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予感的中です
呼び出されてから既に30分はたちました
いまだに用件を言おうとしないで黙りこくっているパピーに海よりも広く足湯よりも浅い心の持ち主の僕はそろそろプッちんしてしまいそうだよ
「父上、殺っても良いでしょうか?」
その綺麗なお顔を殴りたいな☆
僕が率直に意思を言った途端パピーはソファーから立ち上がり僕にしがみついて号泣し出しました
なんだなんだ!?
そんなに殴られるのが嫌だったのかパピー?
「やってくれるのかいギルベルト
あぁ私はなんて駄目な父親なんだろう
息子にこんなことを言わせるだなんて…………」
え、殺っていいの?
しかも自分で駄目だと自覚していたんだ
「では父上今すぐに」
さぁ殴らせろ!!
「……そうだな
早い方が良いと陛下も仰っていたし今から行くとしよう」
ん?
陛下ってあの魔王陛下?
あれ、何か話噛み合ってない?
ねぇパピーあんたはさっきから何を言っているんだい?
僕の混乱なんて気づかずパピーは先程脱いだ上着を羽織りまた王宮に行く準備をし始める
僕も一応行く流れみたいなので失礼がない服装に着替える
はぁなんでこうなった