魔石
「魔石が作りたいのか?」
パピーはキョトンとした表情をしている
そんなに意外かな魔石作るのって……
「はい、作りたいんです」
「少し待ってなさい」
ガチャッ
トストストス
ガチャッ
パピーは書斎にいって資料を持ってきてくれたようだ
「この本に基本的な作り方は書いてある
魔力を貯めておける魔石を作るなら無の魔力で作ると良い
抑える魔石は反動ですぐ壊れてしまうからお薦めはしない」
さすがパピー
無の魔力ねOKOK
じゃあもう用無いし帰るか
「はい、ありがとうございます
では失礼します」
ガチャッ
トタトタトタ
自室に入りまず本でやり方から調べる
えーと
1、まず自分の体内にある魔力の種類を理解しましょう
目を瞑り集中すると色が見える筈です
2、作りたい魔石の種類によって少し違いますが一般的には手の平に丸く魔力を貯めます
3、次に空いているもう片方の手にも丸く魔力を貯めます
4、ここが一番重要です
よく見ると魔力は呼吸をしています
両方の魔力の固まりの呼吸が揃った瞬間に2つを合わせ圧縮しましょう
5、完成です
ほー
意外と簡単そうか?
まあやってみるか
まず目を瞑って集中……
無の魔力……無の魔力……合った
それを両手に丸めて貯める
呼吸を揃えて……………………今だ!!
キューールキュル
パキッン
あー失敗した
やっぱり最後が難しいな
それから約50回
キューールキュルキューールキュル
キュイーン
ッポン
で、できたぁぁぁぁあ!!
時刻は深夜の3時
途中で眠気なんて吹っ飛んでテンションMaxだったわwwwww
さて加工もやるか!
額飾りだからチェーンはあるやつを使って金具で雫石型の魔石を吊れるように付け__
ウォォォォォォォオ
マジで完成!!
ピッホォー僕天才♪
出来上がったのは中央に大粒の黒い雫石がついた額飾り ×2
まあ大粒って言っても僕の親指の第一関節ぐらいだからそんなに大きくないけどね
え、性能が聞きたいって?
仕方ないなおしえてあ☆げ☆る☆
この額飾りは繋がっていて僕とカール殿下が付けることによって漏れでた魔力を僕に流して周りに被害がでないように作った名付けて【調節くん】だよ
これさえ付ければカール殿下もきっとボッチ&ヒキニートをやめるはずwwww