3話 ステータス
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ミカの転移陣により転移したアラシの目に入ってきたのは、大勢の人と体育館のような場所だった。
周りを見渡すと、色々な人がいた、髪の色や肌の色、服装等も色々だ。ちなみに俺は上下ジャージだ。そりゃ家でゲームしてたらこんな格好にもなる。しかし明らかに地球人以外もいるんだよなー。更に良く見てみると、ワクワクしている者、不安になってる者、隣の人に話かけてる者、多種多様だ。中には背が3メートルある者、機械の体?の様な者。ツルツルな体で液体?みたいな者。あれは生命なのか??
周りをキョロキョロしていると、
「それでは、皆の者注目してくれ。
これよりは試練の説明をする。」
そう言ってミカが壇上のような所で話し出した。
他の者達は驚きつつもミカを見て、感動しているようだった。確かにミカはキレイだが、俺の中では面白い動きをする美女となっている。
ミカは話を続け
「4つの大陸より試練の証をそれぞれ所得し、4つの証を持って4つの大陸の中央へ持ってくる事。以上だ。」
そんだけ?俺は色々と気になった。
試練は今回だけなのか?
タイムリミットはないのか?
協力しても良いのか?
試練の証はどんなものなのか?
色々と浮かび上がってくる。
周りも少しザワザワしている。
俺と同じように考えている者、すぐに証を取りに行こうとする者。
そしてミカは再度口を開き、
「試練の説明は以上だが、ここに来る前に各自能力が与えられている。ステータスオープンと唱えると自分の能力が見れる。ちなみに最低限のスキルとして、異世界言語能力と鑑定は全員が持っている。そして後ろの扉を出れば異世界へと通じている。扉の前にあるバックを1人1つ持っていくがいい、最低限必要な物を入れておいた。以上だ。質問には一切答えない、皆の者よ!検討を祈る!!」
ミカはそう言って印を組み、消えていった。
その声と同時に人々はそれぞれの行動に出た。扉に向かう者、ステータスを確認する者、仲間に誘う者、バックを2つ持っていこうとして、電撃で痺れている者。あっ、そんな仕組みなのね。
そこで俺は、扉を出たら異世界と聞いた時点でここは少なからず安全地帯と考え、ステータスを確認する事にした。
(ステータス オープン)
声には出さず、念じてみる。
すると目の前に両手を広げたサイズ位の透明のボードが出てきた。
そこに出てきたのは、
名前 : アラシ=サクライ Lv.1
種族 : 人族 (異世界人) 20歳(40歳)
職業 : ???????
体力 : 35/35
魔力 : 25/25
力 : 29
速さ : 31
魔法力 : 32
防御 : 27
魔防御 : 31
運 : 48
神力 : 0/50
ステータスポイント : 0
スキルポイント : 0
初級スキル
・剣技 Lv.1
・薬調合 Lv.1
・探知 Lv.1
上級スキル
・危険回避 Lv.1
超級スキル
・超鑑定 Lv.1
・超異世界言語能力 Lv.1
・超鍛冶 Lv.1
???????
・????
・?????
・???????
????????
・????????
・????????????
・??????????????
??????
・?????
・???????
・????
『なるほど・・・・・わからん。』
体力などは何となく分かる。
神力ってなんだ?しかも0って事は使った?
スキル系も何となく分かるが、その下の?は多すぎる。まぁ、進めて行けば分かる事もあるだろう。
『良し、行こう。』
俺の異世界物語が今、始まる!!
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