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5th world   作者: リープ
一章 少年たちは変わった世界の中に巻き込まれていく
25/68

24話・決着

「見つけた」



相田の話を聞いていて作戦会議をするのを忘れていた。

まさかこんなに早くくるとは。


てか屋上に行こうなんて言い出したやつは誰だ。逃げ場がないじゃないか。




ピーン


相田がコインを指ではじいた。

しかしそのコインをキャッチする前に相田の眉間にチョークだ当たった。



パンッ!!




「ウワッ!!!」

相田は股間丸出しで後方に吹っ飛んで行った。



フルチン!

じゃなかった、相田!



くそ、唯一の戦力が。

俺は持っていたスタンガンを確認した。

するとその時。




「うおおおおおお!!!」


中川がものすごいスピードで藤崎との距離を詰めた。

しかし藤崎は次のチョークをすでに構えている。


このチャンスを逃したら終わりだ。



俺は落ちていた相田のコインを拾って藤崎のチョークと交換した。

藤崎はそのコインを投げた。中川に当たったが中川は吹っ飛ばない。


「いけー!!!中川ー!!!」

俺は叫んだ。




「うおおおおおお!!!」



中川は殴るモーションをとった。





しかし・・・




中川の動きはとても不細工だった。それでは防いでくださいと言っているようなものだ。

そういえば中川は喧嘩が弱かった。

しかもなぜか手にはカメラを持っていた。おそらく武谷を撮るものだろうがいま握る意味が分からない。



当然、藤崎は左腕で攻撃を防ごうとした。




その時、

俺は中川がカメラを持っている意味が分かった。




「うおおおおおお!!!」


次の瞬間。


バチバチバチ!!!


中川の握っているスタンガンが藤崎の腕に当たった。

俺が中川のカメラと交換したものだ。



「うがあああ!!」

藤崎が叫ぶ。




やった。倒した。



と歓喜した瞬間。



パンッ!!


中川は腹から後方に吹っ飛んだ。

そんなまさか。


藤崎は痺れながらもチョークを中川に当てていたのだ。




中川は俺のところまで吹っ飛んできた。



そして藤崎は笑っていた。



もう終わりだ。







と思ったその時・・・







ドサッ



藤崎はその場で倒れた。



そして藤崎の後ろには俺たちの高校の制服を着た小さい女の子が立っていた。



その女の子が口を開いた。



「あのー、皆さんが私を呼び出した人たちですか?」




・・・は?

何言ってんだコイツ?



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