異世界転生
目が覚めると、真っ白な光の中だった。
重い瞼をゆっくりと開くと、目の前に人影が。ウルトラスーパー美少女中学生だ。全盛期のヒラスエ、マヤヤを超えている。色白黒髪ポニーテール制服美少女だ。
僕は思わず呟いた。
「神ですか?」
「はい。神ですが」
美少女は答える。
「リアル神様なんですね。僕は死んだんですね。それはともかく神様って超絶美少女だったんですね」
「はい、あなたは死にました。神に実体はありません。あなたが見てるのはあなたが見たいもの、つまりあなたの究極の異性理想像なのです」
「ぅあ~よかった~僕はぺドじゃなかった~!実は幼女にときめく自分をちょっと心配してたんですよ~」
「でもロリコンですよ」
「いいんです!ペドじゃなきゃセーフです!」
「アウトだと思いますけど」
「いいんです!たとえ法律や道徳が禁じても、初潮が来たら神様のGOサインなんです!」
「私が神ですが・・・」
「ところで神様、僕に何かご用ですか?」
「だいぶやる気が失せたのですが・・・
あなたは、自分の命と引き替えに63人の命を救いました。このような尊き魂に異世界転生の機会を与えます。
63人を救った特典として6.3個ののチートスキルアイテムをカタログから選ぶことができます」
神様からぶ厚い広辞苑のようなカタログを渡された。目を通すだけで大変だ。
「う~ん、まずは・・異世界転生で定番のアイテムボックス的なものありますか?」
「2346ページの無限収納ブレスレットが有りますね。本人のみ使用可、自動サイズ調整付き、生き物の収納不可ですね」
「それキープで。次は武器かな・・トンファーって有りますか?」
「1890ページのオリファルコントンファーがありますね。使用者の体感質量0の魔法武器ですね」
「それキープで。スキルでおすすめって有りますか?」
「スキルについては1ページからおすすめ順になっているので目を通してください」
1言語理解2ステータスボード3ナビゲートフェアリー4絶対防御5絶対支配6神眼7超回復8体力MAX9魔力MAX10筋力MAX11スキルコピー12テレポート13素早さMAX14剣技MAX等々・・・どれもチート過ぎる。
良く考えよう。方針としては楽しく生きること。勇者や英雄を目指す訳ではない。僕には忍術の知識があるので鍛えればそこそこはやれるはず。とすれば、言語理解、、ステータスボード、ナビゲートフェアリーは外せない。
「では神様、無限収納ブレスレット、オリファルコントンファー、言語理解、ステータスボード、ナビゲートフェアリー・・・あと99ページの淫獣でお願いします」
「淫獣!?」
「それは単なるネタスキルです!異世界転生するような尊き魂で選ぶ人はいません。もっと真面目に選んでください!」
「他にも全部で6.3個選べますから0.3個分のカタログ外のお願いも承りますよ」
「では、モテたいです!外見を見目麗しくお願いします」
「それについては転生サービスに付属してますので、他に願いは有りますか?」
う~ん、僕の一番の願い・・・それは口に出して言えないですが・・・美少女のお尻に指を入れたい。いえいえ全く性的な意図はないです。本当です。もちろん合意の上での行為です。純粋無垢な美少女のお尻に指を入れたときに、どの様な表情をするのか見てみたいのです。神に誓います、決して性的な意図はありません。
あっ神様って超絶美少女だよ!
「神様~お願いしてもいいですか~」
神様はお尻を押さえ悲鳴をあげた。
神様・・心を読みましたね。
「ひっ!アリアローブラロッサー」
神様が叫ぶと同時に光が溢れ、僕の意識は薄れていった。