67話 装備更新
さて、このアイテムで皆の装備を整えていく。
まず、オリハルコン鉱石はミスリルの上位版だな。軽く、硬く、魔法関連にも強い
アダマンタイトは物凄く硬い、重さは普通だな。聖樹の枝は魔法の通りがよく、魔法力を高める効果がある、エンシャントドラゴンの皮は柔らかいが、物理・魔法共に防御力がある。鱗は硬く、物理・魔法共に優れた防御力がある。
とりあえず、武器から作る事にした。
俺、ルビィ、ユーキは今のままの武器でいく。リンの杖をまずは作る事にした。
聖樹の杖を加工し杖の元となる部分を作りその上にレジェンド魔石(大)を乗せるような形だ。更にオリハルコンを枝と魔石を外から覆う形で付ける。そしてオリハルコンを加工する。前と同じようにフェンリルの細工を施し、完成した。
5階層の裏ボスの魔石を使用した1品だ。
・オリハルコンの聖樹杖(レジェンド上位)
魔法攻撃力 1,200 攻撃力 200
特殊 魔力の消費を3分の2に抑える。
伝説の鍛冶師が作った国宝級の杖。
使用されている素材は超希少な物ばかり。財と才能の結晶だ。
俺は次にアダマンタイトとオリハルコン、そしてエンシャントドラゴンの皮を使いナックルを作る。
ベースとなるオリハルコンでナックルの形を作る。相手に当たる部分の外側にアダマンタイトを付ける。そして指を入れる部分の穴の内側に穴に沿うようにして皮を貼り付ける。
・ナックルオブナックル(レジェンド下位)
攻撃力 800
ナックルの中のナックル。幻と呼ばれる鍛冶師が全ての魂をつぎ込んで作ったと言われるナックル。普通に殴って良し、魔法を込めて殴って良しのナックル。
次にスナイダーの武器だ。
杖はリンと同じように作る。細工は特にしない。魔石はレジェンド魔石だ。
・聖樹のオリハルコン杖(レジェンド中位)
魔法攻撃力 1,000 攻撃力 200
剣は短剣より長めのショートソードにした。こちらはオリハルコンとアダマンタイトを混ぜ合わせ作る。
・オリハタイトのショートソード(レジェンド中位)
攻撃力 1,200
続いてフェンリル。フェンリルの爪をショートソードと同じように作る。
・オリハタイトの大爪 (レジェンド中位)
攻撃力 1,400× 2
両手分作る。
スザクには口にはめ込む砲を作成する。
これに1番苦戦した。イメージするのは入歯の様な物だ。オリハルコンが型を取り、その中に聖樹の枝を薄く切った物とレジェンド魔石とユニーク魔石2個入れて完成。
・オリハルコンの聖樹砲(レジェンド中位)
魔法攻撃力 1,500
これで武器は完成だ。
とりあえずこれを鍛冶場の外の端に寄せて、ドワーフ達が見えるように置いておく。スザクに監視させてるし問題ないだろう。
まず、聖獣とユーキ以外の全員の靴を作る。エンシャントドラゴンの皮を使用。安全靴のように先にアダマンタイトを入れようとしたが全員から反対された。何故だ?
・ドラゴンブーツ (ユニーク上位)
防御力 250 魔法防御力 250
鎧の下に着る肌着も作る。ユーキの分も。
・ドラゴンアンダーシャツ (ユニーク上位)
防御力 250 魔法防御力 250
次は鎧を作る。ルビィはオリハルコンで鎧を作り、急所となる部分にはエンシャントドラゴンの鱗を重ねる。
・オリハルコンの軽鎧(レジェンド上位)
防御力 1,800 魔法防御力 500
リンとスナイダーにはエンシャントドラゴンの皮を使用し、急所にはエンシャントドラゴンの鱗を使用。
エンシャントドラゴンの皮鎧(レジェンド中位)
防御力 750 魔法防御力 750
フェンリルは鎧は絶対に着たくないらしい。
スザクにはエンシャントドラゴンの皮に急所にアダマンタイトを使用した、胸当て?体当て?を作った。
エンシャントドラゴンの硬皮胸当て(レジェンド上位)
防御力 1,000 魔法防御力 750
フェンリルに篭手を作る事にした。アダマンタイトを薄く伸ばし、篭手を作る。更にその上からオリハルコンで覆いそこにフェンリルの聖なるオーラが纏った姿を彫り細工する。
アダマンタイトの篭手(レジェンド上位)
防御力 2,000(500×4)
魔法防御力 400(100×4)
鎧を嫌がったフェンリルに見せると、せっかく作ったので、しょうがないからつけるらしい。尻尾がブンブン振れているが。ツンデレめ!!
