召喚から始まる地獄
「魁斗〜!起きなさい!」
うるさいなぁー、幼馴染の梨花の声が聞こえる
「なんだよ?せっかく寝てたのにさぁ」
「なんだよとはなによ!授業中寝たやつがせっかくとはなによ!」
なんだかわからないが怒ってるみたいだ。
なんでだろ?
「おいおい、ビリー君は余裕だなぁw」
こいつは俺をいつも虐めてくる武田豪太ちなみにビリーとは俺のあだ名だ
「おいビリー昼飯買ってこい!」
このようにいつも虐められている
だって、こいつは強いんだもん俺じゃ勝てねぇーし
「はいはいわかりましたよ」
ゴゴゴ…
なんだ地震か⁉︎
ピカッ!
一瞬の光とともに俺らのいた場所ではない場所に移動した⁉︎
「おお⁉︎こんなにもたくさんの勇者様が!」
偉そうなおっさんが喋りかけてくる
誰だこいつ?
「我の名はフレイク・アレクライト十五世なり!そなた達勇者を召喚した王だ!」
はぁ⁉︎ここは地球じゃねぇーの?
「まずはそなた達のステータスを見てみようぞ!ステータスと唱えるのじゃ!」
「ステータス!」
山本魁斗
HP10
MP100
攻撃力3
防御力8
回避6
なんじゃこりゃ〜⁉︎
「そなた達のステータスは平均的に全てが100じゃ!」
あれ?おかしくね⁉︎俺雑魚じゃね⁉︎
「おいビリーステータス見せろよ!」
「おいおいwビリー君雑魚じゃねぇーかw」
「クッ,そういうお前はどうなんだよ!」
武田 豪太
HP8000
MP500
攻撃力6000
防御力900
回避100
強ぇ〜⁉︎
チートじゃねぇーか!
なんで俺だけ弱いんだよ!
「ふむふむお主だけ弱いと申すかならばお主に決定だな」
んなにが?
「お主以外の皆の者集まってくれ話しがあるぞよ」
あれ?俺だけ仲間外れ?
「嫌よ,そんなの!かわいそうじゃない!」
「とりあえず奈落の場所に行こうかの?」
奈落?どこそれ?
「では我についてきてくれぞ?」
そう言って王様は部屋を出て行った
「ほらほらビリー行くぞ!」
「ああ、わかった」
「ここじゃ」
そう言って辿り着いたのは穴だった
でかいクラス全員で囲んでもまだまだ囲みきれないほどの大きな穴
「でかいね〜!」
「では始めようぞよ?
ああ神よ勇者様を見出していただきありがとうございます。そんな神へのささやかな贈り物でございます」
贈り物?
ドンッ‼︎
「へ?」
落とされた?誰に?精一杯首を回してみると
そこには,,,満面の笑みを浮かべる梨花がいた
「な、なんで?」
「梨花のために死ねよクズ!てことでバイバイ〜♪」
は?え?え?え?騙された?嘘だろ・・・
そうして俺は地獄に落とされた