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最強主人公のぼやき 食後編

 最強主人公、それは『トラブル向こうからやってくる』


 by 俺及び『最強主人公一同』


×××××


 ――そろそろ食事も終わり、部屋に帰るかぁ、と席を立とうとした時、突然食堂内にざわめきが広がる。


 ……おいおい、何時ものパターンか?何だか、お客様、やめてくださいやら、食器の割れる音やら……俺の呼び名だと『不良のお兄さん』達が、暴れてるのだろうな。多分。


「ご主人様ぁ、あっちで何か人が、暴れてます」


 妖精ロリロリが、知らぬ顔をしておけばいいのに、少しふあと浮き上がり、暴れている野郎達を見る。


 あー?めんどくさいから、関わりあいになりたくないんだよ、だからこのままスルーで、この場を退散しようとした時……


 ×××××


 4つ 常に聖人君子 正義の味方であれ


 ×××××


 ぐぅー、くぅー!なぁにおぅ?俺に関係ないだろ!はぁー?他人のいざこざに首を突っ込めと?


 第4が!第4がぁ!頭をよぎぃるぅー!キー!


 これ 意味わかんねーだろ!何でミッションでもない上、ストーリー展開に、必要性も感じないのに、出ばらなくてはならないのだ?


 それに俺は、この後も忙しいのだよ!要らんマニュアルに沿った 予定が立て込んでんだよ!


 なので ここはスルー あえてトラブルに向かわなくてもいい!と決意をし、ダブルロリロリに部屋に行くぞ、と声をかけようとした時、


『主人公は、正義の味方』


 くちょおぅ!あの野郎の声が頭に響くぅ!ろくでなし神!意思とは関係なく、足がそちらにむーかーうー、そして、



「おい、止めろよ、みんな迷惑してるだろう」


 案の定、ウェイトレスの彼女に、絡んでいた不良のお兄さん達に、売りたくないケンカを売る俺……くぅー!めんどくせー!


 お兄さん達、当然こちらに、絡むターゲットを変更。はぁ、関係ないのに……と思いながら、俺はふと、ウェイトレスの彼女に目を向けると、


 ほほー!年は俺と同じくらい『人間』の可愛い彼女ではないか!タイプだ。俺は『人外ロリロリ』にはたとえヒロインだとしても、興味はない!


 なので、ちょこっと張り切って、不良のお兄さん達を適当にやり込めると、店の外へと放り出した。


「ありがとうございました。助けていただいて」


 いえ、これも務めですから、と可愛い彼女に言う、うん、いい展開だ。しかし、ここまでなんだよなぁ……これ以上は、発展しない、何故なら人外ロリロリ、奴等の邪魔が入る。



 ……背後からヒュオン!ヒュオン!空を斬る音、それと共に、短剣も飛んできた。またかよ、全く、とぼやきつつ、気配を察知する。


 そして、俺は振り向きざまに、風の刃を剣のさやで、叩き、短剣もそれを利用して、軌道修正をかける。


 カカカッと、手前の地面に刺さる、数本の短剣、これは、うさぎロリロリの武器、ちなみに風の刃は、妖精ロリロリが放ったものだ。


 ……後ろに目をやると二人共に、不穏なムードだなぁ、じと目な視線を向けているし、はぁ、もうめんどくせーから、撤退しよう。


「いえ、連れが待ってますから、失礼します」


 おそらくいい感じになりそうだった、彼女にそう述べると、俺は二人の元へ近づく。くっそ!お前ら、俺の過酷な生活の中の、わずかな潤いを認めないつもりかよ!


 毎回、まいかーい!こういう展開には、必ず邪魔するよなぁ!くぁー!めんどくせー!お前ら『年齢不詳の人外』なのだから、俺は絶対に!


 お前らを『女子』だと認めん。お前らは俺の潤いではなーい!ダブルロリロリ!仲間だからな、色恋は絶対にあり得ねーからな!


 あー!めんどくせー!仲間と色恋?ないないないー!聖人君子だからな!ずぇーったい!ない!


 かー!それにしても、めんどくせー!全てにおいて、これしか出てこねー!神のバカやロー!









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