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非日常往来日記  作者:
1/10

1ページ目 〜出会い〜

初心者ですので、誤字脱字、文法の間違い等があるかもしれません。

もし、発見したら是非教えていただけると幸いです。

また、作品自体に関する感想、意見も募集中です。

初夏のとある日。

 極めて普通の高校生である俺は季節の移り変わりでしか変化しない周りの風景を眺め、子供の頃から変わらない道を通り、家に帰ろうとしていた。


「ーーねぇ」


 突然、誰かの声が聞こえたが俺の周囲には誰もいないはずだ。

 確認する為に周囲を見回したが、赤の他人どころか、同じ学校の生徒もいない。当然、人の声が聞こえるなんて事はあり得ない。

 だが、確かに聞こえたはずだ。

 あれは誰かを呼びかける声で、俺の周りに誰もいないのだから、あの声の主はおそらく俺に呼びかけたのだろう。

 しかし、周囲を見回しても誰もいないのが事実で、俺は一向に声の主を見つけられないでいた。


「ん、どうやら僕の呼びかけに気付いたようだね。ーー嘘川君」


「っ⁉︎ どうして、俺の名前を知ってる? それだけじゃない、どうやって姿を見せずに話しかけてきてる? 話があるなら姿を見せてくれ」


「いいよ、まずはどんな場合でも挨拶しないとね」


 直後、俺の目の前に一瞬にして変わった服装の少女が現れた。


「こんにちは、僕はフェイ。いきなり驚かしてごめんよ、君は随分と疑り深い人だからこうでもしないと、この後の話を説明し辛いと思ってね」


 ……今彼女は俺の事を疑り深いと言ったが、彼女は人の心でも読めるのか?もしそうだとしたら、今考えている事も読めるのかも知れないな。こっちも適当に挨拶を返して様子を見てみるか。

 

「こんにちは。俺の名前は……って、もう知ってるんだったな。 ところでいくつか質問があるんだがいいか?」


「ん、質問かい? いいよ、僕が答えられる範囲の事なら何でも答えるよ」


  よし、とりあえずいくつか質問してみるか。

 

「まずは、一つ目の質問だ。 君は何をしに来たんだ?」


「僕の目的かい? 僕は君に仕事の手伝いを頼みに来たんだよ」


 仕事の手伝い?そんな話聞いたことないぞ、そもそもいつから仕事することにされているんだ俺は。

 ……とにかく、もう少し話を聞き出してみるか。


「二つ目の質問、君は何者なんだ? 話を聞くと普通の人とは思えないんだが……」


「僕は魔法使い兼旅人兼何でも屋……ってところかな。別に何でも屋として働いている訳では無いんだけど、仕事の依頼上、多様な職業をこなす必要があってね」


 おいおい、魔法使いときたか。現在、俺の思考回路はかつてない程の負荷が掛かっているだろう。そりゃそうだ、目の前に変わった服装の女子が現れたと思いきや魔法使いとか仕事なんて言われても訳がわかる訳がない。もし、わかる奴がいたらそいつの頭も相当ヤバい、一度病院で検査するべきだ。

 ……それより仕事しているってどういうことだ?

 この子は見るからに俺と同じ、下手すると俺より年下だぞ⁉︎


「他に何か聞きたいこと、ある?」


「ほ、他に聞きたいことか……少し待ってくれ、一旦話を整理させてくれ」


 さて、困った事に巻き込まれたものだ……。

 目の前にいるのは、自称魔法使いでもあり、その他色々の職業をこなす女子。もし、彼女の機嫌を損ねることになればどうなるかはわかったものではない。魔法とかで酷い目に合わせられるかも知れないと思うと質問も慎重にならざるを得ない。


「ーーとりあえず、次の質問が最後だ。 どんな魔法が使えるのか見せてほしいんだが……いいか?」


「いいよ。 とはいえ、目立つ訳にはいかないから簡単なものでもいいかい?」


「あぁ、構わない」


「じゃあ……いくよ」


 彼女はそう言って右手をすっと俺の方に向け、指を鳴らすーー


「うわっ⁉︎」


 突然の事で俺は焦っていて何が起きたがわからなかったが、どうやら俺は宙に浮いた様だ。


「どう? こんな感じでいい? もし他の魔法も見たいなら他の魔法も使うよ?」


「い、いや大丈夫だ……。それより、降ろしてくれないか?」


 そうして、俺は地上にまた戻ってくる。たった数秒の間だが、俺は宙に浮くという魔法を体験したわけだ。

 どうやら、本当に魔法使いらしい。先程までの疑念は消え、むしろ今では彼女に対する好奇心の方が俺の思考回路を支配していた。


「まさか、本当の魔法使いだったとは……」


「まぁね。 この程度の魔法ならいつでも見せてあげるよ」


 この時、俺の中では彼女に対して今までに感じた事の無い興味を引かれていた。


「悪いが、もう一つだけ質問させてくれないか? 仕事について教えてくれ……いや、是非教えてほしい」


「お、ようやく自分から食いついた♪」


 この時の彼女の笑顔は俺は絶対に忘れる事は無いのだろう。そして、この日が俺の今までの日常との決別の日でもあったーー。





最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

作者も気を付けてはおりますが、至らない点もございます。

これからもより良い作品にしていきたいと思います。

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