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51話 ルビィの挑戦⑥

俺とルビィは大歓声の中、闘技場に上がる。応援はルビィの方が圧倒に多いのだが。まぁ、色々と仕方ない。


「それでは!!これより!!

王国主催の武闘大会決勝を行います。

皆さんもご存知この決勝で闘う2人は同じ冒険者ギルドのSランクチーム!!

チームストーム(仮)の2人です。

リーダーとメンバーの一騎打ち!!

2人は個人のランクもSとなります!!

そしてリーダーのアラシは王の代理人であり、無数の魔法を操る現代の生きる伝説の魔導士との呼び声が高まっています!!対するルビィは双剣の舞姫!!その笑顔にファンになる者が続出!!現在のファンクラブは5千人を超えてさらに増え続けております!!さぁ、どんな闘いが繰り広げられるのか!!それでは決勝戦!!始まります!!」


俺は杖を構え、ルビィは剣を抜く。


「それでは武闘大会決勝戦、始め!!」


俺はすぐにハイバリアーを掛ける。ルビィは突っ込んでくる。

いい判断だ。


俺はファイアウォールを使い目くらませとして出す。その間に後ろに下がる。

ルビィは火の中をそのまま突っ込んでくる。


俺はハリケーンカッターを3つ出し、ルビィの前に並べる。


ルビィは双烈風斬を1つに放ち吹き飛ばす。俺はそのままサンダーストームを放つ。すると電気を帯びた竜巻の雲がルビィの前に広がる。


ルビィは風神雷神を使用し、その竜巻雲を振り払う。構わず俺はプレスウォーターで雷神を狙う。


ルビィは巧みに風神でプレスウォーター3つを切り裂き、剣をクロスに構えた。


くる!!しかも風神雷神とのコラボだ。

俺はストロングガァストを使用し、自分に当てる。


俺が横に吹っ飛ぶと元の場所は光が通りすぎる。完璧に避けたつもりだったが俺は腹を薄く切られていた。


すぐにハイヒールを掛け、回復。

俺のハイバリアーも容易く切り裂くとは。やはり断然強くなっている。


俺はハイバリアーを掛け直し、

さらにファイアボールを10個作る。


ルビィは再び俺に突っ込んでくる。

俺はファイアボールを放ち、その間にサンダーボールを10個作る。ルビィはファイアボールを双烈風斬で吹き飛ばし、残ったファイアボールは素早い動きでかわしていく。


俺は続いてサンダーボールを投げつける時に危険回避が発動、横に飛ぶ。そこを双烈風斬か通り過ぎる。ファイアボールの爆発の陰からはなってきたのか!


ルビィが俺に近づく、俺はスピードダウンをルビィに掛ける。ルビィがスピードが少し落ちるが、そこでルビィは二刀両断を打ち込む。俺は仕込み杖から剣を抜き、二刀両断を剣で受ける。その際に自分にパワーアップを掛ける。


しかし徐々に押し込まれる、俺は剣を抜いた杖の先の部分、鞘と剣を両手で持ち、耐える。耐えながらサンダーボールをルビィ目掛けて全て打ち込む。

この距離だと俺もサンダーボールが当たるが、魔防御の数字が高い俺と低いルビィではダメージの量が全然違う。


俺はルビィの攻撃を耐えきり、ルビィにサンダーボールが当たる直前にルビィが二刀両断を放つ!!


俺は危険回避が発動したが逃げ場がなく、再度剣と鞘で受け止める。

ルビィはサンダーボールを受けながら、耐えて剣を押し込んでくる。


先程はギリギリ耐えれた二刀両断だが、さすがに連続では俺も耐えきれず、後ろに思いっきり飛ぶが、ルビィの剣が俺のハイバリアーを切り裂き、さらに俺の体に大きなダメージを与える。


ルビィもサンダーボールで少なくないダメージを負っているが、すぐに俺に突撃してくる。俺はハイヒールを掛け、ハイバリアーを掛けるとルビィが目の前に現れる。手の剣には風神雷神が宿っている


ルビィは乱れ無双を使ってきた。

俺はルビィ飛び交う剣を乱れ突きで対応するが、剣2本に対して1本、数が倍違うし、剣の扱いもスキルランクも相手が上だ。鞘を使って対応するが、俺の体に傷がどんどん増えていく。


ここまでか。



俺は神力を全身に纏い、ルビィの剣をかわし、剣でかわす。何故かルビィは笑っており、多分俺も笑っているだろう。


傍から見れば、早すぎて何が起こっているのか分からないだろうが、見えるのならば、2人が舞っているように見えるだろう。


ルビィはスキルが終わるとクールタイムで体が硬直する。


良く頑張った。

俺に神力を使わせた時点である意味ルビィの勝ちだ。俺はルビィの腹に拳を打ち込む。


これで終わりだろ・・・


吹き飛ぶルビィは剣をクロスさせて

瞬歩双斬を放つ。


しかし、俺の目にはルビィの動きがハッキリ見える。俺はルビィの剣をかわし、かわし際に鞘でルビィの首の後ろから当てる。すると剣を振り切ったルビィがゆっくりとコチラを向いて笑顔を見せる。


そのままルビィが倒れ落ちた。


俺はルビィの元に向かい、抱きかかえハイヒールを掛ける。


審判はルビィが気絶しているのを確認し

「勝者、アラシ!!」


うわぁぁぁぁーー!!

