56話 第2の大陸
ステータスをいじった俺はそのまま伯爵別邸で泊まり、翌朝ロメロのしばらくこの大陸を離れる事を使え、王にも伝えた。その後鍛冶屋に寄り、ミスリル鉱山を使い、新たらしい武器と防具を作る。
・ミスリルの上聖杖 (ユニーク中位)
魔法攻撃力 400 攻撃力 20
俺はリンに新しい杖を作った。細工は前回と同じフェンリルを使用。魔石は中級ダンジョンボスの超級魔石を使用。今まで使用した杖は予備としてしまう。
スナイダーは俺の仕込み杖に興味を示したが、俺が拒否した。何故なら俺のスタイルを真似されるなんて、嫌だからだ!!
そんなしょうもない理由で、
・ミスリルのショートソード (ユニーク下位)
攻撃力 180
・ミスリルの杖 (ユニーク下位)
魔法攻撃力 250 攻撃力 20
・ミスリルの薄胸当て(上級上位)
防御力 60 魔法防御力 20
これはリンとスナイダーに着けて貰う
・ミスリルの大爪 (ユニーク下位)
攻撃力 250×2
フェンリルの専用の武器。
両手?両前足につける爪。片方で攻撃力250ある。両方で500だ。
・ミスリルの爪 (ユニーク下位)
攻撃力 180×2
こちらも両手でつけると攻撃力360になる。これはある考えがあるので持っておく。
その後にキルドにより、本拠地登録を解除してから依頼を見るが、護衛等の獣人族の大陸への物はタイミングが合わないので、依頼を受けず獣人族の大陸を目指す事にする。
スザクに乗ってそのまま国境を通らず海を越えてやろうと思ったが、ミッシェに止めた方が良いと言われたので、普通に国境を通る事にした。
王都なら国境までは馬車で5日程の距離だが、スザクなら4時間程で到着する。
国境が遠くに見てた所でスザクから降りて、歩いて進む。国境でまず辺境伯の兵に王の代理人にメダルを見せる。すると直ぐに通された。
道を通り、そのまま獣人族の関所に進む。俺はラリオンからもらったメダル腕輪を見せる。するとここでもスンナリと通れた。ここは同盟してる同士の関所なので、そこまで厳しいものではないらしい。
本来ギルドカードでも通れるのだが、魔族のスナイダーがいる以上問題が起こる可能性がある。なので王のメダルを使用した。ミッシェもそうした方が良いと言われたからだ。
そのまま関所を抜けると、そこには草原が広がっていた。
俺達は関所の兵に聞いた、ここから1番近い街に向かう。せっかくなので、皆で歩いて向かう。
途中、見晴らしの良い小高い丘で飯を作り食べた。やはり景色の良い場所で食べる飯は美味い。
まだ街が見えない為、スザクに少し乗せてもらい、離れた場所で降りて街に向かった。夕日が傾く頃に街に入り、宿を探して泊まる。ちなみに金はここでも使えた。街並みは自然溢れていて、木が街の中にも生えており、家も基本木の造りだ。
宿で晩飯を食べ、部屋に戻る。基本1人部屋を取ってあるが、フェンリルとスザクは俺の部屋にいる。
俺は少し考えをまとめる。まず俺の目的はこの世界を満喫する事。その為にこの世界が争っていると都合が悪い。なので、まずはこの世界を平和にして、その後で色々回りたい。試練はタイミングが合えばやるようにしている。
ルビィは双子の弟と自分の名を世界に広める事。そして父の道場の再建。
リンは妹を探す事。
俺はルビィの弟とリンの妹に関してはロメロを王、大臣にお願いして探してはもらったが、人族の大陸では見つからなかった。見つけられなかっただけかも知れないが、人族の権力者が探しても見つからないなら、次の大陸を探した方が良い。なので俺はその理由もあり、この大陸に来たのだ。
俺はそのままベッドに入り、眠りにつく。朝起きるとリンが横で寝てる。鍵を掛けてあったんだが・・・・
宿で朝食を食べギルドに向かう。
とりあえず依頼を見てから本拠地登録するか決めよう。
俺はギルドに入り、中を見渡す。王都程多くはないが冒険者の数はそれなりにいた。
今回は俺たちの装備を見て上級冒険者だと思ったのか、目で俺達の事を見ているが、襲っては来ないらしい。ギルドの中はほとんど同じだ。
俺は依頼ボードを見に行く。近くに初級ダンジョンがあるみたいだが、正直受ける気がしない。ふむ、とりあえずこの街は出る事にしよう。そう考え振り向くと、ルビィとリンが男達と喋っている。
「なぁ、そんな事言わないで俺達のチームに入れよー。俺達は期待のBランクチームだぜー!この先も俺達は活躍してSランクチームにはなるぜー!俺達に可愛がられるだけでそのチームに入れるんだぜー!儲けものだぜー??』
