一言だけ言って、二人の令嬢達は帰っていく。

この一言をいうためだけに、あの令嬢達はずっとボクをつけてきたのか……。


部屋に帰ると、ミランダは本を読んでいた。お気に入りのチート主人公の冒険小説だ。

ミランダがたまにバイオレンスな言動をするのはこれのせいじゃないだろうか。


前に悪影響を与える本はダメだと、こっそり百合小説に置き換えてみた。

死ぬほどぶたれた。

その代わり、その百合小説にも興味を持ったのか、続きを頂戴と言われた。

「面白かったなら、ぶたなくてもいいんじゃないかな!?」

そう言うと、蹴られた。ミランダはいつも理不尽だ。


「お帰り、ヨーク」

ミランダは容姿パラメータをカンストに振っただけあって、すごく美人だ。

同性でも、その声・姿にドキドキしてしまう。


魅了、隷属化をかけようとして、その前にする事に気付いた。


「ねえミランダ、ボクお願いがあるんだけど」

「……一応聞いてあげる」


ヨークはそっと服の下から取り出す。

魔力操作で小さく小鳥くらいの大きさに圧縮したヌシだった。


「……鳥?」

ヌシはミランダを見ると、翼を大きく広げながらガーガー鳴きながら歩きまわる。

ミランダの容姿カンストは、鳥にも求愛ダンスを躍らせる程度のパラメータだった。


「……ぶっさいくな鳥ね」

「ガー……」

悲しそうに落ち込むヌシを撫でながら、飼っていい?と尋ねる。

同室だけに、ミランダの意思を確認しておかないといけない。


魅了や隷属化した後に飼っていい?って聞くのは乱暴だしね。


「……私は面倒を見ないわよ?」

自分で面倒を見るなら、勝手にすればいいんじゃない?と。

「良かった。ありがとうミランダ!」


そう言うと、ミランダは顔を赤くして本に目を落とした。

ありがとう、好き、ごめんなさい。

こういうストレートな言葉を投げかけると、ミランダはいつも赤くなって俯く。


ミランダは照れ隠しに、ヨークを睨みつけて言った。

「それだけ?なら本を読むのに邪魔だからあっちへ行ってれば?」


ヨークは、にやりと笑って……窓の外を指さす。

「はっ、まさかヨークは100匹の動物を従えたの!?」

「ミランダへ仕返しするよ!魅了!隷属化!」


100匹の動物を従えスキルアップしたヨークが、魅了、隷属化をかける。

「……ヨーク様」

ミランダはあっさりとかかり、ヨークに熱い眼差しを送る。

色っぽいミランダにドキドキしながらも、ヨークはミランダに命令する。


「じゃあ、まずボクに謝る。いつもイジメてごめんって謝る!」

「……はい、いつもいじめて申し訳ありませんでした、ヨーク様」

ミランダが頭を下げる。


「ミランダ、ボクの事好き?」

「……はい、私はヨーク様が大好きです」

大好き、という至福の言葉ににやけながら、ヨークはミランダに抱きついた。


「あとは、服!服を脱いで全裸で土下座!それから、寮内一週!ミランダが悪いんだからね!」

「……はい、ヨーク様」


時間をかけて、ゆっくりとヨークの前で服を脱ぐミランダ。

スカートが落ち、白い脚が露わになる。

シャツのタイを緩め、豊かな綺麗な白色の胸元が露わになる。


そして、シャツを脱ごうとした時に……

「やめ……。服を着て、そこに座る」

言いなりになるミランダは魅力的だったが、豆腐メンタルなヨークは罪悪感で止めた。


「ミランダ、ごめんね、魅了、隷属化解除」

椅子に座らせて魅了、隷属化解除といった後で、ミランダは頭を振る。

「……私は何をしてたのかしら?」

ミランダがそう言うと、ごめんなさいと言って、ヨークは外へと飛び出した。


カミカは、そのやりとりを見てニヤニヤと笑っていた。

「……何よ、カミカ?」

「効いて無かったよねっ」

無効化のスキル付けてるんだしねっと言うカミカに、ミランダは苦笑いを浮かべる。

「……シャツを脱ぎ終わった後で、幸福から不幸にたたき落とした後、生まれてきた事を後悔させてやろうと思ったんだけど、途中でヘタれたから……」


ふう、と溜息を付くミランダ。

「まあ、悪用しなかったんだし、許してあげるわ」

ミランダは、可愛らしいヨークの姿を思い出し、頬を緩めて嬉しそうに笑った。


数分後、ドアがすごい勢いであいた。

ヨークは嬉しそうな顔をしてミランダに近づくと、こう言った。


「ミランダ、ミランダ!魅了、隷属化!ボクの肩を揉んで!後、宿題やって!これくらいならいいよね、いつもイジメられてるんだし!雑用くらいならいいよね!?」


