残り10日
銀凪新里主人公。北西高校に通う高校2年生
銀凪新父
銀凪美里母
天亥凛北西高校の教育実習生のだいがくせい
深海零斗北西高校に通う高校2年生
「え…?」
そんな言葉しか出なかった。
「まずなんでこうなったんですか?それに症状は?ほかにも聞きたいことがいっぱi…」
「いったん落ち着いて下さい。順を追って説明します」
「まずこの病気の原因は【不明】です」
「は…?意味わかんねぇよ!何だよその理由!理由になってねぇじゃんかよ!」
新「いったん落ち着け新里!お医者さんだって理由がわかるなら言ってる!おまえからしたら死因不明な死で理不尽に感じるかもしれないが、これは仕方ないんだよ!」
「仕方ないってなんだよ…チッ」
「では説明を続けます。まず先ほど病気の原因は不明といいましたが死因はある程度分かってます」
「なら先にさっさと言えよ!」
新「新里!」
「死因は細胞分裂の限界かだと推測されます。あなたは今原因不明の病により、体温が急激に上がったり、下がったりしています。これによりあなたの細胞はおそらく10日ほどで限界がきて亡くなる考えられています」
新里の内心「ふざけんじゃねぇなんで俺がこんな目におかしいだろうがイラつきがおさまらねぇまだやり残したこともいっぱいあるのに…あれ…おれのやり残したことってなんだ…?」
「一応無駄な細胞を一部除去することで1日程度なら延命できますが…」
「いや、いいや。この10日間悔いなく過ごすよ」
そうして僕はこの病院を駆け出す…最高の10日間をすごすために
「お子さん行ってしまいましたが…よろしいのですか?」
「新里がやるって決めたんだ。それに生い先短いあいつの人生いえるほどおれはえらくねぇ」
「はぁ…」
(結局家に帰ってきてしまった…まぁとりあえずあいつに電話で話しとくか…)
「もしもし零斗~元気してた~」
「元気してるぜ新里。お前はどうなんだ?」
「余命10日らしい」
「は?」
「余命10日らしい」
「いやいや…聞こえなかったわけじゃないから因みにマジ?」
「マジ。」
「えぇ~久しぶりに話す親友が余命宣告されてるときってどういう反応すればいいの?」
「よっしゃぁ!1キルとかでいいんじゃね」
「狂ってんのかお前、というかそれ言われてうれしい?」
「いや全然?」
「なめてるのかお前」
「そういえば久しぶりに2人であのゲームやらない?」
「話すごい変わるな…まぁいいけど」
「そういえば新里お前昔に比べて明るくなったか?」
「そんなことないと思うけど…なんで?」
「いや…なんか今のお前見てると中1のころ二人ではっちゃけてたときみたいだなって…」
「もしかしたら割り切ったせいもね。」
「だってもうすぐ死ぬんだよ?怖いと思ってたものも怖くなくなるさ。」
「まぁ確かに」
「だから俺明日学校行くわ」
「!?!?!?マジ!?!?!?」
「マジ。」
「そっかぁ…そういえばお前のクラス今担任病気だから今日いう実習生が担任の代わりやってるぞ」
「おけ」
「ンなこと言ってる間にボス死んだな。」
「ンじゃまた明日~」
「うぃ~」
(じゃあフレンドに「すみません明日午前は無理です。できれば17時位にできますか」っと)
(お、返信来てるどれどれ「わかりました。17時集合しますね」)
まぁ今日はもう、うまいもん食って寝るか!
そうして僕はこの世界の高級焼き肉店「ジヨジヨの奇妙な焼き肉屋へとはいっていくのだった」
この物語は全てフィクションだよ