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前章までのあらすじ+プロローグ【シーズン2】

未来予知のできるエリゴルはモルカナ国の仲間(オレッ娘姫様のマルバス・性別不明のキユリー・マルバスの妹バティンなどなど)と共に、魔王国討伐のための同盟国作りを目指して国々を旅します。


マルバスの母の仇である犯罪組織“闇星”や災厄の獣どもである“十二死”などのいろいろな敵と闘いながら、やって来たのは……。

【前回までのあらすじ・シーズン2】


 インテンブテスター・ノックスという町にやって来た。濃い霧でさんざん苦労したエリゴルたちは酒場に逃げ込む。

しかし、不幸にも酒に酔った1人の女がエリゴルに絡んできた。

『謎の高身長年齢上の女性』である。

彼女がエリゴルに絡んでいくと、それを静止しようと試みた他のお客さんがいた。

普通なら、ここで謎の高身長年齢上の女性はしぶしぶ引き下がるはずだろう。

だが、謎の高身長年齢上の女性は違った。彼女は何の迷いもなしに他のお客さんを撃ち殺したのである。

その時、エリゴルたちは謎の高身長年齢上の女性から


“人が人を殺せない”というルールがあること・この夢の中の国の現王にして化物がいること・その化物が“神の鐘”という物を鳴らせば全てが元通りになること


を告げられた。

そして、鈍い重い……ゴォーンという音がまるで呻き声のように響いてきた。これが“神の鐘”の音。

エリゴルたちがその鐘の音に不快感を抱いていると、どうやら本当に死者が蘇るらしい。

その鐘が鳴り終わった後、元死者たちが何事もなかったかのように蘇り、店は大繁盛。


一気に雰囲気が変わってしまった店内をエリゴルたちが眺めていると、その人混みの中から声がする。それはエリゴルたちのことを呼んでいた。

その人物は人の話を聞こうとしないし、性別不明だし、そして話が長く、さらに一人称が“天才の僕”。

その人物の名前は『プルフラス』で、どうやらプルフラスがキユリーに伝言を頼んだ張本人であった。




 さて、プルフラスに連れられて店を出たエリゴルたちと謎の高身長年齢上の女性。

どうやら、この3組の目的は“どちらもこの夢の中の国から脱出したいと願っている”という点で同志なようだ。

ひとまず一時共闘ということでしぶしぶ僕と謎の高身長年齢上の女性は手を組むことに……。

その最中、2人の握手を邪魔するように、プルフラスは「簡潔に言うと脱出する方法は“神となった巫女を再起不能にする”ことだ」という大事な話をエリゴルらに伝えてくれた。

