見学1
「こ、こんばんは!
か、杜若 雫お送りする夜の集いを始めたいと思います。」
『こんばんは!』
『こんばんわ!!』
『ん、噛んだ?』
『どうした?』
『噛むとか珍しい。』
いつものように配信はスタートしたが、冒頭から噛むなどしたのでリスナーが異変に気がつき出した。
「あっ、ごめんなさい。
ちょっと緊張しちゃって‥。」
すぐにフォローにまわるが逆効果だっだ。
『緊張?』
『どうした?』
『言葉遣い変じゃない?』
『緊張してるの?
親でもいるw』
「親だったらそんなに緊張しないけど‥」
緊張のせいで、心で思ったことが口に出てしまう。
だが、余計な事を口にしてしまったので、高橋美羽に睨まれてしまう。
「あっ、ごめんなさい。」
高橋美羽に睨まれてしまったので、思わず謝ってしまう。
『おいおい、どうした?』
『大丈夫?』
『配信に集中してよ。』
『これはこれで、ヨシ。』
グダグダになってしまうが、リスナー達は耐性があったのでそこまで荒れる事はなかった。
「何か、いろいろごめんなさい。
ちょっと知り合いが配信を見にきていて‥
余計な事は言うなと‥
あっ、ごめんなさい。
ちょっと、心を落ち着かせる為に突然ですが歌います。」
『え、何で?』
『唐突すぎる!』
『いきなり?』
『草』
『wwww』
『なぜに?』
『おもろ!』
雫が突然歌い出したのでリスナー達は面白がって、配信はおおいに盛り上がるのであった。
ちなみにこの配信の場には、マネージャーの小夜香と見学の高橋美羽。
そして、何故か朝日奈茜の姿があった。