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7-2

 大国の姫が、この国へ輿入れすることになった。


 時期の関係もあって、国王の婚約者より先に、大国の姫が妃となる。

 大国の姫を正妃とするか、側妃とするか。


 その時はまだ、決まっていなかった。


 決まっていないとはいえ、王に婚約者がいるとはいえ、血統や伝統などから考えても。


 伯爵家の娘ではなく、大国の姫が正妃になるだろう。


 そんな噂がまことしやかに、大々的に囁かれていたらしい。


 けれども国王は、婚約者を正妃にする、大国の姫は側妃とすると決め、決定は覆らなかった。


 そうして、先に嫁いだ大国の姫は側妃となった。


 側妃になった大国の姫へ、国王は、あまり関心を向けていないようだった。


 自分に手を出さない国王へ痺れを切らしたのか、惑わされたのか、純粋に愛したのか。


 側妃は国王でない男──侯爵と交わり、生まれたのが、ミラ。


 シャーロットとミラの、本来の血縁関係は再従姉妹(はとこ)


 だから、ミラに流れる王家の血は、君より薄い。


「それと……ミラ、殿下の、婚約者の……」


 彼に、王族の血は流れていない。


 


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