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お金を稼ぐには

まぁしかし、対アンデッド戦の為に色々と買ったせいで

俺の能力は向上したが、金が無くなってしまっている。

旅の金はイリアさんが出してくれると言っていたが

流石に、その道中で何かあっても困る。

出来れば、何か1日で稼げるような仕事はないだろうか?


「うーん…」


お金の事情をマリス達に話すというのはちょっと恥ずかしいから

ここは1つ、自分で何とかする方法を探してみるのもありか。

とは言え、1日で金を稼ぐ方法なんて殆ど無いけどな。


「どうすれば1日で…」

「何か困ってるの?」

「ん? あぁ、アイルーか」

「伸ばさないで、アイルだから、なんで伸ばすのよ」

「そっちの方が呼びやすいから?」

「1つ行動増えてるのに? まぁ良いけど。

 とりあえず、どうしたの?」

「えっと、お金をね、1日で稼げる仕事ねーかなって」

「あるわよ?」

「マジで! どれ位稼げる!?」

「かなり?」

「おぉ! どんな仕事だ!?」

「身体を売れば結構…セイナちゃんなら一部の層なら超大金を出しそうだし」

「あ、そう言うのは良いです」

「そりゃそうよね」


そうだった…ここはエロRPGの世界だった…そう言う商売があるんだな。


「後アドバイスだけど、1人で街を出歩くのは止めた方が良いかも知れないわよ?」

「なんで?」

「一部の層がいるからね。一見平和そうでも、そう言うのはいるの」

「……お前が言うと、何か説得力あるな…」

「まぁ、種族的にそこら辺調べてるからね。

 こっちに来てからは、まだ仕事はしてないけど」

「何でだ?」

「情報収集って大事なのよ? どんなニーズの人が多いかを探って

 服装を考えて、お金を持ってそうなスケベなおじさんを探してみたりね」

「お金に興味無いんじゃねーの? モンスターだろ?」

「魔力は大事だけど、お金も大事。

 だって、お金がないと、私は意思を持って生まれた意味が無いしね。

 そこら辺の無知性モンスターと同じじゃないの。

 楽しい事はしたいし、生きていきたい。生きていくだけじゃ死んでないだけだし~」

「そんな台詞、良く聞くけどいまいち分からないんだよなぁ」

「だって、毎日ご飯食べて、寝て、ご飯食べて、寝てを繰り返すだけって

 間違いなく退屈でしょ? 楽しくないわよそんなの。

 ただ生きていくなんて、それだけで出来る簡単な事だしね」


果たして、それだけでずっと出来るのかどうかと聞かれると無理だなと言うな。

そりゃおまえ、そんな何も無い退屈な毎日をずっと繰り返してたら

身体は無事でも、精神が死ぬ。生きた屍になってしまう。


「だから、お金がないと駄目なのよね。その為の研究はするわよ!

