簡単に説明するよ~。
さらっとゲーム説明。
家に帰り双子をお風呂に入れ、ソファーでまったりする。
「ふぅ、、。ちょっと疲れた。それにしても、攻略対象に二人も会うなんてねー。」
紫呉 龍と黒江 映士。彼等は、<虹と季節の行方>という乙女ゲームの攻略対象だ。
ここでひとつゲームの説明をしましょうか。
<虹と季節の行方>
それは日本のとある場所に存在する彩季学園を舞台に、様々な人と関わり、また巻き込まれていく。
このゲームの主人公は、透月四季という女の子。両親を事故で亡くし、叔父である虹原恭也が理事長をしている彩季学園に転校してくる所から、物語が始まる。
攻略対象は赤、青、緑、黄、桃、紫、黒、白の色組の八人と、春、夏、秋、冬の四季組の四人の、計十二人。
実はこのゲーム、シリーズもので4本に分かれ、それぞれ各三人攻略出来る。ちなみに他の攻略対象はサブキャラとして出てくる 。
四季組はシリーズごとのメインヒーローになっていて、二週目から攻略可能。(うちのつー君は「春」の攻略対象ですっ。)
この<虹と季節の行方>は、多くの乙女ゲームファンに愛され、続編であるファンディスクも発売された。
その中で最も人気だった<虹と季節の行方~The color of the four seasons~>は、ニジトキシリーズ4本を一つにまとめ、シナリオを一新し、全攻略対象が一度に(四季組は、二週目。)攻略でき、また逆ハーレムエンドが追加された事で、新鮮な気持ちでプレイできる様になった。ただ、人数が多いから逆ハーエンドは難易度高かったけどね。
あ。もう一つ人気だったのが、キャラクターが能力を使うさいにでるスチルが美麗で、エフェクトがキラキラ動いていたりする。(イラストがすごかったな。)
「能力といえば、私の<透視>が効かなかった。」
私の異能の一つ<透視>は、私の体力がもつ範囲内なら見たいものを見れる。例えばなくしたペンを見つけたりね。人見知りのわりに行動範囲は大きい双子を、探す時に便利なんだよね。けれど今日に限って透視出来なかった。龍さん達、妨害系の能力なんて使えなかったはず。
「魔動機でも、持ってたのかな?」
魔動機は、異能を誰でも使えるようになるもの。ブレスレットやピアス等のアクセサリー系や、人形や獣型等のロボット系がある。実は春藤家の使用人は全て魔動機なんだよね。
うちの両親過保護だから。