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弾丸の味と十字線  作者: 帝都
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始まりは一通のメールからだった

「よしっ!」

と小さな声で呟いたのは水無月信二(みなづきしんじ)20歳。『バレット&ウォー』通称BWというFPSゲームにおけるプロゲーマーである。

信二は本日開催された大会において数多の敵を倒して優勝した。


信二は敵を倒すのがたまらなく好きだった。どんなに強い相手でも、知略と戦術、そして技術でねじ伏せ、その度に進化していった。

信二がこの興奮を覚えたのは中学生2年生の頃初めてFPSをプレイした時だった。

初キルの快感は信二にとっては想像を絶するものでそれからはもうFPSの虜である。


しかし、最近何か物足りなさを感じてきている。

これまでの自分なら興奮でしばらく身悶(みもだ)えていたはずの今でさえ小さく声をこぼすほどの嬉しさしか得られない。


何か方法はないかと思いふける信二のもとに突如(とつじょ)一通のメールが届いた。


件名には『大会のお知らせ』と書かれていた。

差出人の名前は見た事のないものだったのだが、

信二は気にする様子もなく淡々とメールを開いた。


「また大会か。」

大会にでて、より強い者と戦い刺激を貰えば、すぐにこれまでのような興奮を得られると思っていた。しかしそんなことはなく、ただ強者が弱者を一方的に蹂躙(じゅうりん)するのみだった。


本文を見てみると『大会参加はこちらから』という簡素な一文とURLのみが添付されていた。


「んっ?」

と数瞬とまどった信二だがすぐに我を取り戻し、URLをクリックする。

数秒間ロードが入ったあとページが開かれると思ったその時

ふっ、といきなり部屋の電気が消えた

突然のことに驚いた信二だったがすぐにブレーカーを直しにいこうと立ち上がろうとした。しかしそこできずく。

パソコンの電源は落ちているはずなのにディスプレイには文字が表示されていた。


『さらなる高みを目指したくはないか?』表示されていた文字を読み信二は心の中で、考えることさえせずに答える。


「当然だ」と。

倒すことを生きる糧としてきた信二にとってその答えはは至極まっとうで、あたりまえのことだった。


ディスプレイに表示された文字はその形態を変えていく

『より強い敵と戦いたくはないか?』新たに表示文字をみた信二は、食い気味に、そして今度は心の中でではなく口に出し「あぁ」と肯定する。


その瞬間高らかな笑い声と共に巨大な地震にあったような感覚に襲われ

信二の意識は遠のいて行った………。


至らない点があるかと思いますが(ありまくりです)

よろしくお願いします。感想とか頂けたら嬉しいです!

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