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原因究明2

 晶をアイアンクローで締め上げながら、質問を続ける。


「ここ数日、正の様子が変なんだけど何か心当たりない?」


 さらに締め付けながら晶の目をしっかり観察する。


プイッ


 晶がわかりやすく目を逸らす。


 なるほど‥

 コイツが原因か。


 私は確証が取れたので晶から手を一旦離す。

 私から解放された晶がアイアンクローの後をさすっていた。


「で、何をしたのかしら?

 怒らないから素直にゲロしろ!!」


 私はまだ頭をさする晶の脚をとると4の字固めにはいる。

 晶の彼女が心配そうにしているが、そんなの関係ない。私は晶の脚を締めあげる。


「痛い!痛い!痛い!

 ギブ!ギブ!ギブ!」


 晶が悶え苦しむが許す気はない。

 私は晶の脚をへし折る覚悟で本気をだす。


「わ、わかった!

 全部話すから!!」


 とりあえず骨にヒビが入る寸前まで締めあげると晶の脚を離す。

 するとすぐに彼女が晶に近づくと脚を揉み始める。

 ‥‥‥何だろう、いちいち健気なのが癇に障る。


*    *    *    *


 一度落ち着こうとお茶を飲むことに。


 晶の部屋のテーブルに3人で座ってお茶をすする。


「それで、正に何をしたの?」


 ざわつく心を落ち着かせると晶に質問する。


「特に何をしたわけじゃないよ。

 ただ、正がゲームを貸して欲しいって言うから貸しただけ。

 なぁ?

 俺は悪くないだろ?」


 ギロリと晶を睨みつけるが、嘘は言ってないようだ。


 どう言うことだ???

 私の最高の身体を見て、性に目覚めて‥

 晶にゲームを借りる???


「で、何のゲームを貸したの?」


 何だろう嫌な予感がする。


「『上級生』ってゲーム。」


 あっ、心配して損した。

 わりかし普通のゲームそうだ。

 じゃあ、何が原因で正がいろいろな女とイチャつくようになったのだ???


「晶、それって18禁だよね?」


 いけ好かない女が晶との会話に入ってる。


 ん?

 18禁???


「晶。

 どんなゲームが詳しく説明して‥。」


 自分でも驚くほど低い声がでる。


「どんなゲーム?

 普通のゲームだよ。

 女の子と仲良くなって、デートをして、告白して、Hするゲーム。

 あっ、頑張ったら複数の女の子とH出来るよ。」


バチャ


 私は晶にお茶をぶちまけると叫ぶ。


「お前が原因か!!」


 晶の彼女が死ぬ気で止めなければ、私は晶を締め殺していたかもしれない。


*    *    *    *


 体力が尽きたのかベッドに横たわる二人。


 私は晶の胸ぐらを掴むと首を締めあげる。


「たすけて‥。」


 晶が命乞いしてくる。


「別に殺したりしないわ。

 とりあえず私の言うことを聞いてくれない?

 正が次にゲームを借りに来たら、実の姉と恋愛してHして子供をつくるゲームを貸しなさい!ライバルは少ない方がいいわ。

 百歩譲ってハーレムになっても、姉が入らなければ駄目だからね。

 わかった?」


 私が脅しをかけると晶は何度も頷いてみせるのであった。

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