 魔力供給が自力で出来るなら大分楽なんだけど、相手がいないと駄目だからね。

 あぁ、セイナちゃんが私の相手になってくれるなら、私は勿論身体を売ることは」

「何で俺がお前の為に、お前に身体を捧げないと駄目なんだよ。

 馬鹿じゃねーの? マリスに捧げるならまだしも、お前に捧げるとかあり得ない」

「い、妹には捧げるのね…」

「あいつがそんな事をするとは思えないけどな」

「マリスちゃんはそう言う知識無いでしょうしね。

 とまぁ、セイナちゃんへのアタックも粉砕したし

 やっぱり私はお仕事探さないとね」

「あぁ、そうだな…後、俺達は明日王都から出るからさ」

「はぁ!? 聞いてないんだけど!?」

「イリアさんが伝えてると思ったが、伝えてなかったのか」

「うーん…イリアと色々と話をしないと不味そうね。

 イリアがいない間、私はどうすれば良いのかしら。

 私としては、一緒に行きたいんだけど…魔力供給の関係上

 長距離移動はあまり得策ではないのよね」


モンスターだからな、魔力を自力で作れないんだっけ。

性行為の真似事をする事で作る事が出来るらしいが

やっぱり、不便な特徴だよな、そう言うの。


「うーん、相手がいないと生産は出来ないし…

 ね、寝込みを襲えば」

「殺すぞマジで」

「じょ、冗談よ、そんな本気のトーンで怒らないで、恐いから。

 吸血鬼をタイマンで屠るあなたを敵に回すわけ無いでしょ?」

「分かれば良い。俺は結構強いからな」

「吸血鬼を1対1で倒すのが結構というレベルなのかしら…

 英雄レベルじゃない? だって、吸血鬼って相当上位よ?」

「Sランクだっけ。でも、SSもSSSも居る訳だし、まだまだだろ」

「その人達はチームで戦ってそのランクだから。

 1対1で戦って勝てるレベルって相当稀少だから…」

「ははん、やっぱり俺って強いな」

「たまに得意げになるとき、本当かわいいわねあなた」

「おう、あまり嬉しくない褒め言葉をどうも。

 個人的には可愛いよりも格好良いと言って欲しい」

「その見た目じゃ無理でしょ、鏡見てきなさいよ。

 愛らしいケモミミ幼女が映ってるから。私の好み」

「ロリコンが! 死ね!」

「辛辣! 本当、たまに性格変るわよね…」

「いや、一貫してると思う」

「何処がよ」


と言うか、こう言うネタ的な事を結構言うのが俺なのだ。

何かを考えてるときだって、割とネタ発想だし。

今回はやっぱり、このロリコン共が! が、最初に出て来た。


「しかし、やっぱり見た目的な意味で格好いいにはならないのか」

「ボロボロで戦ってる姿は格好いいと思うけど

 あなたの場合は格好いいよりも可哀想が先に出て来そうよね」

「何でだよ、ボロボロになりながら戦うとか超かっけーじゃん」

「いや、小さい子がボロボロになりながら戦うのはちょっと…」

「やはり見た目か…」


く、ケモミミ幼女! 確かに格好いいよりも可愛いが先行してしまうか!

高校生くらいのケモミミ少女なら、格好いいが入ってもおかしくないが

小学生くらいのケモミミ幼女だと、格好いいではなく可愛いが前に来ると。

ならば、あざといくらいの感じでやってみるか?


「じゃあ、見た目相応にあざといキャラでやってみようかな」

「止めて、それは確実にイメージ崩れるから!」

「何か…俺って結構面倒な状態だったりする?」

「派手に戦いすぎても可哀想って感想が出てくるし

 かといって、態度を変えると可愛いが違和感に変化するし…

 そうね、あなたはかなり面倒な状態よね…」

「まぁ、マリスが俺を格好いいと言ってくれるならばそれで良いんだがな!」

「本当、マリスちゃんの事が好きよね…妹以上って感じ」

「あんな健気で尽くしてくれる可愛い妹がいれば

 そりゃおめぇ、妹一筋になってもおかしくない。

 禁断の妹ルートを目指しても何ら不思議はないのだ」

「あなた達って双子よね? 確か双子だったわよね?

 何で姉と妹で知識にここまでの差が生まれるのかしら…

 性格もかなり違うし…いや、根本は変らないのかしら」

「俺主観で見れば、かなり違うと思うが?」

「両方シスコンなのよね…ある意味では良い姉妹かもね」


仲が良いのは間違いないが、仲が1段階発展してしまう可能性があるのか。

む! それは良いことでは無いのか? 禁断の妹ルート。

しかし何故だろう。そのパターンを想像すると罪悪感が…

案外、今くらいの距離感が良いのでは無いかと思ってしまった。


「さて、いつの間にか別の話しになったけど

 本題はお金の話だったわよね」

「あぁそうだ…が、諦めることにしたよ。

 やっぱり1日やそこらで金を稼ぐのは無理だな」

「あなたほどの実力なら、闇組織とか潰せそうだけどね」

「そんなのあるの!?」

「色々と情報収集してるって言ったでしょ? そこの情報も仕入れてる。

 人身売買をしてる闇組織もあるから、出来れば避けて通らないとね。

 サキュバスって、そう言うのに目を付けられやすいから。

 まぁ、付けられても脱出は容易だけど、仕事がやりづらくなるし」

「はぁ…なる程なぁ…そんな組織が…ふーん…平和だと思ったが、案外裏はあるんだな」

「十分な秩序を作れても、完璧な秩序は作れない物よ」

「また難しい話を」

「ワーウルフも狙われるかもしれないから、街を1人で歩くのは止めた方が良いからね

 最低でも2人以上で行動することをお勧めするわ。

 出来ればこの屋敷からは出ない方が良いかもね。

 ここなら絶対に安全だからね、間違いなく」


そりゃあ、ここはイリアさんの屋敷だからな。安全面は完璧だろう。


「じゃ、私はお仕事探してくるわね~、情報収集情報収集~」

「あぁ、分かったよ」


ひとまず今日は屋敷から出ないでおこうか。

しかし、アイルは大丈夫だろうか?

かなりフラグを建てていたような雰囲気があるが…ちょっと心配だな。

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