龍と戦う。
4人で行動し始めて、1ヶ月。
リミットまで、後2週間となった。
オレはレベル50、ナツミは52。
ヒナノは56、ミナミは48になった。
これから、ボスのレッドドラグーンを倒しに行くところだ。
鷹懐:じゃさっさとドラグーンを倒しに行くぞ。
ミナミ:そうだね!
さっさと抹殺しちゃおう!
私の魔法が炸裂するぞ!!
ヒナノ:あれがドラグーンですか??
目の前には、名前の通り、真っ赤なドラグーンがいた。
ゴガアアア!!!!!!!!!!!!!!
鷹懐:スッゲー鳴き声だな・・・。
早速、ドラグーンは俺を狙ってきた。
火の玉がこっちに飛んでくる。
鷹懐:やっべー・・・。
ナツミ:任せてください!!
マジック、ホーリーバリアー!!
俺のまわりには光の結界が貼られた。
鷹懐:ありがとう!
ナツミ:そんなこと気にしないでください!
そのバリアーがあれば火の玉はくらいません。
ミナミ:マジック、ライトニングボルト!
ドラグーンに空から、イカヅチが落ちる。
でも、あまり効いてないようだ。
ヒナノ:ミナミはまだまだだな!
マジック、ブリザードストーム!
ドラグーンの羽が凍った。
ヒナノ:よっしゃ。
じゃ決めちゃうぞ!
マジック、ソウルフレア!
ドラグーンは、もう死にそうだ!
ヒナノ:じゃリーダー後は頼むよ!
鷹懐:だから俺リーダーじゃないって。
わかったよ。
デルタカッター!
ドラグーンは倒れた!!
オレたちはみんなレベルが4ずつ上がった。
このゲームはレベルが上がると、
個体値というパラメーターに能力を降ることができる。
魔法使いなら、魔法攻撃力。
戦士なら、攻撃力。
全部で、振り分けられる能力値は5つ。
魔法攻撃力、攻撃力、防御力、素早さ、運。
魔法攻撃力、攻撃力、防御力、素早さは説明しなくていいだろう。
運は、そのままの意味だが、運が高いと、攻撃が当たらなかったり、
自分の攻撃が急所に当たりやすくなる。
レベルが1つ上がるごとにパラメーターに4ポイントふることができる。
オレは素早さ12、攻撃力4。
みんなはどうだか知らないが、このパラメーターによって強さが分かれてくる。
ヒナノ:やっとレッドドラグーン倒せたね!
これが、このゲーム内の3大ボスドラゴンの1匹らしいね。
ミナミ;それより、ヒナノちゃん。
なんでヒナノちゃんだけ魔法の威力がすごいの?
ヒナノ:それは、装備とか、パラメーターの問題じゃないか?
ミナミ;わたし、ずっと魔法攻撃力だけにふってるのに、おかしいよ!
ヒナノ:装備を強くすれば、なんとかなるって。
ミナミ:ヒナノちゃんが魔法攻撃力にふってれば大丈夫って言うから
信じてたのに、結局装備の問題なの?
ナツミ:ちょっといいか?
魔法は魔法攻撃力と運がだいじだぞ?
運に何も降ってないと、当たらない時だってあるんだぞ?
ミナミ:うそ??
ヒナノちゃん、どういうこと!!
ヒナノ:悪い悪い。
言い忘れてたよ。
ミナミ:もう!!!
ちゃんと言っておいてよ!