11話 最深部 更にその奥に
(ステータスオープン)
レベルは10上がっていて、Lv.35
スキルポイント 76
ステータスポイント 76
本来なら宿に戻ってゆっくり考えたいが、今のままだと、互角か負ける可能性もある。
なので
・上剣技Lv.5 → Lv.8
使用スキルポイント 42
・危険回避Lv.5 → Lv.7
使用スキルポイント 26
残りスキルポイント 8
・体力 405 → 633
使用ステータスポイント 76
残りステータスポイント 0
・上剣技Lv.8
(疾風斬・一刀両断)
・一刀両断
上剣技Lv.6で修得する。
相手の防御を無視してダメージを与える
1度の戦闘で1回のみ使用可能
スキルランクが上がるまでは使用回数は 増えない
これで何とかなるか。そんじゃまぁ、行きますか!!
5階層では階段のあった位置に最深部の10階層では隠し部屋があるのか。
俺は壁を確認し、ギミックがないか調べるが、特に何も見つからない。
そこで疾風斬や魔法を使い壁を破壊しようとするが、壊れてもすぐに直るので通る事は出来ない。
『ダメか。ふー。あれをやってみるか』
俺は壁に近づき、目を閉じ集中。
そして両手を壁につけ、体の中から例のアレを出すように集中。
そうすると俺の体から温かい例のアレが
腕を通り手まで来た所で
『ハッッッ!!』
ドゴーーーンンン!!
凄まじい音とともに壁が崩れた。
壁は修復せず、崩れたままなので、俺はゆっくりと中に入った。
壁の外ではルビィがビクビクしながら覗いている。
『ルビィさん、中には入らないように、入ってきても今回は助けられない。』
そのまま俺は中へと進んでいく。
「ほう。ここに来れる者がいるとは。
もう誰も来ないと思っておったわい。
しかもお主、人族か。クックックッ。
面白い!!」
それは大きな犬?のような生き物だ。
シベリアンハスキーのような姿だが、大きさは比較にならない。
高さは2メートル、幅は4メートル位ある。
『今喋ったのはあんたか?何でこんな所にいる?』
「ホッホッホッ!また愉快な事を言う。
ならばなぜお主はここに来た?
目的は1つじゃろうて。」
『そうだ・・・な。そこを通してくれないか。俺はその奥に用がある。』
「それはならんな。ワシはここを守る為におるのだからのう。進みたければワシを倒してゆくが良い。」
『ちっ』
(超鑑定)
・フェンリル Lv.100
体力 :1,000/1,000
力 : 200
速さ : 400
スキル : 爪斬撃波 Lv.5 (上級)
牙砕衝 Lv.5 (上級)
咆哮ブレス Lv.3 (超級)
???
????
・爪斬撃 Lv.5 上級スキル
爪の本数分、斬撃を飛ばす
斬撃の距離は5メートル
1度使用すると6秒間使用不可
・牙砕衝 Lv.5 上級スキル
その牙の攻撃はあらゆる物を砕き、その 時に生じる衝撃でもダメージを与える
1度の戦闘で1回のみ使用可能
・咆哮ブレス Lv.3 (超級スキル)
無属性のブレスで咆哮し、全方向に放た れる。範囲は半径7メートル
範囲内の敵にのみ有効
1度の戦闘で2回のみ使用可能
ちくしょう!めちゃ強いじゃねーか!!
しかもスキルが2つ分からん!
俺の超鑑定でも見えないレベルかよ!?
逃げてぇ!逃げてぇよ!!
「鑑定したようじゃな。どうする?
今逃げるなら追いはせぬぞ。
しっぽを丸めて逃げるが良いわ!!
ハーハッハッハッ!」
ぷっちーーん!切れた、マジ切れた。
やってやる!!
(バリアー)
(疾風斬)
バリアーを自分にかけ、疾風斬で足を狙う。
(ファイアボ・・・)
その瞬間、疾風斬がフェンリルに当たると思われた時、姿が消えた。
ビリリッ!!
ファイアボールを唱えようとしてる時に危険回避が反応!!すぐに回避するが
『クッ、ぐはっ!』
避けたはずがその衝撃で吹っ飛ばされる
「ほう。かわすか、だがダメージは受けたようだのう。」
今ので俺の体力は
485/633
すぐに立ち上がり構える。
だが、すぐに危険回避が発動
俺は横に避けた、そこに凄まじい音ともに斬撃が過ぎていく。
『危なかった・・・』
「油断してて良いのかのう?」
その瞬間今までにない程の危険回避が発動
だが逃げ道がどこにもない!