ちなみにフェンリルとスザクは最大の状態で装備させている。その状態で変化すると装備も小さくなる。
1度皆に試着してもらう為に武器屋の店まで行ってもらった。ドワーフ達にも良いファッションショーになるだろう。
俺は鍛冶場でやりたい事があった為
1人で鍛冶を続けた。
ステータスボードを出し、スキルも弄る。
皆の装備も終わったようだ。
聖獣達は後で装備させる。
前の装備は指輪に収納。
『皆この指輪をつけてくれ。』
俺は今作った指輪を渡す。
『フェンリルとスザクは後からな』
俺はある程度の鉱石や素材をドワーフに渡した。泣いて喜んでいた。
俺達は武器屋を出る。そのまま街を出て、外に出る。
聖獣達に装備をさせておく。
昼を過ぎていたので、少し進んでからピクニック気分で料理を作り、皆で食べた。
やはりダンジョンで食べるより、外で食べるとより美味く感じるな。
そのまま戻りはせず、薬草を回収しながら戻る。ある程度集めたらスザクで移動。
夕方には獣人の王都に到着。
1度ギルドに顔を出し、依頼ボードを見に行く。特に変わった事はなかった。
ラリオンが晩飯は一緒に食うぞと朝言っていたので、別邸に戻る。
別邸に着くとラリオンはまだ戻って来ていなかった。しばらく休んでいるとラリオンが帰ってきた。
「悪いな相棒、待たせちまったか?」
『いや、そうでも無い。だが腹は減ったな。俺のペット達は待ち切れないみたいだな』
フェンリルは飯はまだかとメイドのスカートを噛み付いて催促してるし、スザクは食卓の周りを飛び回ってる。
「だっはっはっー、聖獣様もすっかり相棒のペットだな。済まないが食事を用意してくれ。」
ラリオンが執事に声をかける。
俺達は食卓に座り、フェンリルとスザクも特別な椅子に座っている。普段は床でそのまま食事を与えているのだが、ラリオンや獣人の執事とメイドが恐れ多いと椅子に座らせている。
「そう言えば魔人族の一部が食料強奪の動きを見せていると報告があった。なんでも子爵クラスが魔獣族と魔獣を集めてこちらに向かう気配があるらしい」
『ほう。そうなのか』
「ああ、早ければ明日にも境界線の国境に到着するかもな。情報が2日前のものになるからな。子爵クラスが来るとなると、こちらは軍を出して何とかするしかないんでな。明日にでも編成して向かわせる準備をしないとな。」
『そんな悠長な事言ってて大丈夫なのか?』
「急いで5日の道を進んでも疲労で動けなくなるしな。しっかりと準備して余裕を見て進まないと軍でさえ全滅するんだ。しょうがないだろう。」
確かに明日魔人族が国境の砦に攻撃を仕掛けたとしても、軍が到着するには5日は掛かる。民が死ぬ可能が高いが、より大勢の命を守るのが王子としての責任か。辛い選択だろうな。
『ラリオン、俺達が明日砦まで行って見てくるぞ』
「本当か!?助かるぜ、相棒!!」
子爵クラスがどれくらい凄いのか確認するチャンスでもある。地図で確認すると距離的に馬車で5日、ユーキがそこから2日でエルフの町があるそうだ。なら砦を確認してからエルフの町を目指すか。
『ラリオン、とりあえずギルドに指名依頼を出しておいてくれ』
ギルドに依頼が出て、万が一にも他の冒険者の命が失われるのはしのびない。ラリオンは執事に依頼を出すように伝えていた。
ラリオンには帰りに寄り道するので、日数が掛かるかもと伝える。帰って来る時はココに泊まってくれと言われた。
翌日、ギルドに向かい依頼を受ける。そこには大勢の冒険者達が魔人族との戦いに備えて待機していた。おいおい、お前達の実力じゃ瞬殺されて終わりだぞ。冒険者は大体同じ話をしていた。
試練を受けし者達のギルドチームがどんどん人数を増やしているらしい。既に20人を超えてるそうだ。入る為の条件も厳しいらしい。
・リーダーの許可が必要
・初級ダンジョンの攻略
・メンバーとの対戦試験
大体がリーダーの許可の時点で落とされるらしい。しかもリーダーはあまり拠点に居ないらしく会うのも試験みたいだと言っている。
なるほど。多分異世界人の試練を受けてる者を見極めているのだろう。鑑定持ちか。
既にクラン申請をしているらしい。
異世界人で協力して試練を攻略するつもりだろうか。そうなると試練の攻略人数が増えたのも頷ける。元々ガチャガチャのチートでスキルを持っている者達だ。弱いはずがない。
しかし、試練に関してはまだ不確定要素が多すぎる。競走をしている感じではないのだが、1つ目の試練を攻略した時の初攻略報酬を考えると協力するのは推奨されてなさそうだ。何故なら報酬が1つと言う点。協力が勧められているなら、メンバー全員に報酬があるはずだ。
まぁ、あの時異世界人が俺だけだったので違うかも知れないが。試練を全て越えた後に1人のみが何かある場合どうするつもりなのか?まぁ、考えても仕方ない。
冒険者達は試練を受けし者達の1人1人がとても強く、人数も多いので緊急依頼が出ても安全に大金が手に入れられると笑いながら話している。甘いな。考えが。
まあ、俺達が対処してしまえば依頼も出る事はないだろう。
俺達は依頼を受けたのでそのまま王都を出てスザクに乗り国境の砦に向かった。
砦に到着し、ギルド依頼を受ける。王子からの指名依頼であり、王子のメダルの腕輪も見せておく。砦の兵士は責任者の辺境伯の部屋へと俺達を案内してくれた。
辺境伯は多分サイの獣人の様で全身に硬そうな皮膚を持っている。
砦の先は広い大地が広がっているが両側は岩の壁、その先は海と絶壁の穴が空いている。岩の壁の内側は何もない大地が広がっている。先に見える魔人族の関所の様な場所までは3キロぐらいだろうか。
辺境伯は魔人族の関所に大人数が動いているのを確認しているらしい。やはり動きはありそうだ。
辺境伯の部屋に兵士が魔人族が攻めてきたと報告が入る。
俺は辺境伯に任せて欲しいと伝える。
辺境伯はとりあえず兵士達は砦の防衛に回すので、任せたと言ってくれた。
なら魔人族の実力を確認しに行きますか!
俺達は砦を出て戦場に向かった。