「……」

「ヨーク、ミランダは魅了、隷属効かないよ。スキル無効化のスキルを付けてるからねっ」

カミカに説明され、顔を青くするヨーク。


「……ごめんなさい」

全裸で正座させられているヨークは、ミランダに許しを乞う。

「何を謝ってるの?」

「もう、ボクは正座をやめてもいいでしょうか。服を着てもいいでしょうか……」

「ダメよ、二日って言ったでしょう?正座を崩したり、服を着たら貴方が魅了化した動物の雄をけしかけるわよ?」


「……ごめんなさい、反省しています。ぐす……」

涙目で脚のしびれと羞恥心に耐える。どっちもヨークは限界でギリギリだった。


「それにしても、馬とか魅了すれば良かったのに。小動物だけだもの……。気がきかないわね」

「……ごめんなさい、反省しています」


ヨークがしびれすぎて無言になった辺りで、

「服を着る事はダメだけど、正座は崩してもいいわ」


ミランダは妥協提案を言う。

「ありがとう、ミランダはやっぱり優しいね!」

嬉しそうに言うヨークに毒を抜かれたミランダは、罰は罰として、と前振りを置き

魅了や隷属が効いても、そこまで酷い悪さをしなかったご褒美をあげるわ、と。


ヨークの頭を軽く一撫ですると、頬にキスを落とした。

長い後書きと他作品の宣伝も……。


悪役?爆薬令嬢は6月29日から1週間で集中してかきあげました。


当時は一日100PV程度。誰も読んでないんだろうな、と心がおられながらも、

軽い気持ちに合わせて軽い文体で楽しみながら書きました。


完結させて、久々に開いてみると……伸びてました。

楽しみながら書いた話だったので3万PVまで伸びたのはびっくりしました。


以下、ちょっぴり宣伝を……。

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『三分の二の幸せ』N4092CV

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 雰囲気を変えて、力を入れて書きました。

18日の深夜に投稿後、ドヤ顔で眠りに付きまして、翌朝……まさかのPV1桁という状態でした。


……ハハハ、昼になったら伸びるはず。

……夜になったら伸びる?


夜中の22時になってもPVが20件以下、ユニークユーザーが1桁。


こういう小説はダメなのかな、でも書いたし誰かに読んで貰いたいな……。


よし、底辺スレッド晒そう。晒した所……伸びました。

評価も沢山の人から付けて頂きました。本気で涙が出ました……。


こんな駄文を書きやがって、このクズめ!と言われている気がして(被害妄想ですかね?)

心がバキバキに折られ、投稿するの辞めようと思っていただけに、評価されたのが嬉しかったです。


タグには、底辺スレッド晒し跡地とタグが残してあります。

PV1桁から底辺スレッドに拾われたツンデレ作品。

いい意味で、書くモチベを支えられた話になりました。

-------------------------------------------

『異世界転生の雫』N4466CT

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連載です。28話連載中です。爆薬に近いノリで書いています。

大きな流れのあらすじを決めて、四回進路を変えました。

私はどこに向かってるんだ……と思いながら書いています。


趣味、昼寝。

特技あやとり。

「星馴染くんは本当にダメな奴だなあ」とネコ型ロボな気持ちで他の作品もご覧になって頂けると嬉しいです。


感想等を付けて頂けると喜びます。

 豆腐メンタルですが、基本構ってちゃんなのです。気軽に感想等を頂けると嬉しいです。

……潰れない程度にお願いします。褒められると伸びるタイプなんです、多分。

ニッチな話を書いているのは自覚していますのですが、

もしかしたら、楽しみにしてくれている人が居たりして……と妄想しています。

長々となりましたが、読んでいただきありがとうございました!


悪役?爆薬令嬢のチート転生について。

 また区切りがいい所で、話を追加できればいいなと思います。


セミがミンミンからツクツクホーシに変わりました。

夏ももう終わりなんですね……。星馴染


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