俺は両腕を体の前でクロスし、屈みながらバリアーをかける。
「オーオーーン!!!」
凄まじい衝撃が俺の全身を打ち砕く。
さっき牙砕衝といい、今回の爪衝撃と咆哮ブレスといい、半端ない。
体力 :79/633
(ヒール)
体力が200程回復したが、まだ全然足りない。
俺は傷ついた体にムチを入れ、とにかく動くが、それよりも速いスピードでフェンリルは
通常の爪や牙で攻撃してくる。
危険回避を使用しても、相手の方が上手でかわしても次の攻撃で逃げ場がない攻撃を繰り出し、回復もかけながらではあるが、
徐々に俺の体力と気力、精神を追い込んでいく。
『ハア、ハア、ハア・・・』
「もう、限界のようだのう。
もう無理をせずに諦めたらどうかのう?
今ならまだ逃がしてやるぞい?」
『ハア、ハア、なめんなよ!
俺は逃げねぇ!!1度逃げ癖がついちまったら、この先逃げてばっかりの人生になっちまう!俺はそんな男になりたいんじゃねぇ!!俺は自分の信じた道を行くんだー!!!』
俺はフェンリルに向かって走り剣を振りかざした。
「死んだら何にもならんじゃろうて」
フェンリルは姿を消し、俺に爪の攻撃を繰り出した。
危険回避は反応したが、俺はどうしてもフェンリルに一撃入れたいが為に無視した。
フェンリルの攻撃が俺に直撃。
その瞬間俺の意識が飛んだ。
「なかなか惜しい者じゃったな。
しかし、死んではどうにもならんわい。
さて、まだ待つ事になるん・・・
な、まさか、まだ立つというのか!!」
アラシはゆっくりと立ち上がり、剣を構えた。その瞬間眩い光がアラシを包み込み、
剣の先まで到達した。
「な!?ま、まさかこの力は・・・」
アラシの姿が消え、フェンリルの上部へ移動
『一刀両断』
その剣がフェンリルの首へと軌道を辿り、
フェンリルは死を覚悟した。
「ああ、ここまでか。申し訳ございません、母上、またいつか会えるとお伝えしたのに・・・」
フェンリルは目をつぶり、死を覚悟した。
アラシは夢を見ていた。
そこにはジンがいた。
「おい、アラシ、お前寝てんじゃねえよ!」
『いやいや、ジン。俺は死んだんだよ。ものすげー強いフェンリルにやられて。ありゃ勝てねーわ。』
「いや、アラシ。まだ死んでねーぞ。
ってゆーか、お前まだ俺に会いに来てねーじゃねーか!またな!は嘘か!」
『嘘じゃねーし!!今会ってるじゃねーか!会えたろ!?』
「ったく、こんなんでお前は満足なのか?アラシ、まだ終わってねーぞ。早く目ぇ覚まして、その犬っころ、倒してみろ!ペットしてやるくらいの事、言ってみろってんだ!」
『なにおうー!おお、やったらー!!
見とけよ!!ジン!!俺はやる時はやる男なんだ!じゃーな!!ジン!!』
「ああ、またな・・・アラシ」
俺は目をあけると、剣を振り下ろしフェンリルの首を切り落とそうとしていた。
『んだらあぁぁぁぁーー!!』
俺は剣を止め、そのまま鞘に戻す。そして地面に着地。フェンリルを見ると目をつぶっている。なんかチャーーーーンス!!
『スーパーメガトン超絶ハイパー・・・あとなんか、まぁ、良いや。パーーンチ!!』
俺は渾身のパンチをフェンリルのボディーに入れてやった!
「げほらぼーー!」
フェンリルを吹っ飛んでいき、そのまま倒れて動かなくなった。
『ん?なんか俺めちゃくちゃ光ってね?
まぁ、良いや。』
俺はフェンリルに近づき、フェンリルの顔を往復ビンタして意識を戻す。
『おい、犬っころ!!お前は俺に負けたんだから、今日から俺のペットな!!これ決定事項なんで!!諦めろ!!』
「な、そんな事出来る訳ないじゃろ!
そもそもスキルがないと契約は出来ん?・・・ぞ、ちょっと待て。お主ワシの頭に手を置いてみろ。」
『ん?ああ。』
俺はフェンリルの頭に手を置いた。
するとお互いが何かに結ばれて他人?他犬?とは思えない感情が込み上げた。
『「おおーー!!」』
「これでワシはお主・・・いやご主人の下僕となりました。これよりかはどうぞよろしくお願いいたしまする!」
『おおう!ってかペットな。俺の事はアラシって呼んでくれ!』
「かしこまりました、アラシ殿」
『んー、まぁ、なんか喋り方が固いがそれは後で良いや。』
「うわーーん、アラシー!、大丈夫ー??
すごく血が出てるよ!?」
ルビィの事忘れてた・・・
俺はヒールをかけて、体力を回復した。
ルビィはフェンリルにビクビクしながら、俺の腕にまとわりついている。
『おし!完璧!それじゃお目当ての奥に進みますかねー!』
そう言って俺達は奥に進む。
(・・・・・・ありがとうな。ジン。
絶対に、またな。)




