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44話 王都

その後、謁見の間に来たロメロと息子、ジョイナフ、ルビィ、リン、フェンリルが俺の傍にくる。


「ちょ、お前、アラシ!?ちょ、それ、それ見せてみろ!!」

ロメロが慌てて、俺の肩に手を置いて顔を胸に近付けてくる。


おい、ロメロよ。男にそんな事されても嬉しくないんだが。


「お、王様、これは!?」


「ロメロよ、アラシには王の代理人となってもらった。」


「ええーーー!?」


俺はロメロの肩に手を置いて

『大丈夫だ、これからも俺はロメロの友でいてやる!』


「ちょ、おま、なんでそんな上からなんだ。でも現実に上になっとるし!ちくしょー!!」


俺と王は笑った。


「さて、ロメロよ。お主にはこれよりザイスと条件の詳細を話あって貰わねばならん。」


「はっ、それは分かっております」


「それではザイスが目を覚ましたら、大臣。頼むぞ。」


「はっ、かしこまりました」


「さて、アラシよ。そのメダル、王の代理人の効果を説明しようかのう。それがあればこの国のどこでも入る事が出来る、当然この王城の中もじゃ、ワシにも約束なく直接会いに来るのも可能性じゃ。基本罪に問われる事も無くなる。後は王に危険が迫ると光るようになっておる。そして、お主が許可すれば、その瞬間ワシの傍に転移される」


『ほう、そんな機能があるのか。これ、凄いもんじゃないのか?』


「王族に代々引き継がれておるからのう。それは1つしかない。昔の大魔法を使える賢者に造らせたものじゃ。歴代の王の中でもそれを渡した事があるのは数少ない。」


へぇ、そうなのか。


「魔力を込めると王族の紋章が浮かび上がる。それは絶対的な効果があるんじゃ。」


そう聞いて、俺はメダルに魔力を込める

するとメダルが光輝き、紋章が光にかたどられて現れる。


すると、大臣、ロメロ、息子、ルビィ、リン、近衛騎士が跪く。


『面を上げーーーい』


すると全員が立ち上がる。


「やめてくれ!いきなり何するんだ!」

ロメロが俺の肩を掴み揺すってくる。


『はははっ、許せ。』


さて、俺の役目は終わったな。それじゃ俺はそろそろ行こうかな。


ロメロに伝え、俺達は握手する。

王都にいる間は伯爵の王都別邸に泊まってくれと言うので、そうする事にした。

アーセルはいつでも遊びに来いと言う。


俺達は王城を出る事にする。

すれ違う人々は頭を下げてくる。騎士や兵士達は跪く。このメダルのせいか。

門を通る時に兵士が馬車で送ってくれるそうだ。それならとりあえずギルドまで送ってもらおう。

俺達は馬車に乗り込み、メダルは服の下に入れた。ネックレスなので、服の下に入れておけば気にならない。


ギルドに到着したので、俺達は降りる。

ギルドはかなり大きく、4階建てのようだ。周りの冒険者達がコソコソ喋っている。あ、王家の馬車だからか。

俺達はギルドの中に入る。


1階はセカンディアのギルドと同じだ。

ただ広さがこちらの方がデカい。

酒を飲んでる者も多く、人の数も物凄く多い。ある者が俺達に絡んで来ようとするが、周りの冒険者が止めている。


「やめてけ、ありゃセカンディアのアームブレイカーのアラシだ!腕折られるぞ!」


そんな声が聞こえてくる。

セカンディアにいた冒険者もいるんだな。そんな事を思いながら受付へと進む。


『滞在登録をしに来たんだが』


「はい、それではギルドカードをお願いします」


俺達はそれぞれギルドカードを出す。

虹と金2枚のカードを出すと、受付の女性は一瞬驚き、しかし直ぐに

「お預かりします、少しお待ちください」

そう言って処理してるそうだ。


「お待たせしました。ギルドカードをお返しします。ようこそ、王都のギルド本部へ。Sランクチーム ストーム(仮)の皆さんを歓迎します。」


『ああ、こちらこそよろしく頼む、後これもお願いしたいのだが』


俺はセカンディアのギルドマスターからのルビィの推薦状を渡す。


それを見た受付嬢は試験官が見つかったら連絡するので、滞在場所を聞いてきたので、伯爵別邸を伝えておいた。

また少し驚かれたが。


さて、とりあえず依頼は今度にして王都を見てこよう。昼飯もまだだしな。


俺達はギルドを出て、王都を見る。すると全てがセカンディアよりもひと回りデカい。道も建物も。水が流れている水路もあり、噴水も所々にある。

凄いなぁー、金かかってんなー。アーセルやるやんけ!!


