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その後

正がやっと廃工場から出て行ってくれた。


「ふぅ〜、やっと気にせず暴れられる。」


俺は肩を回しながら呟く。


「さっさと終わらせて、ラーメン喰いに行こうぜ!」


緊張感のない悟の声に男がキレ始める。


「おいおい、調子にのるなよ!!

お前らもさっきのボケみたいに殴ってや

‥。」


ムカつく事を口走ったのでとりあえず顔面に蹴りを入れる。


ドスッ!


鈍い音がすると男は数メートル吹っ飛んでいった。


「ヒィッ!」


この場にいた男の仲間達がその姿を見て悲鳴をあげる。


蹴られた男は歯が数本折れ、鼻から大量の血を流していた。


「謝るから許してくれ‥。」


怪我した男は勝てないと思ったのかすぐに謝ってくる。


「あのさぁ。

俺の弟に何、手を出してんの?

怪我させるとかありえないから‥。

謝っても許さんからな!」


俺が怒鳴ると男は地面に頭を付けると土下座してくる。


その様子を見ていた男の仲間達は敵わないと思ったのか、この場から逃げようするが悟はそれを許さなかった。


「ストップ。

ダメだよ、仲間を見捨てたりしたら。」


悟は先回りすると手を広げながら男の仲間を睨みつける。

顔は笑顔だがそれが逆に恐怖を煽っていた。


男の仲間は恐怖を感じたのかガタガタ震えだす。


「俺も正が殴られてムカついてるんだよ。

晶はボコって少しはスッキリしたみたいだけど‥。だから俺のストレス解消に付き合ってよ。」


悟が男の仲間ににゆっくりと近づいていく。


「ごめんなさい。許して‥。」


全員が泣きながら謝ってくる。


「ムリ。

あっ、でも大丈夫!

絶対に殴ったりしないから。

傷なんか1ミリもつけないよ。

まぁ、精神的には傷つく事になると思うけど‥。」


悟が一人ずつに耳打ちしている。何を話しているのか聞こえないが、全員が真っ青になって地面に崩れ落ちていく。


その後、彼らを街中で見かける事は無くなった。


部屋に引きこもったとか、引っ越したとか‥。

まぁ、どうでもいいけど。



*    *    *    *



「どういうこと?」


俺と正は家に帰ると速攻で姉貴に正座させられていた。

正の怪我を見つけて姉貴がキレたのだ。


何でバレるかなぁ。

こうなる事が予測できたから、助けた子に協力してもらってファンデーションとかで傷を隠したのに‥。

姉貴は正の事になるとマジで怖い。


正はすぐに解放されたが、俺は姉貴に一発殴られる。

殴られた理由は正を守りきれなかった罰であった。


姉貴曰く、悟も同罪という事で後日殴ると決めたらしい。


悟、ザマァ!


ちなみに進藤悟はその界隈では有名な男である。今は後輩に譲ったらしいが大勢のグループの上だったとか。

そんな悟も姉貴には頭が上がらない。



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