「しつこいなー。私達は他のチームに入る気なんかないよー。あっていって。」
絡まれてるのか。俺はルビィ達の元に向かう。
『俺のチームメンバーに何かようか?』
『あん?なんだお前は?俺達が用があるのはこの子たちだぜー?お前には用がないからあっち行ってろよ。防具も買えない弱い奴には用はないぜー!!』
俺はめんどくさいので、俺は魔力防具の指輪に魔力を込め、防具を身に纏う。白く輝く鎧を纏い、白くたなびくマント、盾を装備し、指輪から仕込み杖を取り出す。
そしてSランクのギルドカードを出して
『これでいいのか?装備をつけていなくても、これくらいの事ができるんだ。上位の冒険者はな。絡む相手を間違えるなよ』
「おい、やべぇぜー!!し、失礼しましたー!!」
そう言って虎の様な獣人の冒険者とそのチームの奴らは逃げていった。
どの種族にもいるんだなー。あんな奴ら。
俺はギルドでこの大陸の詳細の書いてある地図を買い、調べる。
王都まではここから5日程か。
俺は気になる事を受付に聞く。
『ちょっとすまないが、この地図にエルフの里が記載されて居ないのだが?』
そう言うと受付は少しギョッとして
「エルフ族はほとんど外に出ないので、その情報は謎のままです。なので住んでる場所も当然分かりません。この大陸にいるようなんですが・・・」
なんでもこの大陸以外でエルフの目撃情報がほとんどない為、この大陸に住んでいるだろうとの考えらしい。
『なるほど、ありがとう。参考になった。』
これはウリエから貰った試練の情報は、なかなか難易度が高いらしい。
まぁ、ついでの事なので、何か情報が分かれば調べてみよう。
とりあえずラリオンに会いに行く為に王都を目指すが、せっかくの新大陸なので、色々見ながらゆっくりと進む事にした。途中で街や町で泊まりながら、色々な情報を得る。
歩きながら王都に大分近づいているが、近づく程徐々に俺達は驚愕する事になる。
まず城壁がすごい。何が凄いと言うと、高さが15メートル程で、壁と壁の間にある柱の上には竜や天使等の細工がされている。
俺達はそのまま門まで進み、兵にラリオンからの腕輪のメダルを見せ、中に入る。
兵からは王城への門はこの時間には閉ざされているらしく、良ければ城の近くの宿まで案内すると言われたが、始めての王都である為、その申し出を丁重に断り、俺達は門を通り過ぎた。
開かれた門を進むが、門は木ではなく何かの鉱石を使われているようだった。鑑定しようかとも思ったが、今はこの感動を味わう事にしようと、するのをやめておいた。
門にも凝った細工がされており、2本足の獅子族?が武道の型を構えた状態で彫られていた。門の左右に1つずつ彫られている。
立ち止まらないように門を見て、そのまま王都を見る。そこには古代ローマが俺の目の前で蘇る。道は大理石のような石で作られ、道の横には白の岩で作られた柱が、更にその横には歩道があり、その横には様々な店がある。
柱は全てシンプルではあるが統一されている。何個もの半円柱が柱の模様になっている。柱の上部には魔道ランプがそれまたシックな雰囲気でお洒落に灯っている。
店の建物も石で造ったのか?鉱石なのか?様々な色の頑丈そうで、しかも色々な細工がされており、可愛らしくなっていたり、武器や防具屋と一目で分かるような細工がされている。
そのまま道を進む王城がそのスケールのデカさを伝えてくる。
まず城を囲む城壁の壁には様々な模様や文字、獣人やその他の族が細工によって彫られている。1つのストーリーがそこに存在するような壁がグルりと城を囲んでいる。
門が閉まっているので、城全体は見えないが、城も様々な細工が施されているようだった。
とりあえず、先に宿を探し、その後ギルドにて本拠地登録を行った。
依頼掲示板を見ると、中級ダンジョンの依頼や人族の大陸には無かった上級ダンジョンの依頼もある。ちなみに上級ダンジョンの依頼は上層階の調査及び魔物討伐だ。
上層階の調査でランクS、報酬は最低で10万ダリーだ。
上級ダンジョンに心奪われたが、今はまだ先にやる事がある為、依頼を受けず宿に戻る。
明日は王子であるラリオンに会いに行く予定だ。やはり新しい場所で新しい物を見るのはワクワクする。ラリオンと会った後は王都を巡りたいな。俺は期待に胸を踊らせながら眠りについた。




