やさしい暗やみに眠る
鮮やかな太陽からはなれて
暗がりのぬくもりに肩まで浸かり
ずんぐりうもれて、眠りたい
さんさんとかがやきながら
視線をこわがる臆病なわたしの
いびつなかたちをまばゆいばかりに
晒しあげようとする太陽よりも
ありとあらゆる誰何を問わず
罪人でさえも隠しあげ
まるっとのみこむ暗やみのほうが
あなたがだれでもきにしないよと
なにももとめず目をとじたまま
だきしめてくれる暗やみのほうが
やさしいと、わたしはおもうので
どうかそのかいなのなかで
やすらかにねむらせてください