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5th world   作者: リープ
一章 少年たちは変わった世界の中に巻き込まれていく
31/68

30話・翌日の仮説

あの晩の謎はまだたくさんあった。



それは

なぜ刈田はスタンガンを持ってあそこにいたのかということ。

藤崎はどうして暴走したのかということ。

佐山さんに誰が手紙を出したのかということ。

だ。






次の日。



俺はいつものように朝のニュースを見ていた。

そして俺は驚いた。

昨日、またあのような事件が起こっていたのだ。

四日前にあった、能力者が一般人を殺した事件だ。

しかし今回は一件だけのようだった。


これは本当に偶然か?




「おい、今朝のニュース見たか?」

バスの中で中川が聞いてきた。

「お前そればっかりだな」


「真面目に聞け」

中川はいつになく真剣なトーンで言った。



「俺は帰ったあと考えたんだ。なんで藤崎は暴走したのか」

「なにか気づいたのか?」

「いや、その時は分からなかった。だけど今朝のニュースを見て気づいたよ」

「何をだ?」



「あの事件は偶然なんかじゃない。仕組まれたものなんだよ。さらに言うとな・・・」






「俺らはその事件に巻き込まれていたんだ」





「!!!」

そのとき俺も理解した。


「もしかしてあの藤崎に起きたことがほかの能力者にも起きたのか!?」

「そうとしか考えられない。そしてそれが事件として報道されてるんだ」

そんな、まさか。

「一体誰がなんのために?そんなことが可能なのか?」

能力者の力にしても強力すぎる。



「そこまでは分からん。だから今日の放課後に相田と佐山、それと藤崎を呼んで話を聞こう」

「そうだな」




俺は何か嫌な予感がした。




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