発熱
やってしまった‥。
まさか、岩井さんの顔に‥‥‥するとは‥。
「はぁ‥。」
人としてやってはいけない事をやってしまった。思わずため息がこぼれる。
* * * *
なに?
何がどうなったら、正の初めての顔射をこの女に取られる事になるの!?
いや、意味がわからない。
正の初めては全て私の物なのに!!
* * * *
あ〜思わずやってしまった‥。
ウフフ
これが顔射かぁ‥
暖かくて気持ちが良い‥
あ〜気持ちが昂まってくる!
* * * *
どうするんだよ、この空気!
シャワールームには水が流れる音しかしなかった。
とにかく早く身体を早く洗って出なくちゃ。
俺はお姉ちゃんと岩井さんに背を向けると、すぐに身体を洗いだす。
ムニョ
背後からお姉ちゃんに抱きつかれる。
もちろん背中にお姉ちゃんの大きな胸が当たる。
さらに‥
ガシッ
背後から手を伸ばして、俺のアソコを握る。
いや、痛いって。
「ちょっと、離して!」
お姉ちゃんが手を動かしだすので、腕を掴んで抵抗する。
ガシッ
何故か岩井さんが俺の手を掴んで邪魔をする。
「岩井さん、離して!」
腕を払おうとするが女性とは思えない力で俺の腕を締め付ける。
クッ、岩井さんがダメならお姉ちゃんだ。
「お姉ちゃん、お願いだから手を止めて!」
実の姉弟なんだ。
本気でお願いしたらやめてくれるはず。
「いやよ。
ほら、もう一度出しなさい。」
わかってくれなかったようだ。
さらにお姉ちゃんが俺の目の前にしゃがむ。
「お姉ちゃん、やめて!」
必死にお願いするが聞き入れてくれない。
「ほら、邪魔をしない。」
岩井さんが俺の手を押さえつける。
「あ〜もう!」
俺はこの日2度目の絶頂を迎えるのであった。
* * * *
「熱があるね。」
女医さんが体温計を見て俺の熱を確認する。
「抗生物質を点滴して‥」
女医さんが岩井さんに指示を出すとテキパキと動きだす。
俺はシャワーを浴びた後、熱が上がってしまったのだ。
たぶん、シャワールームでのことも原因の一つだと思うけど‥。
俺は満足そうな顔をしたお姉ちゃんと岩井さんを見て呆れるのであった。




