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最強主人公のぼやき お食事編

 俺は『最強主人公』だ。最強主人公、これは色々と、とやかく世間様には言われるが、他人は知らない、俺達の過酷さを……


 おぅわぁー!かーめんどくせー!『神マニュアル』御言葉、呪い!かーめんどくせー!


 ×××××


 ――あれから、てけてけと、てけてけと……はぁ、さっさと歩いてくれやぁ!道々女子話で、盛り上がりながら、お花を摘むな!『妖精ロリロリ!』


 道々、食べる葉っぱやら、イチゴやら摘んで歩くな!『うさぎロリロリ!』街に着いたら、すぐ飯だろうがぁ!


 きぃー!とイライラがたまり、おらぁてめえら歩けやぁ!とわめきたくなるのだが、第二が邪魔をするぅー!


 くっ、かえすがえすも憎き神!あのぉ!ろくでなしがぁー!要らん教えを吹き込みやがってー!


「どうしたです?ウサギのイチゴ、食べるです?」


 俺が、チンタラ、ちんたらーしているお前達に、イラっとしているのに、気が付かない天然『うさぎロリロリ』が木苺を、俺に差し出してきた。


 ……イラネーのだが、しかし、ここで突っぱねる、ウサギ泣く 第二に触れる ことごとくめんどくさい展開待つ、街にたどり着けない 森で野宿……構築完了、ここは食わねばならない。


「ありがとう、お腹すいて少しイラついたかな?ウサギのイチゴもらうね」


 俺は手渡されたそれを笑顔で受けとると、口に放り込む、それを目にし、満足そうに笑う『うさぎロリロリ』


 きぃー!何だか、ものすごく、イラつくー!早く街にー!限界が来るかもしんねー!



 ×××××


 はぁ、疲れた。あれから、ちんたら、てれてれ、たらたらと歩き進め、ようやく街にたどり着き、一番大きな宿屋に、部屋を三つようやく取れたのは日が沈む時……


 ん?一番大きな宿屋、文句言われても仕方ない、国の命令だからな、金もらってるし……


 主人公として品位を保つ様にな、その金の出所はおそらく『神』だろう、だから遠慮はしない。


 それに、プライベートがしっかり取れる部屋じゃないと、困るんだよな、まぁそれってもこの世界じゃあ、床、壁が厚い事と、部屋の戸がしっかりしている、窓には木戸がついていて、閉められる


 これだけ揃えば、上等、高級な部類に入るのだ。


 安い宿屋だと、部屋の戸は布が下げられてるだけだし、それすら無いとこも多い。そして当然ながら、どこもかしこも、ペッラぺら!プライベートなーし!


 壁が薄い上に窓は小さな明かり取りがを兼ねた換気口が、天井近くに小さく開けられている。ガラス?王族の住居位にしか、ねーと思う。そこでしか見たことねーからな。


 ×××××


 賑やかにお客が集まる食堂、大きい宿だけあって、幾つかのメニューから選べる上に、この街名産の甘い物も置いてある。これはお土産にも出来る代物らしい。


「後で、あのお菓子頼んでいいですか、ご主人様ぁ」


「ウサギも欲しいです、ご飯、おかわりしていい?」


 うさぎロリロリのおかわり発言に、妖精ロリロリも乗っかる……まだ食うのか?お前ら、そうか、お前ら摂取したカロリーは『ちち』に全て蓄積されるから、デカクなるんだな。


 俺は早々に夕食を終わらすと、お茶を飲みながら、あきれた白い糸目で、わきゃわきゃ話ながら食べ続ける、ダブルロリロリを眺めている。


「美味しーです。ウサギご飯美味しー、おかわりしないの?」


 うさぎロリロリが、頼んだおかわりの器を受け取りながら、俺に笑顔で聞いてくる。うん、もう食べたから、と答える俺……くー!おかわりしてぇ!


 ×××××


 三つ メタボは許しません!


 ×××××


 かー!第三がぁー!第三がぁー!きぃー!過るぅ。そう『ブー』になってはダメなのだ。これに関しては、後で出て来る事に関係しているのだが、俺達の衣類は『神支給』だ。


 ジャストフイット!ぴったりスマート、なので絶対太ってはいけない『ブー』になり、見た目が少しでもパンパンになると『ダイエット展開』が待っている。


 それは、ひたすら走り回る展開らしい、俺ならおそらく『スケルトンをひたすら気配だけで、追いつ追われる展開』


 ぐぁうぉー!めんどくせー!ひたすらめんどくせー!その展開!絶対に『ブー』になるものかぁ!


 武士は食わねど高楊枝……人間、水が有ればいいのだー!いいのだぁー!神バカ野郎ー!






















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