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3話 町を出て色々あっても眠い・・・

久々の眠り姫投稿です。皆様的にはどちらの方が人気なのでしょうか。


デイン「ゼフィトさんの方じゃない?あっちの方がずっと続いてるし」


でも君もかなり良いキャラしてると思うよ。


デイン「それは別にどうでもいいけど、僕のこの名前ってなんで作者の君と似てるの?」


ごめんなさい、良い名前が思いつかなかったんだ。


デイン「まあいいや、僕は一眠り


させないよ、もうこれから始まるんだから。


デイン「作者、マジ許すまじ」


あ、ガチギレだ。えっと、僕が消される前に今回もどうぞ!!

・・・お昼まで寝ちゃった・・・てへへ。追加料金も払って出た。・・・もうちょっと寝てたいかな〜。


町をフラフラ歩いていると。


「お嬢さん、大丈夫かい?」


いきなりイケメンな男の人が話しかけてくる。


デイン「う、ん、眠い、だけだよ」

「そう?じゃあ眠れそうな所に案内しよう」


男が僕の手を掴んでくる。


デイン「えー、大丈夫だよ、手を離してー」

「そんな遠慮しないで、うっ、力強いね」

デイン「・・・いい加減にしてよね、それに僕は・・・」


その瞬間他の人が助けに入ろうとしてたみたいだけど、男がふわっと持ち上がった瞬間みんな固まっていた。


デイン「男だよ」


持ち上げて離す、男はボトッと地面に落ちた。


デイン「見た目で、判断しない方がいいよ・・・zzz」

「「「寝た!?」」」

デイン「あ、寝てた」

「「「起きるのはや!!」」」

デイン「そこ、うるさいよ〜」

「「「ごめんなさい!!」」」


ふう、こんな事地球でもしたねー。懲らしめるのはここまで激しくなかったけど。


そろそろ町を出ようか〜。眠いけど仕方ないよね。


町の外〜、出て見るとゲームとかで見るような景色をリアルにしたものが僕の目に映し出される。なんというか、新鮮だね、僕都会生まれだし。


道を歩くデイン、眠そうな彼の目に何かが映る。


デイン「あれ?馬車かな?なんだろ・・・あ、男の人が剣を抜いた、うーん、あ、これは小説でいう、所謂テンプラって奴かな、うーん、眠いから通り抜けよう」


マイペースにテンプレをスルーしようとする輝、しかしそれをテンプレは許さない。


「お!?上玉のガキじゃねえか!おい!お前ら!!こいつを捕まえた方がもっと金になるぜ!!」


するとあっという間に囲まれてしまう。


デイン「えっと、おじさん達誰?」

「へっへっへ、俺達は盗賊だぜ?お嬢ちゃん」

デイン「とうぞく?トウゾク?あ、盗賊か、眠くてよくわからなかったよ、おじさん達盗賊っていうことは・・・」


すると手を伸ばしてきていた男の手を掴み、握り潰す、バキバキッという音が鳴り、男達は固まった。


デイン「殺してもいい人種ってことだよね?えい♪『破壊』」


僕が手を握っていた男が弾け飛んだ。血が辺りに飛び散る。うーん、失敗だった、血を被っちゃった。


状況が飲み込めずその場に立ち尽くす盗賊達。


デイン「じゃあ、全滅させるよ」


僕は近くにいる盗賊から次々に心臓がある位置を手で貫いていった。


よし、終わり、僕が振り返ると同時に盗賊達は血を吐いて倒れた。


デイン「・・・『浄化』」


デインについていた血が消え、清潔な状態に戻った。


デイン「行こう、眠いし」

「ちょ、ちょっと待ってくれ!」


僕は歩もうとするが、僕を引き止める声が聞こえる。


デイン「なに、かな?僕眠いから、手短に、ね」

「た、助けてくれてありがとう」


騎士のような姿をした女の人がそんなこと言っている。


デイン「うん、終わり?じゃあ行くね」

「ちょっと待ってくれ、お礼と言ってはなんだが、馬車に乗っていかないか?」

デイン「・・・」


馬車に乗る➡︎歩かなくていい➡︎眠れる・・・!?