だが、謎の高身長年齢上の女性はその難しさを誰よりも知っているらしく、数年かかっても倒せていないらしい。

しかし、プルフラスはエリゴルだけが必要だったと、まるで謎の高身長年齢上の女性を無視するような態度でエリゴルに接してくる。

不要であると告げられた謎の高身長年齢上の女性は苛立ちをぶつけることなく心に圧し殺して部屋を後にした。




 部屋に残されたプルフラス=【魂の魔法使い】とエリゴルは会話を行う。

プルフラスが話すのは他の世界の英雄たちの物語だ。

それを聞いたエリゴルは、プルフラスは人への心ってのを知らないということを身に染みて理解した。

そこからエリゴルはプルフラスとは距離を置くようになっていくのである。




 プルフラスとの計4時間にも及ぶ会話は終了。

エリゴルが野外に出ると、そこではキユリーが雪でカマクラを作って遊んでいた。

外には2人きり。これはボーナスチャンスだとエリゴルは考えた。


そして【長文章のキユリーとのR18になりそうなギリギリのスキンシップ】を行う。


全てが終わり、エリゴルはキユリーと約束を行った。それは“あの人を守る”という物であった。


さて、キユリーとのスキンシップを終えたエリゴルたちを地震が襲う。

さいわい、地震による被害はなかったがフレンドちゃんいわくそれは謎の高身長年齢上の女性が起こした地震であったらしい。

どうやら、謎の高身長年齢上の女性は山ひとつを消し飛ばしたらしい。

その後なぜか、エリゴルの左目が疼き、未来予知が発動する。



 さて、エリゴルが未来予知を見終わった後。

エリゴルは謎の高身長年齢上の女性を迎えに行くことになる。

しかし、その道中でエリゴルの秘密がフレンドちゃんにはバレていたことが明らかになり、仕方がなくエリゴルはフレンドちゃんに未来予知の件を相談。

だが、フレンドちゃんもさすがに未来予知の件の意味についてはわからなかったようだ。

その後、エリゴルとフレンドちゃんは謎の高身長年齢上の女性と再会することができたのだ。




 敵である神となった巫女の居場所は天山“エーインヘリュル”という山の上であった。

エリゴルとキユリーとフレンドちゃんと謎の高身長年齢上の女性の4人は頂上を目指す。

ちなみに、プルフラスはエリゴルへ“謎のフード付きローブ”をプレゼントし、どこかへ行ってしまっている。

さて、こうして4人がたどり着いた頂上には神社が建てられていた。

そして現れる『十二死の未』=『神となった巫女』。

こうして始まるのは謎の高身長年齢上の女性と神となった巫女との闘い。

早速、先に攻撃を仕掛けを仕掛け始めたのは謎の高身長年齢上の女性だった。

だが、彼女の攻撃は『神の羊毛』という完全防御能力の前に歯が立たない。

そこで謎の高身長年齢上の女性は『呑天結界 混合冥王撩乱』を発動。

神となった巫女の肉体を破壊するほどの攻撃を与える。

こうして、神となった巫女は謎の高身長年齢上の女性に敗北することになった……。




 だが、周囲の光景に変化が。

気がつくと謎の高身長年齢上の女性はまだ神となった巫女と対面しただけだのだ。

謎の高身長年齢上の女性は何が起こったかわからずに混乱している。

その隙に神となった巫女は彼女から武器を奪い、謎の高身長年齢上の女性を射殺する。

これで1人脱落。




 目の前の光景によりこのままでは危険だとエリゴルとキユリーは判断する。

キユリーを逃がすためにエリゴルは囮になることを決意する。

しかし、エリゴルは囮として神となった巫女に挑むも、脅威にもされない。

このままではキユリーが危ない。そう判断したエリゴルは神となった巫女を追いかけるために、神社の階段から足を踏み降ろす。

だが、再び周囲の光景に変化が。気がつくとエリゴルは階段から足を踏み降ろしておらず神社の境内に立っているだけだった。




 キユリーが殺られた。これで2人脱落だ。

エリゴルはキユリーの敵討ちを行うために全力で神となった巫女を殺そうと攻撃を仕掛ける。

だが、どれ程無理をしても神となった巫女には傷ひとつつけられなかった。

神となった巫女が負傷したエリゴルの顔を確かめようとする。フード付きローブを着ていたエリゴルの顔を判別したかったのだろう。

だが、そのローブを着ていたエリゴルは、エリゴルではなくフレンドちゃんだった。つまり、エリゴル自体が囮だったのだ。

神となった巫女はそれに気づくことができなかった。そんな彼女にに襲いかかる1人の男。

それが本物のエリゴル。本物のエリゴルは隠れてチャンスを待っていたのである。こうして、青き短刀で彼女を突き刺すことに成功した。エリゴルは神となった巫女を攻撃した。

だが、再び周囲の光景に変化が。




 今度は丘の上。神となった巫女とエリゴルとの2人きりの状況である。

ここで神となった巫女は語る。


これまでの全てが『胡蝶之夢』という必殺技で夢を見させられていたこと・エリゴルが運命の人であったこと・この世界ごとエリゴルを呑み込み1つになること


こうして、神となった巫女は世界を呑み込もうとする。このままでは世界が終わる。ここで神となった巫女を殺さなければ全てが終わってしまう。

だが、エリゴルは神となった巫女を刺し殺すことはしなかった。

なんと、エリゴルは自分自身の心臓を刺して自決したのである。




 自決したエリゴルは不思議な空間で『アモン・ゴエティーア』という謎の高身長年齢上の女性ソックリの女性と出会う。彼女は『予言書の付喪人』であり、なんとプルフラスの愛弟子だった。プルフラスとアモン・ゴエティーアとエリゴルという3人での銭湯。


一方、その頃、神社に残された神となった巫女は死体に自分の想いを語り、エリゴルを生き返らせるために“神の鐘”を鳴らす。




 さて、こうして結果的に生き返ったエリゴルとキユリーと謎の高身長年齢上の女性。

しかし、神となった巫女に力では勝てない。それは3人ともわかっていた。

なのでエリゴルはアモン・ゴエティーアとの時間をヒントに突破口を見つけ出す。

それは神となった巫女の本名を発すること。

神となった巫女の本名は僕しか知らない。

神となった巫女に本来の名を告げることで、彼女の神となった巫女という特徴を本名で上書きし認識させるのだ。

その作戦は大成功。神となった巫女が持っていた十二死の力は失われていく。

だが、エリゴルは少女を殺すことなく、十二死の未と少女の体を分断したのだ。




 これにて十二死の未との闘いは終わった。だが、そこに乱入者が現れる。

その乱入者は十二死の未と『十二死の丑』を回収しにきたのだ。

それは水行の死者『フォカロル・ハーデス』。彼はプルフラスを不意打ちで襲い、内臓をグチャグチャに、さらにエリゴルの腹部に水弾で射撃して腹部に負傷。

実は、事前にプルフラスは夢の中の国からみんなを脱出させるためにゲートを用意していた。

しかし、プルフラスが死にかけている状態ではゲートを維持するのは難しい。

そこで十二死の丑は正体を現し、プルフラスを補助することを決意した。これまで必死に隠してきた正体を顕にしたのである。

だが、エリゴルは十二死の丑を置いていくつもりはない。別れたくはなかった。

それでも、エリゴルは最後に十二死の丑の決意を尊重し、必ず戻ってくることを約束させる。そして2人は別れた。再び会えると信じて……。







─────────────

【次章プロローグ】


虹武将。それは“宝石の大陸トウエイ”にある帝都を守護する最強の7人衆。そして大陸中の子供たちに大人気の将軍たちである。


赤:不死身のフェネクス

橙:正直者のマルコシアス

黄:最強最煌のベリアル

緑:追跡のバルバトス

青:天気のクロケル

藍:友情のウヴァル

紫:不動のアガレス


この7人衆は王都を守護し、大陸を守る正義の味方。

彼らは大陸を悪の手から救う正義の味方。

彼らこそが最強の7人である。







新しき旅立ち、客人と共に。

冷酷な王の下に虹が集いし王の國。

平和と自由に縛られし民たち。変革を求め反する騎士たち。

それでもこの帝都は今ここに。

悪、闇、獣を打ち倒し。伝説は根を張り伸びていく。

けれど、伝説は過去の物。

傷ができればこのように。誰も知らずに、今はもう。

沈んでく。沈んでく。


新章『虹駆騎帝国レガァリア』

これにて年越し毎日連続投稿期間は終了です。

次週より今まで通り1時投稿とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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今回の話もどうかあなたの暇潰しとして役にたちますように…。 気に入っていただけたら是非評価でもポチッと押していただけませんでしょうか。モチベーションに繋がりますので…。星1でも構いません!! ★これ以外の作品☆付喪神の力で闘う付喪人シリーズ
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