戦う。
鷹懐:つまり、アンタは味方なんていらない。
最初から、殺すつもりだったんだな。
ヒナノ:そうだよ。
だから、ミナミにはパラメータを自分の理想通りにふってもらった。
自分があいつを殺したらふったパラメータは私のものになるから。
鷹懐:だから、ミナミには、
魔法攻撃力しか上げさせていなかったのか。
ヒナノ:今頃??
ちょっとニブすぎじゃないの?
魔法攻撃力しか上げてないってアイツが言い出したときは、
ちょっとヒヤッとしたよ。
私の計画が台無しになるところだったが、
あんたらは鈍くてよかったよ。
鷹懐:テメエ・・・。
ヒナノ:別に戦ってもいいよ?
私はもうレベル100オーバー。
あまり知られてはいないけど、
レベル100を超えると、
普通の人には使えない、
最高ランクを超えた魔法、
王族魔法ってのが1つ使えるらしいよ。
鷹懐:王族魔法だと?
ヒナノ:そう。
王族魔法は普通の魔法では止められないよ。
まあ戦士のあんたには関係ないことだけどね。
鷹懐:つまり戦っても無駄だと?
ヒナノ:そう。
無駄だとしても、私はレベルを上げなければいけない。
だから、今からあんたを殺すよ。
鷹懐:まあいい。
そう簡単に死ぬと思うなよ。
ヒナノ:なら、王族魔法で1擊で仕留めてやるよ。
王族魔法が見れただけでもありがたいと思いな。
さあ、いくぜ。
王族魔法、シャイニングプラネット。
そう言うと空から光の彗星が落ちてきた。
かなりでかい。
隕石とか言う話ではない。
終わったか・・・。
そういえば、ナツミがアイテムをくれたな。
ナツミ:これは、もしあいつが裏切った時に使ってください。
これはどんな魔法や攻撃でも、
1擊は耐えることができる、
アイテムです。