まぁ、今の王が作った訳ではないのだが。


しかし1番気になったのは、異世界人が多いのだ。この場合の異世界は俺のような試練を受けてる者達だが、かなりの異世界人とすれ違う。何故分かるかと言うと、バックを持っているからだ。最初に貰ったバックだ。俺はバックを大きなバックの中に入れてカモフラージュしているが、異世界人達はそのまま使っている。


異世界人達は大体本を見ながら色々やっている。しかも全部同じ本だ。

鑑定してみる


初級スキル

・冒険の書

異世界人限定。試練の為のヒントが書かれている。ほとんどの異世界人はガチャガチャで手に入れる


はあ!?おいー!!俺持ってないんですけどーー??そんな便利なもんがあるのか!?おい!!ジン!!お前のガチャガチャどうなっとんじゃー!!


俺はジンに怒りを覚えたが、まぁそのおかげで、ルビィとリン、フェンリルに出逢えたんだ。良しとしよう。俺は異世界を満喫する事にしたんだ。試練は分かった時点でやればいいだろう。


多分、これだけ大勢の異世界人が王都にいる事はここに少なからずヒントがあるのだろう。それだけ分かれば十分だ。

多分、異世界人達は一目散に王都に来たんだろう。だからセカンディアではほとんど見なかったんだな。まぁ、ここまでは強い魔物も、あまりいなかったしな。


とりあえず昼飯を食べれる場所を見つけて食べ、それから買い物をする事にした。必要な物を買い、武器屋を覗く。

武器屋は大きく、商品も種類が多い。

しかし、セカンディアの武器屋より少し性能がいいくらいで、俺の作った武器に比べると弱すぎる。


そのまま防具屋も覗いたが、同じような感じだ。ルビィとリンと話し、とりあえず装備はこのままでいく事にした。


俺達はそれから王都を見て周り、暗くなる前に伯爵別邸に帰ってきた。

晩飯を食べながらロメロの話を聞く。

辺境伯との話で


・今後30年間、如何なる理由があろうと伯爵及びその親族、領民、領地に手を出さない、危害を加えない。


・慰謝料の300万ダリー年に50万ダリー支払い、6年返済、利子無し


・辺境伯より頭を下げ、お詫びをされたそうだ。その詫びを受けとった。


とりあえず、これで辺境伯とのいざこざは終わりだろう。


「そういえば辺境伯がな、ぜひアラシに辺境伯の領地に来て欲しいと言っていたぞ。強い男は大歓迎だそうだ。」


『はあ?行かねーよ。』

俺的にもかなりやってやった。俺なら確実に恨むレベルだ。そんな所に行きたくない。


「だよな。だが少し気になる事を言ってたんだ。」


『どうした?』


「ん、なんでもな、最近魔物族の軍勢がかなり組織的になったんだそうだ。元々魔物族は知能が低い事で有名なんだが、前まではただ突っ込んでくるだけだったんだが、最近は組織的に考えられて動いてる感じなんだそうだ。」


『ほう、確かに気になるな』


「だろう、まぁ今の所そこまでしっかりと軍勢をコントロール出来ていないみたいだからまだ余裕だと言っていたがな。」


『そうか、なら頭の片隅にでも入れておくよ。』


「ああ、そうしてくれ。あと、俺達は明日セカンディアに戻ろうと思う。アラシ達はどうする?」


『俺達はこのまま王都にいるよ、気になる事もあるしな』


「そうか、分かった。ここはそのまま使って貰って構わない。数名メイドも残しておこう。」


『良いのか?』


「ああ、当然だ。親友の為ならな。

あっ、違うな、王の代理人様の為だ」


あっ、こいつ、根に持ってやがるな!


『ああ、くるしゅーない』


俺達は笑いながら飯を食い、その後風呂に入って寝た。ちなみに部屋は1人1部屋与えられているのだが、寝てるとリンがいつの間にか俺の横で寝ている。フェンリルを抱きながら。


頭の中に声が聞こえる。

(試練を受ける者たちよ。途中経過だ。

未だ試練を1つでも達成した者がいない。

現在652名だ。ぜひ頑張って欲しい。

以上だ)


久しぶりにミカの声を聞いたな。

あれから人数がさらに減ったが、最初の時からの日数を考えれば、だいぶ落ち着いたか。

まぁ、慌てる事もない。寝よう


朝起きて、朝食を食べながらロメロと別れの挨拶をすませ、俺達はギルドに向かう。やはり異世界人が多い。まぁ、この世界の人の方が多いのだが。


ギルドに到着し、俺は依頼ボードを見に行く。ルビィは試験がどうなるかの確認をさせに行かせた。

ギルドボードに気になる依頼を見つけた。


・謎の遺跡の調査

ランク : Cランク

達成条件 : 遺跡の内容を資料提出

報酬 : 1,000ダリー

(資料の内容で報酬の増減あり)

期間 : 10日

備考

最近突如として現れた謎の遺跡の調査

まだほとんどが謎の為、ランクはCとしているが、危険度は高め



これは絶対に試練関係だな。俺の直感がそう告げる。


「アラシー、受けてくれる人がまだ居ないみたいで、もう少し待って欲しいって。」


『そうか、まぁ、慌てる事もないしな。』


俺は依頼書を持って受付に行き、謎の遺跡の場所を聞いた。


するとここから半日程行った、谷の下に洞窟があり、その奥に遺跡があるそうだ。


俺達は謎の遺跡に向かった。








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