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13話 ダンジョン その後

転移陣で5階層に飛び、そこから10階層のガッスルとトトンを回収。そのまま5階層に戻り、転移陣で1階層へ。そのままダンジョンの外に出る。

外はすでに暗くなっていた。


『さて、それじゃぁ、街に戻りますかー。腹も減ったし。』

途中串焼きを10本食べたが、、もう晩飯の時間だ。


ガッスルとトトンには最深部の奥の事を黙っていた。フェンリルに関してはペットにしたと伝えてある。


ガッスルは何度かルビィに話掛けたが、その都度ルビィは俺に話しかけ、ガッスルとの会話を拒んでいた。


気まずい空気のまま、街にたどり着き、俺はそのままギルドに向かった。


ギルドの受付へと進み、依頼達成の報告をする。魔石を100個カウンターの上に置くと、受付のニキータさんが、


「この魔石は少し大きいですね。

少しお待ちください。」

ニキータさんは買取所に向かい、職員と魔石を見ながら話している。

話が終わりこちらに戻ってくると


「アラシさん、これはやはり初級魔石(中)

でした。なので依頼報酬とポイントを上乗せしますね。依頼報酬の5,000ダリーと追加報酬の5,000ダリーです。ギルドカードもお返しします。」


俺は買取所へ向かい、残りの

初級魔石(中)100個とオーガの魔石を

買取所のカウンターに置いた。


『すみません、買取お願いします。』


買取所の職員が魔石を見て驚いている。

オーガの魔石を持って今度は受付のニキータさんと話をする。

買取所の職員と共にこちらに来たニキータさんが


「アラシさん、これは初級ダンジョン最深部のボスの魔石ですよね?」


『はい、そうです。』


「アラシさん、最深部のボスの討伐はBランクの依頼なんですよ。」

そう言って依頼書をピラピラと見せてきた。


「まぁ、この依頼なら事後でも良いので処理しちゃいますね。ギルドカードも出してください。」


その後

・ボスの討伐報酬は50,000ダリー

・初級魔石(中)は10,000ダリー



さすがはボスの討伐報酬は高い



ダンジョンについては、

途中の階に出てくるボスは階層ボスと言い

こちらは倒してもすぐに復活するらしい。

最深部のボスはダンジョンボスと言い、

こちらは倒すとしばらく復活しない。

しかもダンジョンボスを倒すとダンジョン全体の魔物がかなり減るらしい。


まぁ、お金も貰ったし、とても疲れたので宿に戻る事にした。


「アラシさん、明日もギルドに来ますよね?」

ルビィが俺に確認してくる


『疲れてるからどうするかはまだ分からないな、でも昼ぐらいには1度顔を出そうかな。』


「それでは、その時間にギルドで待ってます」

ルビィはそう言ってガッスル達の元に戻っていった。


俺は宿に戻ると、フェンリルを部屋に入れて良いか確認するとしつけが出来ているなら、追加料金で泊めて良いらしい。

食事も俺と同じ物が良いらしく、そのおかねも払ってそのまま晩飯を食べて部屋に戻る。


そのままベットに潜り込み、フェンリルやミッシェが何か言ってるようであったが、俺はすぐに眠りについた。



「お客さーーん、もうちょっとで朝食の時間が終わりますよー。起きてくださーい。」

部屋の扉をドンドン叩く音と共に声が聞こえてきた。


俺はゆっくり起き上がり、フェンリルと共に朝食を食べ、もう一泊分の料金を払い宿の裏で自分とフェンリルの体を水で洗い、ジャージも水洗いした。バックに入っていた布の服の上下を着て、剣だけを腰に差し、街に向かった。


とりあえず、必要な物を買いに行く事にした。服を5着買い、石鹸、塩、胡椒、テント、ランプ等のキャンプグッズも買っておいた。ミッシェが買えとうるさいからだ。

全てバックに入った。

収納バックすげー。


時間も昼になったので、とりあえずギルドに向かった。


ギルドに入るとルビィが走って寄ってきた。


「アラシさん、いきなりですが私をアラシさんのチームに入れてください、ガッスルには了承を得ています。お願いします!」


俺はガッスルの方を見ると、ガッスルは悔しそうな顔をしながら、俺の方に歩いてきた。


「アラシさんよう、ルビィはどうしても強くなりたいらしいんだ、俺のチームに入ったのもそれが理由だ。チームを抜けるのはしょうがねぇ!だがあんたが本当に強いのか確かめさせてくれ」