デイン「乗せてください、ぜひ」

「わ、わかった」


デインは馬車に乗ると他の乗員には目もくれず、端に行ってすぐさま寝息を立てる。


「お、お前、お嬢様に挨拶を」

「いいのよ、寝させてあげて」


気品溢れる女性が和やかに笑う。



暗い、ここはどこ?


『壊せ』


何?誰?


『消せ』


何言ってるの?


『殺せ』


・・・


『壊せ、全て壊せ、生ある者を許すな、万物を憎め、全てを消しされ、汝は破壊神』


・・・ねえ、その話はまだ続くの?


『我が後継者』


命令しないでくれるかな。僕は破壊神でも何かを進んで壊さないし憎まないし消さない。どうでもいいから寝させて。・・・zzz


『壊せ』



・・・僕を呼ぶ声が聞こえる。


「の………どの………」


なんて言ってるの?


「しゃどの…………冒険者殿!町についたぞ!?」

デイン「あ、さっきのおねーさん、どうも」


馬車が町についたようだ、僕は立ち上がり、外に出る。すると外には一人の女性に数人の付き人のような人達がいた。


「あの時は助けていただき、ありがとうございます」

デイン「え?えっと、何の事かな?僕は覚えてないよ、送ってくれてありがとね」


僕は踵を返し立ち去ろうとする、がその女性は僕を引き止める。


「お名前だけでも、お聞かせ願えないでしょうか?」

デイン「・・・デインだよ」


僕はそう言って町に入っていった。


この町を歩いていても前の町のように視線を感じる。


デイン「もう指名手配とか出されててもおかしくないよね、ちょっと顔隠しておこうかな」


実際には指名手配は出されない、勇者の人質に使った手前、それがバレたら国の威信にも響く、それに勇者達がそれに気付けば攻撃や、討伐を放棄する可能性もある。よって指名手配は出さない。


それに気付かないデインは、自分の容姿を隠す為にフードを探す。


適当なフードを買って被る。顔が隠れたお陰で視線は無くなった。さて、ここで眠る場所を決めて寝よう。あまり寝れてないから辛いんだ。


デインはウトウトしながら宿を探した。


side勇者達


彼から一ヶ月ほど経った。輝を助ける為に魔王討伐の旅を続けるクラスメイト達、それぞれがかなり強くなっていた。名も売れてきて善行を行なっている為かなり人気が高い。


そんな彼らは現在ギルドランクが平均Cになっていた。その中で一番高いのはBの真由美だ。


「なあ、俺らってかなり強くなったよな」

「そうだな」

「でもまだまだ強い奴はたくさんいるよな、ランクSSSとかさ」

「そうだな」

「どんな奴がSSSなのか気にならね?」

「めっちゃ気になる!!」


そんな感じの理由でギルドに来ていた。どんな奴なんだろう、あわよくば仲間にとか。そんな希望を持って・・・。


「SSSランクの冒険者ですか?どうでしょう、いるかわかりませんが、調べてきますので少々お待ちください」


そうだ、いない可能性の方が高い。なんだが残念な気持ちになる。SSSランクの冒険者がそうポンポンといるはずがない。そうであれば今頃SSSランクの冒険者で魔王をフルボッコ出来るだろう。


「いました!!最近一人の冒険者がSSSランクになってます!!」

真由美「その人の情報をください」

「わかりました、えーと、彼がギルド登録した日は一ヶ月前、ちょうど皆さんと同じぐらいですね、それと報告されている二つ名がたくさんありますが、全部聞きますか?」

「一応、ね」

「わかりました、では一つずつ、まずは『癒しの戦姫』戦いは強いが、それが終わった後その場で眠り、その旅に美しい寝顔を晒して他の冒険者を癒していたことからついたものです」


