最強主人公のぼやき 夜間編
×××××五つ 努力は見られてはならない
コレがラストだ!俺達に吹き込めれている『神の御言葉』は、そしてそれに付随するスキルはあと二つある、ああ、なんと過酷な『最強主人公』哀れな神の操り人形……
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疲れた、ろりろり何か嫉妬深い?そういう事は、同族でどうぞー。俺は『人外』には、興味なーし!はぁと部屋へと入り、さっさと寝ようとベッドに寝転がる。
風呂?着替え?ここでは、しなくて良いのだよ。『最強主人公』はね……いち、に、さん、よん、ごぉ……意識が落ちる。その瞬間スキルが自動的に発動、そしてそのまま三分爆睡、そして三分後!パッと目が覚める。
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スキル 超時短睡眠 夜間三分間の睡眠により完全復活できる
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きしゃぁぁぁー!三分間?三分間?インスタント麺でも5分ってのあるぞ!何処かの星の変身ヒーローか?
過酷な日々なのだから、睡眠時間位与えろぉ!とブチブチ罵っていると
『五つ 努力は見られてはならない』
くぉー!第五か!頭をよぎるぅー!しかし、この第五は、それほどめんどさいモノではない。むしろあって良かったモノだ。
俺はもぞもぞ起き上がり、常に帯刀している神から与えられし『聖なる物』をベッドに置く。これは今から留守にする俺の『身代わり』
ついでに『結界』も張ってくれる。この部屋に外から入ることは俺の許しがない限り出来ない。
もちろん!何人足りとも通すな!と念を込めているのは、言うまでもない。こいつは便利な可愛い奴だ。
身体から離れたそれが、ぽうっと淡く光のを見届けると、その場しのぎでも良いのだが、雰囲気を出すために、部屋の中央へと移動する。
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スキル かの地へと転送
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俺は『最強主人公』で有るために、仕込まれているモノを発動する。今からある場所へと出発だ。目を閉じ、思えば良い、それだけだ……
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目を開く、そこは広々とした広場、そして遠くに神殿が見えている。ここは何処かって言うと『天国』とでも言っとこうか、まぁ『神の国』の一角。
「くっ、クククク!来たぁ、来たでー、きたぁー!何でやねん!何でやねん!何でやねんー」
うおー!と、僕は雄叫び上げる!はぁ!やっと自分におうた喋りができるんやぁ!
何でやねん!地上で『俺は』『大丈夫か?』はぁ?生きてる時は『僕』やったし!ノリツッコミで毎日過ごしてたんやで!
「ぐぉぉ!もう何が悲しいて、喋りが違うねん!自動的にそうなるから、しゃぁないけど、自分で言うの聞いたら、頭の中では、めっちゃあカーン!」
しゃぁー!何時もの如く言うとったら、はっははっはと笑い声と共にフッと『何番目かの魔王』が姿を表してきた。
「言葉は大変だね。地方出身者は皆ここでわめくよね、あっ、でも若いこみんなわめくか」
「当たり前やん、最強キャラって爺くさい口調なんやもん、あかんわ、魔王さん」
わからんこともないな、とクスクスと、魔王は笑う。
「私も多方向になっているからね、若返ったりすると、それなりに、色々勉強をしないといけないからね」
まぁ、そうなるわな、何も知らんキャラ設定もありだけど、それって全てよーく把握しとって、あえてボケる、そうしないと、話前に行かへん。
「魔王さん、おっちゃんは?こっちに今日はこおへんのですか?昨日予定を聞き忘れて」
「ああ、彼ね、今晩追い出されてさ迷って、からくるからね、遅くなるって昨夜いってたな」
ガーン、おっちゃん遅いのかー、今からストレッチしてーの、ランニングしてーの、技を磨きーの、おっちゃんと『ボケツッコミ』しながらするのが僕の癒しなのにぃ……
「彼が来るまで、僕とするか、他のみんなも、今日は遅いみたいだし、調べものは後でも良いしね」
「う、魔王さん自ら、せっかくなので、お願いします」
おっちゃん、おっちゃん、追い出される展開かよ、昨日何かボケにキレがあらへんかった。おそらく、気分を作ってたんやなぁ
はぁ、おっちゃん、おっちゃん、早よ、来てーやぁー!魔王さん、好い人なんやけど『ボケツッコミ』でけへんのやぁー!