ダンジョンボスを倒した時点で強さの証明はしたはずなのだが。


ルビィに関しては、チームとして迎えるとしても長所も短所もある。


長所

・ルビィは顔は可愛らしく、胸もなかなかある。旅をするのは楽しい


・フェンリルの件も知っているので、ある程度過ごしやすい。


・強さにしても磨けば光そう。


短所

・俺が異世界人である事、試練を受けてる事を秘密にしている。


・ガッスル達との関係が悪くなりそう。


・頭の中でミッシェがうるさい


ふーむ、仲間にしてチームに入れるは特に問題はなさそうだ。秘密は黙っていれば良いし、ガッスル達とは別に昨日知り合ったばかりだ。


『分かった。』

俺はガッスルに返事し、ガッスルは受付に向かい話をしている。その後俺に向かって


「ついてきてくれ。」

俺はガッスルの後についていき、ギルドの階段を降りた。


「真剣勝負だ。武器もそのままいつものを使ってくれ。相手を降参させるか、戦闘不能にした時点で勝利とする。なるべく殺さないように。」


あれ?俺そう言えば剣しか持ってきてないな。まぁ、今から取りにいける雰囲気でもないし、しょうがない。

さっきついて行く時に鑑定をかけたので、負ける相手ではない。


・ガッスル Lv.16

体力 :60/60

魔力 :12/12

力 : 56

速さ :18

防御 : 62

スキル : 大剣技 Lv.3


何故が審判にギルド試験を担当してくれたダニーさんがいた。


「それでは両者、試合開始」


さて、真剣勝負との事だが、本気を出すと間違いなくガッスルは死ぬ。

そこである程度打ち合ってから倒す事に決めた。


開始と同時にガッスルさんが大剣を構えながら突っ込んできた。

上段から俺の頭に打ち下ろす。


俺は片手で剣を持ち上げ、大剣を受け止める。両手で剣を俺に押し込もうとするガッスルに対して俺は片手で押し返す。


そのまま俺はガッスルの大剣を弾き、すぐに後ろに回り込む。そのまま後ろからガッスルの首に剣を突きつけ


『これで証明出来たかな?』

「なっ!?バカな!?これほどとは・・・」


「勝負あり、勝者アラシ」

ダニーさんが俺の勝利を宣言した。


「そうだアラシ、受付のニキータが呼んでいたぞ。帰りに寄ってくれ。」


そう言ってダニーさんは階段を上がり姿を消した。


膝をつき、動かないガッスルをそのままに、俺はルビィと一緒に階段を上がり受付へと進む。ルビィは何とも言えない顔で黙って俺についてきた。


『ニキータさん、俺に用事ですか?』


「アラシさん、昨日の依頼達成と買取を合わせると、ギルドランクの昇格試験を受けれます。Bランク試験を受けますか?」


ちなみに試験はギルドに入る時と、後はBランク以上の上がる場所に必要だそうだ。


「アラシの試験は必要ないぞ。」

ダニーさんが声をかけてきた。


「さっきの試合も見ていたが、Bランクに必要な戦力は余裕である、むしろ俺でも勝てない。人格についてはガッスルに怪我もさせてないし、ルビィがあれほど懐いているんだ。問題ないだろう」


「それではアラシさん、ギルドカードを提出してください。」

俺はギルドカードを渡し、ルビィを見てみると、何故が顔を赤くしていた。


「はい、お待たせしました、ギルドカードです。後はルビィさんとチームを組まれますか?出来れば登録してください。登録の際にチーム名も教えてください。」


俺はギルドカードを受け取ると

「あれ?ギルドカードの色が金色になってる?」


「はい、Bランクは上級冒険者なので、金色に変わります、ああ!アラシさんはいきなりCランクだから知らないですよね」


聞いた話をまとめると

・G → 新人冒険者 カードの色 白

・EF → 初級冒険者 カードの色 銅

・CD → 中級冒険者 カードの色 銀

・AB → 上級冒険者 カードの色 金

・S → 特級冒険者 カードの色 虹


なるほど、見た目でランクが分かるようになっているのか。


さて、とりあえずチームを組むとしても、チーム名か。さて、どうしよう。


『ルビィさん、チームを組むとして、チーム名で良い案ありますか?』


「アラシさん、チームを組むなら、呼び捨てでお願いします。あと、チーム名はそうですね。アラシーズでどうでしょう?」


『ルビィさん?いや、ルビィ。確認なんだが、ガッスルズと名づけたのは、ひょっとしてルビィ?』


「そうですよ!リーダーの名前を入れておけば、分かりやすいですし、そうしましょう!!」


あ、あかん。この子天然だ。確かに良しとしてしまいそうな空気を出しているが、絶対にダメだ。恥ずかしくしチーム名を口に出来ない。


『却下だ!!』


「ええー!?そんなーー!」


(アラシちゃん!!その女とチームを組むのは許せませんが、チーム名ならいい案があります。)


ほう、さすがナビゲートしてくれるな。ミッシェ。言ってみろ。


(アラシちゃんとミッシェのラブアフェアーでどうで・・・)

『却下だぁーー!!!!』


思わず声に出てしまい、周りがビックリして俺を見る。


『す、すまん、何でもない。』


そうだった。ミッシェはそんな奴だった。

真面目に聞いた俺がバカだった。


俺は自分の中で、ナビゲートのスイッチを無視という名のオフにした。


まぁ、確かに色々と考えるのは面倒なので

チーム名はストームにする事にした。



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