クラスメイト達はどこかで聞いたことあるような気がした。


「それとよく寝るから『眠りの申し子』とも呼ばれたりします、さらに『殲滅の姫』、これは圧倒的な力故に付いた二つ名です」


・・・クラスメイト達の脳内には一人の男が思い浮かんでいる。


「あとは「ちょっと待った」は、はい、何でしょう?」

真由美「その人の名前と容姿の特徴を」


皆が思い浮かべている人物、黒髪黒眼の少女のような男の子、名前は・・・。


「名前は『デイン』、『銀髪』に『青眼』の男性です」

真由美「そう・・・か」


この世界ではギルドカードで嘘の情報を入れる事が出来ない、それはステータス内のものが自動的に反映されるからだ。そして姿を変える魔法はない、幻覚による偽装も考えられるが、誰も気付かないというのはおかしい、つまり、『東輝』ではない。


すると周りがザワザワし始める。何だろう。


「おい、あれって」

「ああ、あいつだ」

「噂には聞いてたけど、本当に可愛いな」

「ああ、なんか、男であっても関係ないって気がしてきた」


勇者達は振り返る。


「ひ、ヒメ」

「姫?えっと、誰と勘違いしてるのかな?」


その人は銀髪で青眼になった輝そのものだった。


デイン「えっと、僕はデイン、どこかであったかな?」

「いや、お前ヒメだろ!?東輝だろ!?どうやって逃げ延びたんだ!?」

デイン「誰の事かな、僕の名前はデインだよ」


sideデイン


クラスメイトのみんなに出会ってしまった僕は他人のフリを決め込む事にした。


「嘘つくなって!輝なんだろ!!」

「お、お前達、その辺でやめておけ、そいつを怒らせるな」


おお、他の冒険者達が止めてくれている。


「離せ!!そいつは俺達の仲間だ!!」

真由美「そう、そういう事なのね」


真由美が冒険者をすり抜けて、僕の横を通り過ぎる。ああ、この人はわかってるんだ。僕の考えが、僕は強すぎる。それはもう敵なしだ。でも圧倒的な力は時に仲間さえも傷付ける。だから僕は距離を取る事にした。


真由美が僕の前に来た瞬間、僕は僕と真由美以外の全ての時間を止めた。これには神でさえも抗えない。


デイン「久しぶり、真由美」

真由美「うん、無事でよかった、みんな心配してたんだよ」

デイン「うん、それはごめん、僕さ、起きた時直ぐに牢屋から抜け出したんだ、それから強くなって冒険を続けたんだ、そしたらさ、強くなりすぎたんだ」

真由美「うん、そんな気がしたよ、あんたはいつも周りを気にしてたりするからね、眠そうにしてるけど」

デイン「だから僕は別行動をしたいんだ、上手く遠ざけられないかな?」


すると真由美は考え込む。


真由美「・・・多分無理に遠ざけようとしたらかなり怪しまれると思う、だから困った時には助けるよぐらいでいいんじゃないかな」

デイン「そうだね、そうしよう」

真由美「ねえ、輝」

デイン「何?」

真由美「またいつか、ちゃんと話できる?」

デイン「・・・そうだね、いつかはちゃんと話すよ」


それを聞くと真由美笑顔になった。


デイン「それじゃあ、時を動かすよ」

真由美「うん」


ピンチの時は、僕がみんなを守るよ。それだけは約束する。

死ぬかと思ったよ。


デイン「そのスキル狡いよ、僕の攻撃が完全に無効化されるなんて」


君は一応僕の創作物の中の存在だよ!?僕が死んだら君達も終わるんだからね!?


デイン「いいよ、そしたら寝れるし」


・・・えっと、今回で一ヶ月たった事にしちゃいました。


デイン「妄想が抑えきれなくなったんだね」


それに関しては本当に申し訳ございません。にしても最後はキャラ崩壊してたね。


デイン「あんなの僕のキャラじゃないんだけど…」


そんなところで今日はここまでです。次回からまた『四天王と勇者、共に歩む』の続きを書いていこうと思います。


デイン「続きを思い浮かんだの?」


・・・なんとかなるよ。それなりには浮かんだし。


デイン「そうなのか〜」


コラ、某ゲームキャラみたいなポーズとセリフを言うんじゃない!


今回もありがとうございました、次回もお楽しみに!!

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