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カラオケ6

 あらあら、ヤンキーの子は出て行ってしまったわ。

 これだから最近の娘は‥。

 あの娘は朝日奈家には相応しくないから不合格として‥。

 この派手な娘はどうかしら?


「わ、私は正くんと仲良くしたいと思ってます。お姉さんに交際を認めてもらえると嬉しいです。」


 !!!!

 私の耳が悪いのかしら‥。

 今、交際って言ったの??

 この私に正との交際を認めて欲しいですって!!

 何て生意気な!!


 怒りで頬をピクピクさせる。


 渚の発言で部屋の空気は凍りついている。


 茜としてもここで渚を怒鳴りつけるような醜態は晒したくないので、心を無にして怒りを収める。


 全てが想定通りに進んでいたのにまさかのギャルに狂わされてしまうとは‥。この娘、大人しい顔して案外キモが座っているかも‥。

 念の為、警戒対象リストに加える事にした。


*    *    *    *


「店長、何か落ち着いたみたいですね。」


「ちっ、面白くない。

 女の子が飛び出したのがピークとは‥。

 私はもっとドロドロとしたドラマが目の前で見たいのよ!

 ほら、水をかけるやつとか!」


「いや、無理でしょ。

 あの子達、何にも注文しないので‥。

 あっ、今日の売り上げ大丈夫ですかね?」


「‥‥‥‥

大丈夫なわけないでしょう?

 店、臨時休業したし‥。

 とりあえず3人とも今日は無給ね。」


「え?」


「え?じゃないわよ!

 皆んなが見たいって言うから、仕方なく私は従っただけよ。

 そもそも私はあんまり興味なかったし‥。」


「うぁ〜最低‥。」


「高梨さんずっと黙ってるけど、どうしたの?」


「私もあの中に参戦してもいいですかね?」


「「はぁ?」」


「いやぁ、何か面白そうじゃないですか?

 ワンチャン、私にもチャンスあるかもじゃないですか?

 目の前にリアルラブコメが行われてるんですよ!

 私もヒロインになれるかも!」


「無理!」

「無理だと思います。」


 店長と大橋君は無理だと笑っていたが、高梨日葵ひまりは本気だった。正が次にこのカラオケボックスに訪れた時、本当に交際を申し込む事になるのであった。

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