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解決策

 こんなところで他の人に見つかるわけにはいかない。私は警戒しながら階段を上がっていく。

 

 ゆっくりゆっくり、音や気配に気を使いなら進む。

 

 かなり神経を使いながら進むと、正くんの入院しているエリアにたどり着く。


 すると階段の近くに茜が待っていてくれた。


 茜は私とは逆の方を向いて、私に気がついていなかったので声をかける。


「お待たせ!」


 当然声をかけられた茜は身体をビクッとさせて驚く。そして、茜はゆっくり振り返る。

 目が合うとスタスタと近づいてくる。


「美羽、来てくれてありがとう!」


 お礼を言いながら茜が抱きついてくるので、それを受け止める。


 1分間ぐらい抱きしめていたがそろそろ終わりにする為、私の方から茜に声を掛ける。


「そろそろ落ち着いた?

 ゆっくり話したいけど、ここだと目立つので正くんの病室に行きましょう。」


 私の言葉に茜が頷く。


 最初見た時は不安そうな顔だったが、今は少し目が赤いような気がするがそれ以外はいつもの茜に戻っていた。


*    *    *    *


 茜に案内されて正くんの病室に入って驚かされる。


 病室には正くんと見知らぬ女性が2人いた。しかも1人はミニスカのナースである。意味がわからない??


 え?

 この市民病院、患者さん欲しさに看護師にコスプレさせているの??

 このご時世にこの格好はアウトだろう。

 目の前のミニスカナースに呆れるのであった。


 いかんいかん、話が脱線してしまった。

 それでは、状況の確認を行おう。


 茜のピンチだが、絶対にこの2人が関係していると思われる。

 こんな時間に私服で患者の部屋に入ったり、ナースのコスプレをするわけがない。

 

 さらに正くんの表情が冴えない。

 いつもはもっと明るいのに‥。

 その表情は病気というより、何か申し訳なさそうにしている。


ピキーン


 正くん、何かやらかしたな‥。

 何かドジでもやったかな?

 私は正くんの冴えない顔を見て原因の1つだと確信する。


「それでは、1人ずつ話してくれる?」


 私はこの部屋にいる全員の話を聴くのであった。


*    *    *    *


 一人一人の話を聞いて私は頭が痛くなる。


 まさかここまで拗れているとは‥。


 私以外の4人を見て少しだけ呆れるのであった。


 それにしても女医さんが現れなければ、今頃茜と正くんは情熱的な夜を迎えていたのかもしれない。


 ただ、女医さんの境遇を聞くと無碍に責めるわけにはいかなかった。

 シングルマザーの未亡人だ。

 気苦労とかあるだろうなぁ。


 次に問題なのはミニスカナースだ。

 岩井咲とか言ったかな‥。


 話を聞いた限りだと正くんの背中を押してくれたのは高評価だが、いかんせん詰めが甘かった。

 詰めは甘かったが‥‥

 この事がきっかけで女医をハーレムに迎えられるかもしれないのだ。


 さぁ、どうやって話をまとめるかぁ‥。

 私は考え込む。


 ヨシ!

 多少力技だが、仕方がない。

 これも茜の目指すハーレムのためだ。


 私は停滞した空気を払拭する為、4人に命令する。


「正くん、今から私を含めた4人とエッチをしなさい!」


 私の言葉に4人は固まってしまう。


「どういうこと!!」


 茜が1番に反応する。


「この2人をハーレムに引き込む為にエッチをするの。

 ただ、正くんの初めては茜が欲しいと言っていたので順番は1番よ。

 で、2番は私。

 3番、4番はどっちでもいいかな。」


「えっ、私が1番なの?」


 茜が慌てだす。


「正くんの童貞を他の人に取られていいの?」


 茜は首を強く振って否定する。


「だったら茜が1番にしなさい。

 もちろん2番は私がもらうけどね。」


 実を言うと私はオマケのようなものだ。

 

 まぁ、少しぐらい役得があってもいいよね?


 

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