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助けた猫と冒険旅行  作者: とうふビール
10/12

素材集め

          10



翌朝、目覚めるとミナの顔が近くにあった。


「うおっ!!?」


「おはよう!ショウ」

「何だ?どうした?」

「寝顔が可愛くて見てました。」

「あ、そうなの。……マミは?」

「今シャワー浴びてますよ。出たらショウも浴びてくださいね。」

「うん、そうする。」

ふわぁっとアクビをして身体を伸ばす!ルナも起きてる様だが寝そべっている。


「さっきリグルが来て食事する場合は声をかけてくださいって言ってましたよ。」

「了解。シャワー浴びたら行こうか。」



準備を終えてギルドに向かう。素材採取のクエストを受け街の西に向う。


西側は海岸が続いていて、遠くに山がある。あのやまの向こう側には住んでいた村があるはずだ。つまり島を一周してきたことになる。

まだ行ってない場所もあるが一通り周ったと言えなくもない。

だいぶ成長したな。

俺は今やなんと50レベルになっていた。ミナは27。ルナは25。マミは29だ。カエル倒したからかな?

強いな。

これでもカエルは苦戦した。普通の冒険者なら死んでるのも頷ける。


海岸の魔物は貝や亀、海藻や砂の魔物。他に魚系等色々いる。亀の甲羅は軽くて丈夫で良い防具が作れるらしい。

目的はソイツだ。

亀がいるのが見える。しかし歩けども近づかない。ソイツは遠近感が狂うほどデカかった。


10メートルクラスか。見た目通り動きは遅いが防御が高い。メイスで殴っても甲羅は無傷だった。弱点は尻尾。

巨大な足や顔を攻撃し気を引きつつ、ミナに尻尾を攻撃してもらう。1度の攻撃ではたいしたダメージが通らない。ルナにも尻尾に回ってもらい、俺とマミで顔と足を狙う。マミは目をねらっている。

亀の癖にたまにブレスを吐くらしいので注意を怠らない。

唐突に甲羅に潜る。どうやらダメージが大きくなってきた様だ。


マミに魔法で頭の穴を攻撃してもらう。

どうだ?

手足は完全に中に入らない様なので見えてる範囲を攻撃する。

こいつひっくり返したら楽勝じゃないか?と思うが、でか過ぎて無理か?

しかし出てこないな。構わず攻撃を続けると流石にたまらなかったか身体を出して移動しようとする。足がヨタヨタしているのでもうすぐか。

怒ったのか、一声唸ると、ブレスを吐き出した。遅いから問題なく避けられるが。

「しぶといな。頭狙うか?」

「もう一度尻尾行ってきます!」

ミナは駆け出す。


「ヴォォォ」亀が鳴いて暴れ出す。

どうしたんだ?