うおぉぉぉぉーーー!!


割れんばかりの声援で闘技場が物凄く震えていた。


ルビィがゆっくりと目を開き

「やっぱり負けちゃったかー」


『そうだな。俺の勝ちだな』


「次はもっと楽しめるように強くなるね。」


『ああ、楽しみにしてる。お互い強くなろうな。一緒に』


「うん。一緒に」


そうしてそのまま表彰式に移った。


王より有難い言葉を貰い、

3位より表彰される。

スナイダーは表彰を棄権したんだろう。

出てこなかった。まぁ、その方が変な雰囲気にならないし、気を使ったんだろう

ラリオンは豪快に笑いながら、トロフィーと賞金を受け取っていた。


2位のルビィもトロフィーと賞金、そして王国の宝物庫より1つ選ぶ権利を与えられた。


1位の俺は良く分からんブローチとトロフィー、賞金を受け取る。そして王国の宝物庫より3つ選ぶ権利を貰えた。


優勝者の挨拶で、もっと強くなれ!

もっともっとだ!!

だが俺はもっと強くなる!!

俺を倒してみせろ!!


と、煽っておいた。

何故なら来年は出るつもりがないからだ。


俺達はまず貴族席にいるリンとフェンリルと合流する。

リンはさすがに見えていたらしい。

そして2人の健闘を大絶賛してくれた。

フェンリルも珍しいダメ出しせず、いい戦いだったのじゃ、って言っていた。


そのまま俺達は控え室に戻る。

するとそこには、スナイダーの姿が無かった。俺は悪い予感が脳裏を走る。

すぐに控え室の前にいた兵士に尋ねるが目をキョロキョロさせて言わない。

俺は王の代理人のメダルを出し、

本当に事を言わないなら不敬罪で捕らえると脅す。


すると兵士は公爵がスナイダーを連れて行ったと答える。何でも公爵の配下が魔族の言葉を話せるらしい。


配下がスナイダーと話し、スナイダーは大人しく捕まったらしい。そのまま公爵の兵に縛られて連れて行かれたと。


俺はすぐに王の元に向かって走った。

凄いスピードだ。

ルビィ達が追いかけて来るが、徐々に引き離されていく。俺は王城に到着し、そのまま走って王の執務室へ向かう。何度か騎士に止められそうになるが、メダルに魔力を込め、動かない内に通り過ぎる。


王の執務室に入ると、王と大臣がいた。


「おおー、アラシ!!約束通り優勝してくれたのう。感謝するぞ。」


『アーセル、公爵の家を教えろ!!』


「ど、どうしたんじゃ?いきなり?」


『俺が預かると言った魔族が公爵に攫われた。奪い返しに行く』


「な、なんじゃと!?」


「公爵家の娘が魔族に攫われて殺された事件が数年前にありました。多分それが原因かと。」


『そんな事はどうでもいい!』


「アラシ殿、公爵家は王族の血筋ですぞ。

そんな所と争えば一介の人間など、あっという間にこの世界からついほ・・・」


「大臣!!お前は何て事を!?」


『ほう、それが貴様の考え方か!!

散々王の代理人とか言っときながら、その俺を一介のなんだ?冒険者か?』


「な、何たる無礼を!お許しください」


『貴様が考えている事は理解した。

アーセル、お前はどうなんだ?』


「ワシはアラシを友だと思っておる!」


『なら選べ!俺か?公爵か?』


「それは、アラシじゃ!」


「王様、それは!?良くお考えください。公爵は王様の叔父にあたる方。色々助けて貰ったではないですか!!」


『流石の王だな。アーセル。

おい、そこのお前、次俺の機嫌を損ねたら王の代理人としてお前の地位を取り上げる。』


「な!?なんと横暴な・・・」


『おい、今言ったよな?もうお前は喋るな。俺の言った事全て聞いてから、また同じ質問してやる。だから黙っておけ!!』


『俺はあの時、王の代理人としてスナイダーを預かると言った。それにも関わらずスナイダーを攫った。まずこれが1つ』


『次に俺はスナイダーを通して魔人の王と会う予定だ。それは戦争を停戦し、お互いに貿易を始まる為だ。人族からは食料を、魔人からは鉱石を、獣人は労働力を。この3国で貿易同盟を結び、その先に平和同盟を結ぶ流れを作る!!』


「ふなっ!?なんじゃと!?そんな事が可能なのか!?」


『分からん、だがスナイダーは可能性があると言っていた。獣人族にはパイプを通しておいた。これだ!』


俺は獅子族王家のメダルブレスレットを見せる。


『公爵はその可能性を潰そうとしているんだぞ!最初の、1つでも許されない事だか、この可能性を自分の復讐の為に潰すならば、この国に未来は無い。王族がそんな事をするのならな。』


『アーセルよ。もし今回、スナイダーに何かあったら、王の代理人は返す。当然貿易同盟の話しも無いし、俺は魔人族の大陸に移動し、この大陸に敵対する。』


『それを踏まえて大臣よ。お前はどちらを選ぶ?』


「はっ、当然アラシ様についていきます。

どうかこの国を、いや、この大陸を、この世界に平和をもたらしてください!!」


『良く理解した。大臣。先程までの無礼は水に流してやる。』


『さて、アーセル、大臣。これからお前達がやる事は分かるな?』


時代の流れが今、急激に変化しようとしている!!






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