「尻尾を切り落としてきました!」

「よし、トドメといこうか」

全員で頭を滅多打ちにする。喰われない様にきをつけながら。

「ヴオォォ…」

目に力が無くなりようやく倒れる。


「やっとか。危険は少なかったが、防御力と体力が凄かったな。俺達の火力不足かもしれないけど。」

「確かに硬かったですね。」

「魔法が使えればもっと楽だったかもしれないですぅ。」

「ガルゥ」


うーむ。転職するか?まぁもう少し様子をみようか。

リカバリーならミナも使える。防御力アップやスピードアップはあまり使わないし取り敢えず覚えたし。キュアもある。

ミネスタ戻らなければならないからなぁ。


または武器強化するか?しかし販売品はあまり変わらないし。



1度ギルドに戻り甲羅で防具を作れるか聞いてみる。ロックタートルの甲羅は軽いし丈夫だ。何か作ってもらおう。


大きいので鍛冶職人が引取り、そこから防具やが注文したり出来た防具を買ったりするらしい。

職人を紹介してもらう。

「ギルドまで来るから休んでな。来たら呼んでやるよ。後、カエルはもう少し時間をくれ。遅くなって済まない。」


ギルドに併設された酒場でしばし休む。

「あの甲羅で何か防具作ろうかと思うんだけど。」

「うーんどうでしょうか?アタシは今のままでも十分だと思いますけど?」

「ミナは胸当てと頭に何かあると良いかなぁって思ったんだけど、どう?」

「ああ、それくらいなら良いかも。」

「マミも胸当てと腕の部分に小さな盾みたいなのいらない?」

「ああ、なるほど〜。盾は良いかも知れないですねぇ。」

「俺もコートの内側に胸当てと帽子があっても良いかな。後腕につける盾も欲しい。ルナは成長しそうだしいらないだろうか?よくわからないな。」

「そうだ、衝撃吸収する素材って無いかな?」

「うーん?ショーゲキキューシュー?」

「ああ、解らないか?えーと、スライムっている?」

「いますよ。」

「スライムって殴ったりしてもあまり効かないよな?あーゆう感じの。堅いんじゃなくて、こう、ムニッとしてるもの。」


「え、そ、それっておっぱぃ…」

「……おっぱいじゃ無理ですよねぇ。」


「おっぱいのわけねーだろ!……例えば、今の服であの亀に踏まれたとすると服は無事でも着てる人は潰れるよな?衝撃を逃がせれば踏まれても無事だ。」


「えっ!!そんなものあるんですかっ?!」

「いや、あればいいなって話だ。身体を蹴られたらダメージ無くてもよろけたりするかもしれないだろ?でも吸収出来ればよろけるのを減らせるんじゃないかなって思ったんだけど。」


「アタシが知ってる実でムニッとした果実があるけど、収穫後時間が経つと腐らないかな?」


「腐りそうだなぁ。まぁ無けりゃ良いや。あったらいいなって思っただけだからね。」


そんな話をしてるうちに職人がきたようだ。


「あんたがショウか?」

「そうだけど、職人の人?」

「ああ、アヒムだ。防具を作りたいって?」

「そう、あの甲羅で頼めないかな?」

「いいぞ、何がいいんだ?鎧か?盾か?」

「えーと、胸当てと腕に付けられるように小ぶりの盾が良いんだけど。あ、ヘルムも良いかなぁ、でも蒸れそうか。あ!鬼蜘蛛の糸で帽子編めるっ!?」

「何となく分かるが、どんなものだ?後、編み物は出来ん。それは服屋だ。」


受付から紙をもらって胸当てや盾の絵を描いてみる。


「……これで役に立つのか?」

「ウチのメンバーはスピード重視だからね。軽くて丈夫で動き易いものが良いんだ。」

「ふうむ。まぁお前たちが取ってきた材料だからな。やってみよう。」


「よろしく!完成前に様子を見に行くよ。」



「良し!あと服屋に行こう!あの糸で帽子が編めるか聞いてみる!」

「じゃ仕立て屋に行ってみましょう〜」



仕立て屋でも、帽子の説明をした。やはり絵を描いて。こっちも興味を引いたのかやる気を持ってくれた。鬼蜘蛛の糸をどっさり置いてお願いしておく。


それから数日、狩りをして過ごした。

カエルの素材が攻撃を滑らせ受流すのに良いと判明した。ただ使いどころが難しい。

腕に付けたとして滑らせた攻撃が身体にきたら危ない。

まぁ達人なら滑る方向を考えて使えるかもだけど俺には無理だ。なので全て買い取ってもらった。

20万ゴルになった。魚やカニ等売れるものは売っておく。テーラーメイドにいくらかかるか解らんからな。


何度か様子見に行ったが胸当ては順調だ。盾の方は難しいらしい。腕の部分だけに盾をつけると衝撃で回転してしまってガード出来ない。

なので肘から手の甲までのサイズにして腕全体を覆う形になった。まぁ篭手だな。これは俺とマミに。

軽いので使いやすそうだ。余った甲羅を、買い取るので代金は要らないらしくむしろ金を貰った。

帽子の方も大体思ったとおりの出来映えて満足だ。

ミナに似合う。シンプルなニットキャップタイプで筒型だ。帽子は全員分だ。

多少強化された。だが相変わらず火力不足が課題だ。



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